2010年11月13日
シューベルト:幻想曲 D934
ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン
ピアノ:ルイス・ケントナー
CD:東芝EMI TOCE6915
このシューベルトのピアノとバイオリンによる幻想曲は、起伏のある曲想に加え、瞑想的な思考が凝縮されたバイオリン曲の傑作だ。同時にピアノの役割は重要で、単なるバイリンソナタとは少々異質な趣がある。名手メニューイン はこの傑作にふさわしい印象に残る演奏をしている。スケールを大きく取ると同時に、必要以上に幻想的にはせず、明確な確信に満ちた、どちらかと言えば健康的な幻想曲に仕上げている。この結果、聴き終わったあとの印象は快いものとなる。