2010年12月30日
ブラームス:交響曲全集
演奏:オイゲン・ヨッフム指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
CD:TOCE‐6927
ブラームスの交響曲はベートーべンのそれと並び、これが交響曲だといった重さがある。ベートーベンが9つの交響曲を書いたのに対し、ブラームスは4つの交響曲で終わった。しかし、4つの交響曲がそれぞれ違うアプローチで書かれており、4つで十分と考えられる。このCDでヨッフムは素晴らしいブラームスを聴かせてくれる。一つの気負いもなく、静かにブラームスを奏でていくが、それがかえって重厚で、しかもスケールの大きな演奏となっている。フルトベングラーのブラームスは何か天才的で近寄りがたい雰囲気をかもし出すが、ヨッフムのブラームスは人生の伴侶として常に横にいてほしいような親しみを感じる。