2024年10月14日
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D887
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
コジモ・カロヴァーニ:弦楽四重奏曲第10番「In seinem Schatten」
弦楽四重奏:クァルテット・インダコ
エレオノーラ・マツノ(ヴァイオリン)
イダ・ディ・ヴィータ(ヴァイオリン)
ジャミアング・サンティ(ヴィオラ)
コジモ・カロヴァーニ(チェロ)〕
録音:2023年6月17日、クラシカ・ヴィーヴァ・スタジオ(ドルノ、イタリア)
CD:Da Vinci Classics C00871(海外盤/東京エムプラス)
「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」は、「世界7大室内楽コンクール」の1つにも数えられる権威ある音楽コンクールで、コロナ禍による中止を経て6年ぶりに開催された2023年の第1部門(弦楽四重奏)において、見事第1位に輝いたのが、イタリアの実力派弦楽四重奏団「クァルテット・インダコ」。アンサンブル名の「Indaco」は「藍色/インディゴ」を指す言葉。「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」ではイタリアのクァルテットとして初めて優勝し、2つの特別賞(MK記念会賞/ストリング・クァルテット・ビエンナーレ・アムステルダム賞)を受賞した。
弦楽四重奏の「クァルテット・インダコ」は、フィエーゾレ音楽院とハノーファー音楽演劇大学(オリバー・ヴィレの指導のもと、室内楽の修士号を取得)を卒業後、キジアーナ音楽院でギュンター・ピヒラーのマスタークラスを受講。2017年に「スコッティーズ賞」、「プレミオ・パオロ・ボルチアーニコンクール」でファイナリスト選出、「マンハッタン国際コンクール」ゴールドメダル、「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023」第1位など数々の国際的な賞や奨学金を獲得し、“コンパクトなアンサンブルで、エナメル質と高揚感で満ちている” と表現されている。イタリアの著名な音楽祭や機関に招聘され、ヨーロッパ各地や海外でも定期的に演奏し、今日、同世代のイタリアの弦楽四重奏団の中でも特に注目を集めるアンサンブルであるとみなされている。