クラシック音楽 音楽の泉


2015年4月16日

【2015年はシベリウス生誕150年―名曲・名盤①】

シベリウス:交響曲第1番
       
        交響詩「タピオラ」
        交響詩「ポポヨラの娘」

指揮:ロベルト・カヤヌス

管弦楽:ロンドン交響楽団

CD:KOCHインターナショナル 3‐7127‐2 H1

 このCDで指揮をしているロベルト・カヤヌス(1856年―1933年)は、フィンランド出身の指揮者・作曲家。ライプツィヒ音楽院で学び、1880年代に指揮者としてデビューを果たす。シベリウスと親交が深く、シベリウスの交響詩「伝説」や交響詩「ポホヨラの娘」はカヤヌスに献呈されるなど、シベリウス作品の権威者であった。カヤヌスが作曲した交響詩「アイノ」は、シベリウスに感銘を与え、この結果、シベリウスの「クレルヴォ交響曲」が生まれたと言われている。カヤヌスは、長年にわたりヘルシンキ管弦楽団の指揮者を務め、レジオンドヌール勲章ほか数々の栄誉を受けている。このCDでのカヤヌスの指揮は、全体に力強く、しかも深い情感のこもった演奏を繰り広げる。シベリウスの交響曲第1番の初演の指揮者はカヤヌスであった。

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