クラシック ピアニスト


2010年11月13日

クラウディオ・アラウ(1903年―1991年)  出身国:チリ

ベートーヴェン:ピアノソナタ全集

ピアノ:クラウディオ・アラウ

CD:PHILIPS 426 761?2

 クラウディオ・アラウは安定した技量に加え中道を行く姿勢が、聴く者に安心感と何かやすらぎを与えるところがいい。この特徴が最大限に発揮しているのがベートーヴェンのピアノソナタ全集であろう。堂々とした弾きっぷりに惚れ惚れしてしまうのと同時に、これこそ本来のベートーヴェンだと誰をも納得させてしまいそうなところがすごい。誇張とかもったいぶることもない、実に淡々とした演奏だ。私はこのような特徴は好ましいものに感じられるが、何か物足りなさを感じる人もいるであろう。でも、エクセントリックなベートーヴェンより、クラウディオ・アラウの弾く正攻法のベートーヴェンの方が、好ましいと感じる人の方が多いと思う。

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