クラシック音楽 日本の歌


2014年6月06日

♪ 「日本の歌」のルーツを訪ねて 16 流行歌(ヒット曲):1955年(昭和30年)~

沓掛時次郎      橋 幸夫・唄/佐伯孝夫・詩/吉田 正・曲・編
君恋し         フランク永井・唄/時雨音羽・詩/佐々紅華・曲/寺岡真三・編
湖愁          松島アキラ・唄/宮川哲夫・詩/渡久地政信・曲・編
白い花のブルース  平野こうじ・唄/佐伯孝夫・詩/吉田 正・曲・編
江梨子         橋 幸夫・唄/佐伯孝夫・詩/吉田 正・曲・編
寒い朝         吉永小百合&和田 弘とマヒナスターズ・唄/佐伯孝夫・詩/吉田 正・曲・編
いつでも夢を     橋 幸夫&吉永小百合・唄/佐伯孝夫・詩/吉田 正・曲・編
霧子のタンゴ     フランク永井・唄/吉田 正・詩・曲・編
舞妓はん       橋 幸夫・唄/佐伯孝夫・詩/吉田 正・曲・編
島のブルース     三沢あけみ&和田 弘とマヒナスターズ・唄/吉川静夫・詩/渡久地政信・曲・編
後追い三味線     榎本美佐江・唄/吉川静夫・詩/吉田 正・曲・編
美しい十代       三田 明・唄/宮川哲夫・詩/吉田 正・曲・編
大阪ぐらし       フランク永井・唄/石浜恒夫・詩/大野正雄・曲・編
霧の中の少女     久保 浩・唄/佐伯孝夫・詩/吉田 正・曲・編
お座敷小唄      松尾和子&和田 弘とマヒナスターズ・唄/作詩不詳/陸奥 明・原曲/寺岡真三・編
恋をするなら      橋 幸夫・唄/佐伯孝夫・詩/吉田 正・曲・編

 今、日本は、2020年の東京オリンピックの成功に向け、全国民一致しての盛り上がりが徐々に高まってきているが、前回の東京オリンピック(第18回夏季オリンピック)が行われたのは、1964年(昭和39年)のことであった。昭和30年代は、丁度、現在の日本のようにオリンピック成功へ向けての取り組みが盛り上がり、国立競技場や新幹線などの建設ラッシュに日本中が沸いた年代でもあった。ただ、現在の日本と違うところは、当時の日本は、高度成長経済の真っただ中であり、全てが右肩上がりだったこと。そんな昭和30年代の流行歌、つまり当時の「日本の歌」はというと、「いつでも夢を」(橋幸夫/吉永小百合)、「美しい十代」(三田明)、「君恋し」(フランク永井)などの曲がヒットしていた。当時のヒット曲の特徴は、年寄りから子供に至るまで、全世代にわたって幅広く支持を受け、現在のヒット曲のように、世代間の断絶はあまりなかったように思う。

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