2010年11月14日
シューベルト:ピアノ三重奏曲op99
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲op49
演奏:スーク・トリオ
CD:日本コロムビア 25CO‐2310
スーク・トリオの3人の奏者の息はぴたりと合っており、ヴァイオリン、ピアノ、チェロのトリオの演奏を行うには他にはない最良の組み合わせだ。スーク のヴァイオリンが伸びやかに透明感のある音色を奏で、パネンカのピアノが軽快なテンポで、リズムを取っていく。そしてフッフロのチェロが極端にでしゃばらず、しっとりとした味わいを醸しだしている。シューベルトとメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲はこのようなスーク・トリオにとって最も持ち味を出しやすい曲と言えよう。この2曲のピアノ三重奏曲の中の代表的名盤であることは疑いない。