2013年12月03日
ドビュッシー(ビュッセル編曲):小組曲
指揮:ジャン・マルティノン
管弦楽:フランス国立放送局管弦楽団
CD:EMIミュージック・ジャパン TOCE-59033
ドビュッシーの「小組曲」は、最初、1889年にピアノの4手連弾曲として作曲された。①小舟にて②行列③メヌエット④バレエーの4つの小曲からなっている。いずれの曲も実に愛らしく、一度聴くと印象に強く残る曲ばかりである。それぞれの曲は、何か美術館で絵画を見ているように情景が浮かび上がるので、クラシック音楽の初心者でも直ぐに馴染める曲だ。後に、アンリ・ビュッセルが管弦楽用に編曲したが、現在ではこの管弦楽用の小組曲の方が有名となり、演奏会でもしばしば取り上げられている。