2013年7月01日
♪ クラシック音楽へのお誘い<2> チャイコフスキー:弦楽セレナード
チャイコフスキー:弦楽セレナード
管弦楽:オルフェウス室内管弦楽団
CD:POLYDOR F35G 50457
名曲は、往々にして初演の時には、聴衆の関心を引かないか、批判を浴びることすらあります。ところがチャイコフスキーの作曲した弦楽セレナードに関しては、このことが当て嵌まりません。1881年の初演の時から大変好評を博したようであり、チャイコフスキー自身も、支援者だったメック夫人宛てに「きっと満足していただけるものと思います」と書き送ったほどの自信作。そして今聴いてみても「こんなに美しく、しかも哀愁の思いがたっぷりと込められた弦楽合奏曲は他には見当たらない」と思うほどの名曲なのです。