クラシック音楽 音楽の泉


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2015年12月18日

◇LPレコードで聴くポップス・オーケストラ       キャピタル交響楽団①


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~メロディーの花束~

愛の夢                リスト曲
スウィート・アンド・ロウ      バーンビー曲
悲しき円舞曲           シベリウス曲
ソルヴェイグの歌         グリーク曲
古きウィーン            ゴドウスキー曲
夢路より(夢見る佳人)      フォスター曲
まるでバラのように        ネヴィン曲
「新世界交響曲」よりテーマ   ドヴォルザーク曲
野ばらに寄す            マグダウェル曲

指揮:カーメン・ドラゴン

管弦楽:キャピタル交響楽団

LP:東芝EMI ECC-40194

 1950年代のアメリカ西海岸のハリウッドは、映画の都として、その黄金時代を謳歌していた。サウンド・トラックはステレオ化され、様々な映画がつくり出されていった。映画各社の音楽部長は、作曲界の巨匠たちが務め、華麗な映画音楽を提供し続けた。演奏家たちも例外でなく、全米あるいはヨーロッパから一流の奏者が集まり、ワーナー・ブラザース交響楽団、パラマウント交響楽団、ハリウッド交響楽団など、映画会社お抱えのオーケストラの一員として活躍した。そして、そんな映画のサウンド・トラック演奏だけでは飽き足らない演奏家達が、音楽監督カーメン・ドラゴンのもとに結集して創設されたのが、グレンデール交響楽団である。年10回以上の定期演奏会を開催するほどになったものの、その名は、一般にはほとんど知られることはなかった。その理由は、録音の際は、別名で録音していたからだ。CBSへはコロンビア交響楽団、RCAへはRCAビクター交響楽団、キャピタルへはハリウッド・ボウル交響楽団、キャピタル交響楽団と言った具合である。その実力の高さは、ブルーノー・ワルターが最晩年にコロンビア交響楽団と録音した名盤があることでも分かろう。ハリウッド・ボウル交響楽団の音楽監督は、一貫してカーメン・ドラゴンが務めたが、カーメン・ドラゴンの華麗な編曲が、ハリウッド・ボウル交響楽団の名を世界に知らしめることになった。

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