2019年10月16日
BS日本・こころの歌 毎週月曜日 20時00分~20時54分
~叙情歌から歌謡曲まで、数多くの歌い継ぎたい名曲を網羅
フォレスタが、各時代を反映した名歌名曲の数々を熱唱する~
◇
●12月12日(木) 午後8時~9時54分 スペシャルコンサート東京2024
今回は11月に開催された、なかのZERO大ホールでのスペシャルコンサートの模様を2時間たっぷりと放送。明治生まれの楽曲から、大人気アイドルが歌唱する平成の名曲まで全26曲を披露。さらに客席とFORESTAが一体となる名物コーナーも。
曲目:東京カチート、箱根八里、故郷の空、荒城の月、庭の千草、明日があるさ
合唱:フォレスタ(FORESTA)
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2019年10月12日
花の街 詩:江間章子/曲:團伊玖磨
朧月夜 詩:高野辰之/曲:岡野貞一/編曲:村木ひろの
四季の雨 文部省唱歌
夏の思い出 詩:江間章子/曲:中田喜直
ちいさい秋みつけた 詩:サトウハチロー/曲:中田喜直
里の秋 詩:斎藤信夫/曲:海沼實
ペチカ 詩:北原白秋/曲:山田耕筰
この道 詩:北原白秋/曲:山田耕筰
からたちの花 詩:北原白秋/曲:山田耕筰
日記帳 詩:藤田圭雄/曲:小林秀雄
宵待草 詩:竹久夢二・西條八十/曲:多忠亮
浜千鳥 詩:鹿島鳴秋/曲:弘田龍太郎
さくら貝の歌 詩:土屋花情/曲:八州秀章
出船 詩:勝田香月/曲:杉山長谷夫
浜辺の歌 詩:林古渓/曲:成田為三
お山の細道 詩:おのちゅうこう/曲:尾高惇忠
たままゆ 詩:堀口すみれ子/曲:尾高惇忠
平城山 詩:北見志保子/曲:平井康三郎
初恋 詩:石川啄木/曲:越谷達之助
ソプラノ:白石佐和子
ピアノ:尾高惇忠
CD:R-1380743
ある日何気なく、ソプラノ歌手の白石佐和子さんのホームページを見ていたら、「初めてのソロアルバム『にほんのうた~花の街~』をリリースしました♪」と書いてあるのを見つけ、早速、購入することに決めた。決めた理由は、勿論、白石佐和子さんの歌声を聴きたいということなのだが、その選曲にも大いに引き付けられたからだ。つまりこのCDは、私が特に好きな曲が集められている。中でも、このCDの最初の曲が大好きな「花の街」で、しかもこのアルバムのサブタイトルにもなっているではないか。実は、好きな曲でありながら、恥ずかしいことに、私はこのCDが届くまで、「花の街」の真の意味を知らなかった。
このCDのライナーノートから何故「花の街」という名前が付けられたのかを紹介しよう。「戦後、夢と希望を託して、詩人(注:江間章子)は“花咲く街になって欲しい”という願いを込めて『花の街』という幻想の世界を書き上げた。3番の『泣いていたよ。街の角で・・・』は、戦争での苦しみや悲しみを映し出したものである。曲(注:團伊玖磨)はオーケストラ風の壮大な前奏から始まり、歌う度に明るく、温かい心を持って歩もうと強く思わせられる」。
つまり「花の街」とは、戦争による廃墟から立ち上がろうとする庶民の心を歌った歌であったのだ。今でも戦火が止まない世界を思うと気が滅入る。しかし、阪神・淡路大震災や東日本大震災などで、恐怖や苦しみや悲しみを乗り越え、復興への途上にある今の被災地の方々にとって、この「花の街」は大いに励しになる曲だと思う。戦禍と等しく自然災害は、人々に恐怖と苦しみと悲しさをもたらすのだから。
このCDでの白石佐和子は、全ての曲で透明感のある、深い情感に溢れた歌唱を聴かせてくれる。その安定感のある伸びやかな歌声を聴いていると、“にほんのうた”の本当の良さが心に強く響いてくる。私は、このCDを、一度真夜中に聴いたところ、次の夜も聴き、さらに次の夜も聴きくことになってしまった。白石佐和子の歌声には、どこか懐かしさが込められていて癒される。そして、このCDで伴奏している日本を代表する作曲家である尾高惇忠のピアノの音が、限りなく美しい。お二人は、とても相性が良い組み合わせだと思う。
白石佐和子は、このCDについて次のように書いている。「歌への愛情と聴いて下さる方々へ感謝の気持ちを込めて、一曲一曲大切に歌わせて頂きました。おやすみ前に、車のBGMに、憩いの時間に…希望に満ち溢れた歌声が皆様に届きますように…」。白石佐和子さん、本当に心のこもった美しい歌声のアルバムをありがとう。どうかこれからも“にほんのうた”を歌い継いで行ってください。
(蔵 志津久)
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2019年6月03日
<演奏曲目>
~第1部 ピアノは喜び~
大澤壽人:ソナチネ
西村 朗:水の鏡(2台のピアノのための「水の詩曲」より)
酒井健治:新作委嘱作品初演
~第2部 器楽の愉しみ~
西村 朗:無伴奏ヴァイオリンのための<木霊(こだま)>
貴志康一:弦楽四重奏曲
廣瀬量平:ブルー・トレイン(フルート・アンサンブル)
~第3部 歌は慈しみ~
山田耕筰:からたちの花/なかにしあかね:今日もひとつ
越谷達之助:初恋/武満 徹:小さな空
中田喜直:悲しくなったときは/團伊玖磨:紫陽花
貴志康一:かごかき/平井康三郎:九十九里浜
清水脩:混声合唱 最上川舟歌、そうらん節
<出演者>
河江 優、佐野えり子、佐野まり子、阿部裕之(p)
周防亮介、豊嶋泰嗣、小栗まち絵(vn)
小峰航一(va)、上村 昇(vc)
持田 洋、阪上和夫(指揮)
安藤史子、井上愛子、大塚ゆき、奥田裕美、清水信貴、
高橋成典、竹林秀憲、中務晴之、沼田陽一、山本純子(fl)
古瀬まきを(S)、松原 友(T)、泉 貴子(S)、晴 雅彦(Br)
關口康祐、尹 紗梨(p)
氏家美紀、繁田千都子、仲河友紀(S)
小川典子、鈴木さやか、瀬戸口文乃(A)
八百川敏幸、安川忠之(T)、佐藤彰宏、坂上洋一(Bs)
会場:いずみホール
日時:2019年7月13日(土) 午後3時
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2019年5月20日
「日本の笛」より 北原白秋(作詞) 平井康三郎(作曲)
1. 祭もどり2. ぬしは牛飼3. かじめとたんぽぽ4. 親舟子舟5. あの子この子6. びいでびいで7. 仏草花
8. 追分9. 夏の宵月10. 落葉松11. 山は雪かよ12. ちびつぐみ13. あいびき14. 野焼の頃
野薔薇 (三木露風 作詞/山田耕筰 作曲)
待ちぼうけ (北原白秋 作詞/山田耕筰 作曲)
秋風の歌 (西條八十 作詞/山田耕筰 作曲)
野の羊 (大木惇夫 作詞/ 服部 正 作曲)
城ヶ島の雨 (北原白秋 作詞/梁田 貞 作曲)
サッちゃんの家 (畑中良輔 作詞/大中 恩 作曲)
電話 (薩摩 忠 作詞/湯山 昭 作曲)
遥かな友に (磯部 俶 作詞/磯部 俶 作曲)
さとうきび畑 (寺島尚彦 作詞・作曲)
瀬戸の花嫁 (山下路夫 作詞/ 平尾昌晃 作曲)
歌劇「セビリアの理髪師」より “もう逆らうのをやめろ”(ステルビーニ台本/ロッシーニ作曲)
テノール:中井亮一
ピアノ:秀平雄二
CD:アールアンフィニ(ソニー・ミュージックダイレクト / ミューズエンターテインメント) MECO‐1054
テノールの中井亮一は、山口県大島郡久賀町(現・周防大島町)出身。名古屋芸術大学を首席で卒業。同大学大学院を経て、2005年から2008年にイタリアへ留学。スカラ座やフェニーチェ歌劇場などに出演し、スカラ座音楽院オペラ研修所を修了した。帰国後は、オペラに出演し、2012年に新国立劇場での「夢遊病の女」で藤原歌劇団に正団員として推薦入団。同団の主役級テノールとして、さまざまな作品への出演を重ねている。
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2019年5月14日
米国の歌手兼女優のドリス・デイが死去した。享年97歳。
「センチメンタル・ジャーニー」や「ケ・セラ・セラ」をヒットさせ、1940年代から60年代にかけて活躍した。
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2019年3月06日
歌手の森山加代子が6日午後、死去した。享年78歳。
森山加代子は、北海道函館市出身。「月影のナポリ」「白い蝶ちょうのサンバ」などのヒット曲で知られる。
1960年のデビュー曲「月影のナポリ」で同年のNHK紅白歌合戦に初出場した。
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2018年6月05日
平成30年度「奏楽堂日本歌曲コンクール」が開催され、入賞者が発表された。
同コンクールは、日本歌曲の普及と創造的発展を目指し、歌唱部門と作曲部門のコンクールを毎年開催している。
入賞記念コンサートは、7月21日(土)に行われる。
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【平成30年度奏楽堂日本歌曲コンクール入賞記念コンサート】
日時:2018年7月21日(土) 午後3時
会場:台東区生涯学習センター(東京都台東区西浅草3-25-16)2階 ミレニアムホール
【平成30年度奏楽堂日本歌曲コンクール 第29回歌唱部門本選結果】
第一位 小林 実佐子
中田喜直賞
木下記念賞(金)
第二位 山田 大智
木下記念賞(銀)
第三位 相樂 和子
木下記念賞(銅)
奨励賞 菅原 洋平
入 選 山崎 法子
入 選 鈴木 美郷
入 選 藤澤 幸義子
入 選 品田 昭子
入 選 佐藤 貴子
入 選 田 美咲子
畑中良輔賞 鈴木 美郷
優秀共演者賞 田中 悠一郎
審査員特別賞 該当者なし
【平成30年度奏楽堂日本歌曲コンクール 第25回作曲部門本選結果】
第一位 濱島 祐貴 三好達治の詩による三つの歌
第二位 小田 実結子 歌曲集「あかるい日の歌」
第三位 武藤 道子 茨木のり子の詩による3つの歌曲
入 選 前川 貴雄 北園克衛の詩によるデペイズマン
入 選 金澤 恵之 風景―純銀もざいく―
入 選 内田 満開 「妹よ」for Soprano
入 選 成田 彩乃 夏の夜の薔薇
入 選 越智田 真弓 二つの詩
作曲部門中田喜直賞 金澤 恵之
作曲部門畑中良輔賞 成田 彩乃
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2017年12月04日
おんがく(まど・みちお/木下牧子)
秋桜 (さだまさし)
六騎 (北原白秋/山田耕筰)
サルビア (堀内幸枝/中田喜直)
赤とんぼ (三木露風/山田耕筰)
夢みたものは (立原道造/木下牧子)
しぐれに寄する抒情 (佐藤春夫/大中恩)
たあんきぽーんき (山村暮鳥/中田喜直)
鉾をおさめて(中山晋平/時雨音羽)
ちいさい秋みつけた(中田喜直/サトウハチロー)
九十九里浜(北見志保子/平井康三郎)
雪のふるまちを(内村直也/中田喜直)
このみち(金子みすゞ/伊藤康英)
さとうきび畑(寺島尚彦)
ほおずき(萩原朔太郎/三善晃)
旅立ちの日に(小嶋登/坂本浩美)
テノール:福井 敬
ピアノ:谷池重紬子
録音:2017年8月、相模湖交流センター多目的ホール
CD:ディスク クラシカ ジャパン DCJA-21040
テノールの福井 敬(1962年生れ)は、岩手県水沢市(現・奥州市)出身。国立音楽大学声楽科・同大学大学院を修了。文化庁派遣芸術家在外研修員等によりイタリアに留学。1989年「イタリア声楽コンコルソ」ミラノ大賞(1位)、1992年「ジロー・オペラ賞」新人賞、1993年「五島記念文化賞」オペラ新人賞、1994年芸術選奨新人賞、2003年「エクソンモービル音楽賞」、2015年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。国立音楽大学教授。このCDは、「悲しくなったとき~日本を歌う」「この道~故郷を歌う」に続く、3年ぶりの日本歌曲第3弾。タイトルとなった耕筰・白秋の秘曲「六騎(ろっきゅう)」などに加え、山口百恵「秋桜(コスモス)」や、卒業式の定番「旅立ちの日に」も収めてある
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2017年7月23日
作曲家・歌手の平尾昌晃が死去した。享年79歳。
平尾昌晃は、東京都出身。慶應義塾高等学校中退後、ウエスタンの人気バンド「チャック・ワゴン・ボーイズ(後にオールスターズ・ワゴン)」に入る。
1958年、キングレコードより「リトル・ダーリン」でソロ・デビュー。その後、ミッキー・カーチス、山下敬二郎と“ロカビリー三人男”として「日劇ウエスタンカーニバル」などで人気を博した。1958年には、キングレコードからオリジナルナンバーである「星は何でも知っている」、翌年には「ミヨチャン」を発表。
「よこはま・たそがれ」、「わたしの城下町」、「瀬戸の花嫁」(第3回日本歌謡大賞受賞)、「夜空」(第15回日本レコード大賞受賞)、「カナダからの手紙」などの作曲で知られる。
作曲家・国立音楽大学教授を務めた平尾貴四男(1907年―1953年)は伯父。
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2017年5月29日
平成29年度奏楽堂日本歌曲コンクールは、5月28に本選が行われ、第28回歌唱部門は小川栞奈、第24回作曲部門は塚田真理が第1位となった。
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<第28回歌唱部門 本選結果>
第1位 中田喜直賞
木下記念賞(金) 小川栞奈
第2位 木下記念賞(銀) 内田智子
第3位 木下記念賞(銅) 鳥海仁子
奨励賞 小林実佐子
入 選 野間 愛
入 選 藤井 冴
入 選 関川志保
入 選 藤澤幸義子
入 選 中島康博
入 選 関口直仁
畑中良輔賞 小川 栞奈
審査員特別賞 糸洲 義人
優秀共演者賞 該当者なし
<第24回作曲部門 本選結果>
第1位 塚田真理 歌曲集「風のなかに巣をくふ小鳥」
第2位 小田実結子 岸田衿子の詩による3つの歌曲
第3位 平木 悟 ちょうちょ ソプラノとフルートのために
入 選 江上惠子 歌曲集「秋の瞳」― 八木重吉の詩による ―
入 選 平岡 聖 詩集「おわりの雪」より死の死**
入 選 星野惠則 花のたましい― 金子みすゞの詩による小さなレクイエム ―
入 選 越智田 真弓 安浪雄嗣の詩による組曲
作曲部門中田喜直賞……小田実結子
作曲部門畑中良輔賞……小田実結子
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