クラシック音楽 音楽の泉


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2010年10月10日

♭ <珠玉の小品名曲選>11 アントン・ルービンシュタイン:「へ調のメロディ」


 アントン・ルービンシュタイン:「へ調のメロディ」を聴いていると、自然に和やかな気分に浸ることができます。日常の厳しい現実から少しでも離れ、何気ない昼下がりの一時を、ゆっくりと流れる時間に沿って、何も考えずに自然体で過ごす。そんな、平和な空気があたかも当たり前のように感じられるようであり、知らず知らずのうちに、我々をメルヘンの世界へ誘ってくれるようでもあります。

 アントン・ルービンシュタイン(1829年―1894年)は、ロシアの作曲家であり、ピアニストでもあり、指揮者でもありました。中でも有名なのがピアニストとしての活動で、ロシア人として初めてと言ってもよい世界的名声を博したピアニストでした。作曲家としては6つの交響曲のほかピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲など多数の曲を作曲しています。この「へ調のメロディ」は、1852年に作曲されたピアノ曲「2つのメロディ」の第1曲に当たる曲。

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