2017年4月24日
全国最大の日本歌曲のコンクールを目標とする第1回「日本歌曲コンクール」(主催:座間市スポーツ・文化財団、ドイツ歌曲普及協会)がハーモニーホール座間(神奈川県座間市)で行われ、小林実佐子(ソプラノ、東京芸大大学院修了)が優勝した。
審査結果は次の通り。
【第1位】小林実佐子
【第2位】金子美香
【第3位】杉山知勢子
【聴衆者賞】又吉秀樹
【優秀共演者賞】篠宮久徳、田中悠一郎
【奨励賞】高橋千夏
全国最大の日本歌曲のコンクールを目標とする第1回「日本歌曲コンクール」(主催:座間市スポーツ・文化財団、ドイツ歌曲普及協会)がハーモニーホール座間(神奈川県座間市)で行われ、小林実佐子(ソプラノ、東京芸大大学院修了)が優勝した。
審査結果は次の通り。
【第1位】小林実佐子
【第2位】金子美香
【第3位】杉山知勢子
【聴衆者賞】又吉秀樹
【優秀共演者賞】篠宮久徳、田中悠一郎
【奨励賞】高橋千夏
昭和の歌をこよなく愛する、平成生まれの双子姉妹デュオ「山田姉妹」がデビューした。CD「あなた~よみがえる青春のメロディー」の発売を記念して、東京・銀座の王子ホールでのデビュー公演では、1部で、モーツァルトの歌劇「魔笛の独唱用のアリア」をデュオ用に編曲した曲を歌った後、2部では、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、小坂明子の「あなた」、荒井由美の「ひこうき雲」・・・など昭和の歌を披露した。「山田姉妹」は、共に音楽大学出身の本格的ソプラノ歌手としてクラシック音楽の名曲を歌うと同時に、昭和の歌であるポップス調のヒット曲も歌う、という幅の広さが身上のデュオだ。
通常、クラシック音楽出身の歌手がポップス調の歌を歌うと、曲そのものがたちどころに居住まいを正した雰囲気になってしまうのが常であるが、「山田姉妹」は違うのだ。「山田姉妹」がクラシック音楽の名曲を歌うときは、純クラシック調な雰囲気で歌い上げる一方、ポップス調の歌を歌いだすと、たちどころにスイング感をたっぷりと持ったポップス調に変化させてしまうのには感心させられる。クラシック音楽出身の新しい昭和の歌の歌い手の今後の活躍に期待したい。
デビューアルバムは、「昭和の時代に生まれて、その時、この歌を歌いたかった」というほどに、生まれる前の時代の歌を愛してやまない山田姉妹が吟味した13曲。山田姉妹は、1991年12月24日生れ、神奈川県出身の二卵性の双子ソプラノデュオ。姉の華は、東京藝術大学声楽科卒業。在学中に安宅賞受賞。第63回瀧廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクール優良賞受賞。2011年度ミス鎌倉。
妹の麗は、国立音楽大学声楽科及びオペラソリストコースを首席卒業。卒業時に武岡賞を受賞。第84回読売新人演奏会に出演。女優としてTBS「3年B組金八先生」等に出演。NHK大河ファンタジー「精霊の守り人Ⅱ」“聖なる怒り~光の牙”のサウンドトラックを担当。
二期会オペラ研修所マスタークラス修了時、共に優秀賞を受賞。現在BS-TBS「日本名曲アルバム」出演中。(蔵 志津久)
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~CD 山田姉妹 満を持してのデビューアルバム よみがえる青春のメロディー~
翼をください 作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦 (赤い鳥 1971年)
雨やどり 作詞・作曲:さだまさし (さだまさし 1977年)
結婚しようよ 作詞・作曲:吉田拓郎 (吉田拓郎 1972年)
おはなし 作詞:遠藤侑宏 作曲:田村守 (キャッスル&ゲイツ 1969年)
あなた 作詞・作曲:小坂明子 (小坂明子 1973年)
見上げてごらん夜の星を 作詞:永六輔 作曲:いずみたく (坂本九 1963年)
木綿のハンカチーフ 作詞:松本隆 作曲:筒美京平 (太田裕美 1975年)
風 作詞:北山修 作曲:端田宣彦 (はしだのりひことシューベルツ 1969年)
誰もいない海 作詞:山口洋子 作曲:内藤法美 (トワ・エ・モワ 1970年)
なごり雪 作詞・作曲:伊勢正三 (かぐや姫/イルカ 1974年)
ひこうき雲 作詞・作曲:荒井由実 (荒井由実 1973年)
切手のないおくりもの 作詞・作曲:財津和夫 (ペギー葉山/財津和夫 1977年)
この広い野原いっぱい 作詞:小薗江圭子 作曲:森山良子 (森山良子 1967年)
歌:山田姉妹(ソプラノ:山田 華、山田 麗)
ピアノ:木村トモカ、Momo、内門卓也、林そよか
ギター:松尾駿介
CD:日本コロムビア COCQ‐85333