クラシック音楽 音楽の泉


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2015年12月20日

◇LPレコードで聴くポップス・オーケストラ  ハリウッド・ボウル交響楽団①


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~ショパン・バイ・スターライト~

ポロネーズ第6番「英雄」
夜想曲第2番
即興曲第4番
前奏曲第7番
ワルツ第7番
ポロネーズ第3番「軍隊」
前奏曲第4番
ワルツ第6番「子犬」
練習曲第3番「別れの曲」
ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」

指揮:カーメン・ドラゴン

管弦楽:ハリウッド・ボール交響楽団

LP:東芝EMI ECC-40192

 1950年代のアメリカ西海岸のハリウッドは、映画の都として、その黄金時代を謳歌していた。サウンド・トラックはステレオ化され、様々な映画がつくり出されていった。映画各社の音楽部長は、作曲界の巨匠たちが務め、華麗な映画音楽を提供し続けた。演奏家たちも例外でなく、全米あるいはヨーロッパから一流の奏者が集まり、ワーナー・ブラザース交響楽団、パラマウント交響楽団、ハリウッド交響楽団など、映画会社お抱えのオーケストラの一員として活躍した。そして、そんな映画のサウンド・トラック演奏だけでは飽き足らない演奏家達が、音楽監督カーメン・ドラゴンのもとに結集して創設されたのが、グレンデール交響楽団である。年10回以上の定期演奏会を開催するほどになったものの、その名は、一般にはほとんど知られることはなかった。その理由は、録音の際は、別名で録音していたからだ。CBSへはコロンビア交響楽団、RCAへはRCAビクター交響楽団、キャピタルへはハリウッド・ボウル交響楽団、キャピタル交響楽団と言った具合である。その実力の高さは、ブルーノー・ワルターが最晩年にコロンビア交響楽団と録音した名盤があることでも分かろう。ハリウッド・ボウル交響楽団の音楽監督は、一貫してカーメン・ドラゴンが務めたが、カーメン・ドラゴンの華麗な編曲が、ハリウッド・ボウル交響楽団の名を世界に知らしめることになった。

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