クラシック音楽 音楽の泉


2010年10月01日

♭ <珠玉の小品名曲選>1 エルガー:「愛の挨拶」

 エルガー:「愛の挨拶」を聴くと、何時も懐かしい昔の日々を思い出してしまいます。何という優雅さと優しさに溢れた曲なのでありましょうか。ゆっくりとしたテンポの曲の中に、全ての思いを凝縮したかのようでもあり、何よりも、自己の主張だけを曲に託すのではなく、相手への思いやりのような感情が曲の随所に現れているように感じられて、聴いていて救われる思いがする曲なのです。

 エドワード・ウィリアム・エルガー(1857年-1934年)は、英国の作曲家兼指揮者、音楽教師、ヴァイオリニスト。「愛の挨拶」は婚約者のアリスのために作曲した曲。エルガーというとわが国では直ぐに行進曲「威風堂々」を思い出しますが、交響曲を3曲、「子供の魔法の杖」などの管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲など、本格的クラシック音楽を作曲した英国を代表する作曲家として知られています。

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