2014年5月27日
~中田喜直作品集~
女声合唱のための組曲「美しい訣れの朝」 阪田寛夫・詩
1.あなたはいつも
2.くちなし
3.お母さん
4.おやすみぼくチン
5.赤い風船
夏の思い出 江間章子・詩
ぶらんこ 安西冬樹・詩
青空の小径 中村千尾・詩
忘れなぐさ 深尾須磨子・詩
ねむの花 壺田花子・詩
早春 中村千尾・詩
夏河 壺田花子・詩
雪のふるまちを 内村直也・詩
監修:福永陽一郎
指揮:近藤安个/福永陽一郎
ピアノ:三浦洋一
合唱:中国短期大学フラウェンコール
録音:1972年11月30日、12月1日、倉敷文化センター
LP:東芝EMI TA-72061
「雪の降るまちを」や「夏の思い出」など、数多くの名曲を作曲した中田喜直(1923年―2000年)は、1940年、東京音楽学校(現・東京芸術大学)ピアノ科に入学し、当初はピアニストを目指す。第二次世界大後の1946年には、作曲家グループ「新声会」に入会し、柴田南雄、入野義朗、別宮貞雄らと知り合い、作曲家を目指し始める。さらに1953年にはフェリス女学院短期大学音楽科講師に就任。その後40年にわたって教職を務めた。1955年には、磯部俶、大中恩らと「ろばの会」を結成。NHKのラジオ番組においては、「夏の思い出」や「雪の降るまちを」など数多くの名曲を生み出した。生涯での作曲数は3000曲近いと言われているが、教育者らしく、数多くの校歌も作曲している。