クラシック音楽 新譜CD情報


2024年10月28日

★ニエル・ロザコヴィッチのフランク:ヴァイオリン・ソナタ/グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ほか

グリーグ:ソルヴェイグの歌(劇音楽「ペール・ギュント」より)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8
ショスタコーヴィチ:ロマンス (映画音楽「馬あぶ」より)
アレクセイ・ショール(ミハイル・プレトニョフ編):
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 (ヴァイオリン協奏曲第4番による)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.45

ヴァイオリン:ダニエル・ロザコヴィッチ

ピアノ:ミハイル・プレトニョフ

CD:ワーナーミュージックジャパン 2173.228580

13歳の時にヴェルビエ音楽祭で初めてプレトニョフの演奏を聞き強い感銘を受けたというロザコヴィッチ。数年後に音楽祭のディレクター、マーティン・エングストロームの紹介でプロトニョフと会う機会を持ち、チャイコフスキーの三重奏曲を演奏。以降、世代を超えた友情を育んできた。グリーグ、フランクのソナタに加え、1970年ウクライナ生まれのアレクセイ・ショールのヴァイオリン協奏曲を基に、プレトニョフがヴァイオリン・ソナタにアレンジした作品がおかれており、異色の輝きを放つ。数学者でもあるショールは作曲家としては遅咲きだが、これまでの作品は高く評価されており、世界的なアーティストたちが挙って演奏している。

ヴァイオリンのダニエル・ロザコヴィッチ(2001年生まれ)は、スウェーデン、ストックホルム出身。6歳からヴァイオリンを始めた。そのわずか2年後にはウラディーミル・スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団との共演で、公式にデビュー。ウィーン国立音楽大学のドラ・シュヴァルツベルク教授と、カールスルーエ音楽大学の音楽教授ヨーゼフ・リシンに師事。「ウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール」で優勝し、その名は世界的に知られるようになった。2016年5月に国際的デビューを果たす。2017年、アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団との共演でタングルウッド音楽祭にデビューし、絶賛された。

ピアノのミハイル・プレトニョフ(1957年生れ)は、ロシア出身のピアニスト兼指揮者。モスクワ音楽院で学ぶ。ピアニストとして1978年「チャイコフスキー国際コンクール」で優勝し、世界的な注目を浴びる。1990年ソ連で最初の私設オーケストラ「ロシア・ナショナル管弦楽団」を設立して、指揮活動も開始。現在、ロシア・ナショナル管弦楽団の芸術監督を務めている。指揮者として、またピアニストとして1度ずつグラミー賞に入賞。

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