クラシック音楽 音楽の泉


2010年10月08日

♭ <珠玉の小品名曲選>9 ラフマニノフ:「ヴォカリーズ」

 ラフマニノフ:「ヴォカリーズ」は、何かもの悲しげな旋律がゆっくりと流れ、メランコリックな雰囲気が辺りに漂います。そこはかとした空しさが、静かに静かに時間と伴に行き過ぎてゆきます。この曲を聴いていると、人類の遠い未来を見据えているような不思議な感覚に捉われるのです。

 セルゲイ・ラフマニノフ(1873年―1943年)は、ロシアの作曲家であり、そのピアノ協奏曲は、誰もが一度は聴いたことのある曲。「ヴォカリーズ」は、歌曲集op.34の第14曲目の曲。ヴォカリーズとは、歌詞がなく母音唱法(アーなど)のみで歌われる曲のこと。

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