2010年10月04日
マスネー:タイスの瞑想曲は、何というゆったりとして、懐かしさが込み上げてくるようなメロディーの曲でしょうか。伸びやかにそして優雅に進んでいく様は、何度聴いても心の奥底から癒される思いがします。何か人の呟きでも聴いてるようでもあり、曲が消え入るように終わるのも、また何とも言えない余韻があってうっとりさせられます。
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ジュール・エミール・フレデリック・マスネ(1842年―1912年)はフランスの作曲家。歌劇「マノン」「ウェルテル」「タイス」や組曲「絵のような風景」などの作品で知られます。「タイスの瞑想曲」は、歌劇「タイス」の間奏曲で、甘美なメロディーがいろいろな楽器で演奏され、広く親しまれています。