2025年9月22日
<CD1>
ラヴェル:古風なメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ
水の戯れ
ソナチネ
鏡
<CD2>
ラヴェル:夜のガスパール
ハイドンの名によるメヌエット
高雅で感傷的なワルツ
ボロディン風に
シャブリエ風に
前奏曲
クープランの墓
ピアノ:横山幸雄
CD:Biancala MYCL00401
このCDは、日本を代表するピアニスト、横山幸雄の実に7年振りとなるピアノソロ・アルバム。ラヴェル生誕150周年記念アルバム。自身が立ち上げた「Biancala」レーベルの第1弾となるこのアルバムは、「ラヴェル:ソロ・ピアノ作品全集」。16歳で単身渡仏し、パリ音楽院で学びつつ、ラヴェルの直弟子でもあるヴラド・ペルルミュテールのもとでも研鑽を積んだ横山幸雄。これまでラヴェル生誕120年の1995年、生誕140年の2015年に東京やパリにてピアノ独奏曲全曲演奏会を開催してきたが、今回初の全集レコーディング敢行となった。まさにラヴェルの流れを汲むピアニスト、横山幸雄のこだわりが詰まったアルバム。
ピアノの横山幸雄(1971年生まれ)は、東京都三鷹市出身。1987年東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中にパリ国立高等音楽院にフランス政府給費留学生として留学。ジャック・ルヴィエ、ヴラド・ペルルミュテール、パスカル・ドヴァイヨンに師事。1989年「ロン=ティボー国際コンクール」ピアノ部門第3位。1990年パリ国立高等音楽院卒業。1990年第12回「ショパン国際ピアノコンクール」第3位およびソナタ賞受賞。1999年文化庁芸術選奨新人賞(音楽部門)受賞。2000年CD「ベートーヴェン12会/1998~1999」が第55回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。モービル音楽賞(奨励賞)受賞。2010年ショパンの全166曲を16時間弱かけて弾き通し、ギネス・ワールド・レコーズの「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」に認定される。2011年未発表曲を含め、確認されているショパンの全ての独奏曲212曲を約18時間かけて暗譜で弾き通し、自身が持つ「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」のギネス記録を更新。元上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授、名古屋芸術大学特別客員教授、広島大学客員教授。日本パデレフスキ協会会長。