クラシック音楽 日本の歌


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2014年6月19日

♪ 「日本の歌」のルーツを求めて 23 日本の民謡


~決定版 日本の民謡~

<ディスク:1>

そうらん節             初代 浜田喜一
江差追分(前唄・本唄・後唄)  初代 浜田喜一
北海盆唄                 江村貞一
津軽じょんがら節(新節)        橋本弥生
津軽山唄                 野呂義昭
津軽あいや節              三浦隆子
南部牛追唄               畠山孝一
秋田おばこ                佐藤サワエ
秋田船方節               須藤理香子
花笠音頭                 金沢明子
最上川舟唄               今泉侃惇
大漁唄い込み(「遠島甚句」入り)  鈴木正夫
長持唄                  鈴木 茂
さんさ時雨                藤 みち子
お立ち酒                 鈴木正夫
会津磐梯山                小杉真貴子
新相馬節                 鈴木正夫
相馬盆唄                 桃井可生
八木節             四代目 堀米源太
磯節                    藤 みち子

<ディスク:2>

木曽節                 江村貞一
小諸馬子唄              江村貞一
佐渡おけさ              小川竜翔
相川音頭           初代 浜田喜一
越中おわら節             加賀山 昭
帆柱起し音頭         初代 浜田喜一
山中節             三代目 米  八
郡上節(かわさき)           坪井三郎
串本節                  小杉真貴子
河内音頭                初音家賢次
安来節(男踊り歌)     二代目 出雲愛之助
音戸の舟唄          初代 浜田喜一
阿波踊り                峯野敏子
よさこい節               金沢明子
黒田節                 水戸祐二
おてもやん               市  丸
五木の子守唄             小杉真貴子
刈干切唄                佐藤 明
ひえつき節               那須 稔
鹿児島おはら節            前園とみ子

CD: 日本伝統文化振興財団(ビクターエンタテインメント) VZCG-8324~5

 日本には庶民の歌として全国各地に民謡があり、これまで歌い継がれてきた。これらの日本の民謡は、各地で自然発生的に生まれたというより、九州地方のハイヤ節が各地に唄い継がれ定着していったらしい。「ハイヤ」とは「南風(はえ)」と唄い出す民謡のことで、日本海沿岸から太平洋岸へ伝えられ、それが全国各地で、それぞれの郷土に合った民謡へと生まれ変わったのだという。戦後の一時期は“民謡ブーム”があり、ラジオからしょっちゅう全国各地の民謡が流れていたことを思いだす。このCDには、「そうらん節」をはじめ、誰もが知っている日本の代表的民謡が40曲収録されている。これらを聴き始めると、楽しく最後まで聴き通すことができる。やはり、日本人という共通する血が騒ぐのであろうか。クラシックの作曲家も、これまで日本の民謡を素材に多くの曲を作曲してきた。その中の一曲、外山雄三作曲「管弦楽のためのラプソディ」には、「あんたがたどこさ」「ソーラン節」「炭坑節」「串本節」などが採り込まれているが、NHK交響楽団が海外公演で演奏すると、現地の聴衆に大いに受けたという。イタリアに「カンツォーネ」があるように、日本には「日本の民謡」があるのである。

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