2010年12月30日
ドボルザーク:交響曲第8番
演奏:カレル・アンチェル指揮 アムステルダム・コンセルトヘボー管弦楽団
CD:TAHRA TAH124
もともとドボルザークの交響曲第8番は親しみやすい曲であるが、チェコ出身のカレル・アンチェルが振ると一層親しみがわく。カレル・アンチェルの指揮ぶりは、非常に明確に曲想を表現するので誰にも聴きやすい。と同時に民族色というか、何か大地に根を張ったような健康な力強さが身上であった。スメタナの“わが祖国”などを指揮をさせたら右に出る者はいないといってもいいほどだ。このドボルザークの交響曲第8番も十八番の一つで、他の追随を許さない。