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2012年11月06日

◆ベトナム国立交響楽団首席指揮者の本名徹次、ベトナム政府から文化功労章を受章


 ベトナム国立交響楽団の首席指揮者である本名徹次は、外国人として初めてベトナム政府より「KY NIEMCHUONG(文化功労章)」を受章した。

 また、ベトナム国立交響楽団は、本名徹次との音楽監督の契約を2017年3月まで延長することを決定したという。2011年にベトナム国立響のアメリカツアーを成功させたのに続き、2013年には、イタリア・ツアーと日本ツアーを予定している。

 本名徹次は、福島県出身。東京藝術大学で学ぶ。。1985年に東京国際音楽コンクールで優勝。1990年にはアルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで2位。1992年ハンガリー・ブダペスト国際指揮者コンクール第1位ならびにバルトーク賞を受賞。第5回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、文化庁芸術選奨・文部大臣新人賞など、これまで数多くの賞を受賞している。

 日本国内では、1995年~2001年大阪シンフォニカー常任指揮者を務める。そして2001年からは、ベトナム国立交響楽団の音楽顧問を務め、2009年には、音楽監督兼首席指揮者に就任した。

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2012年11月06日

◆米国の現代作曲家エリオット・カーターが死去(享年103歳)


 米国の現代作曲家のエリオット・カーターが、ニューヨークで死去した。享年103歳。

 エリオット・カーターは、ハーバード大学で作曲を学ぶ。以後、75年間にわたり作曲活動を続け、158作品を作曲した。

 初期の作風は、新古典主義的であったが、50代からは現代音楽へと変わり、ヨーロッパに紹介されたのは70代。100歳を超えても現役の作曲家として活動していた。

 弦楽四重奏曲第2番(1960年)と同第3番(1973年)で2度ピュリツァー賞を受賞した。

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