クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2016年 11月

2016年11月28日

◆尾高忠明が大阪フィルの音楽監督に就任


 指揮者の尾高忠明が、2017年4月より大阪フィルハーモニー交響楽団のミュージック・アドヴァイザーに、2018年4月より音楽監督に就任する。
 
 大阪フィルは、2014年に首席指揮者に就任した井上道義が、3年の任期を終え、2017年3月31日をもって退任する。後任には井上道義とも親交が深く、大阪フィルとは40年以上の関わりを持つ尾高忠明を、来年度からミュージック・アドヴァイザー、2018年度からは音楽監督として迎かえることになったもの。

 尾高 忠明(1947年生まれ)は、神奈川県鎌倉市出身。桐朋学園大学で斎藤秀雄に指揮を師事。第2回民音指揮者コンクールで第2位に入賞。NHK交響楽団指揮研究員を経て、ウィーン国立音楽大学に留学、ハンス・スワロフスキーに師事。1974年から長年にわたり東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を務め、現在は桂冠指揮者。1987年にBBCウェールズ交響楽団首席指揮者(現在は桂冠指揮者)に就任し、大英帝国勲章、エルガーメダルなどを受章した。1992年からは、読売日本交響楽団常任指揮者を6年間務め、現在は名誉客演指揮者。1998年から、札幌交響楽団常任指揮者、音楽監督を務め、現在は名誉音楽監督である。2010年から、NHK交響楽団正指揮者を務める。2010年-2012年、メルボルン交響楽団首席客演指揮者。現在、東京芸術大学音楽学部指揮科教授。

 なお、大阪フィルは来年創立70周年を迎える。

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2016年11月23日

◆第2回「宗次ホール ツィゴイネルワイゼンヴァイオリンコンクール」、橘和 美優が優勝 


 第2回「宗次ホール ツィゴイネルワイゼンヴァイオリンコンクール」(審査委員長:大谷 康子)が開催され、橘和 美優が優勝した。

 同コンクールは、「ツィゴイネルワイゼン」演奏を得意としている演奏家が出場し、日本一のツィゴイネルワイゼン弾きを競うもの。

                              
                              ◇       

第1位 橘和 美優

第2位 大島 理紗子

     齋藤 碧

第3位 該当なし

聴衆賞 大島 理紗子

宗次オーナー賞 大島 理紗子

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2016年11月22日

◆第69回「全日本合唱コンクール全国大会」大学職場一般部門審査結果発表


 第69回「全日本合唱コンクール全国大会」大学職場一般部門の審査結果が次の通り発表された。

【同声合唱の部】

<金賞>

インターカレッジ男声合唱団Voces Veritas=鳥取県教育委員会教育長賞
HIKARI BRILLANTE=日本放送協会賞
合唱団お江戸コラリアーず=文部科学大臣賞・シード合唱団
La Pura Fuente

<銀賞>

湘南はまゆう
女声合唱団フィオーリ
大阪メールクワィアー
monosso

<銅賞>

HBC少年少女合唱団シニアクラス
うとう女声合唱団
NHK福岡児童合唱団MIRAIシニア科

【混声合唱の部】

<金賞>

新日鐵住金混声合唱団
Combinir di Corista=日本放送協会賞
CANTUS ANIMAE
ヴォーカルアンサンブル《EST》
淀川混声合唱団
MODOKI=文部科学大臣賞・シード合唱団
Chœur Chêne=鳥取県知事賞

<銀賞>

合唱団ノース・エコー
VOCE ARMONICA
グリーン・ウッド・ハーモニー
鶴岡土曜会混声合唱団
混声合唱団うたうたい

<銅賞>

I.C.Chorale
scatola di voce
大分市民合唱団ウイステリア・コール
合唱団こぶ
Kammerchor “Hiroshima Kantorei”
Baum

【カワイ奨励賞】

<大学ユース合唱の部>

混声合唱団名古屋大学コール・グランツェ

<同声合唱の部>

インターカレッジ男声合唱団Voces Veritas

【大学ユース合唱の部】

<金賞>

関西学院グリークラブ=文部科学大臣賞・シード合唱団
混声合唱団名古屋大学コール・グランツェ=鳥取市教育委員会教育長賞
早稲田大学コール・フリューゲル
都留文科大学合唱団=日本放送協会賞

<銀賞>

九大混声合唱団
Chor OBANDES
北海道大学合唱団

<銅賞>

新潟大学合唱団
ひかりカレッジクワイア
福島大学混声合唱団
高知大学合唱団

【室内合唱の部】

<金賞>

アンサンブルVine=日本放送協会賞
マルベリー・チェンバークワイア=鳥取市長賞
合唱団まい
女声合唱団ソレイユ=文部科学大臣賞・シード合唱団

<銀賞>

杉並学院・菊華女声合唱団
L’Aube des Temps
Serenitatis Ensemble

<銅賞>

宮崎ピゼッロドルチェ・宮崎学園短期大学合唱団
consono
倉敷少年少女合唱団

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2016年11月22日

◆第3回「JASRAC音楽文化賞」決定


 第3回「JASRAC音楽文化賞」が次の通り決定した。

 「JASRAC音楽文化賞」は、売上や利用実績などの数字には表れない地道な活動を行っている個人・団体・作品等に光をあて、音楽文化の発展に寄与した功績を称え顕彰することにより、今後の活動への励みとなることを願い、2014年11月に創設された。

                               ◇

伊藤 京子

<顕彰理由>別府アルゲリッチ音楽祭の総合プロデューサーとして、同音楽祭を日本有数のクラシック音楽祭に育て、復興支援や子ども支援などのメッセージも発信し、日本の地方都市と世界の音楽界をつなぐ懸け橋の役割を果たしてきた功績をたたえ顕彰する。

三澤 洋史

<顕彰理由>合唱団の指導、育成に卓越した力を発揮し、新国立劇場合唱団の専属指揮者として同合唱団を世界有数といわれるレベルに引き上げた功績をたたえるとともに、オペラ指揮者の陰に隠れがちな合唱指揮者の重要性に光を当てる意味も込めて顕彰する。

気仙沼ジュニアジャズオーケストラ「スウィング ドルフィンズ」

<顕彰理由>宮城県気仙沼市を拠点に活動する中、東日本大震災に伴う津波で練習場所や楽器、譜面などを失ったが、国内外の支援を得て活動を再開。被災地で演奏し、楽器の寄贈を受けた米国でも返礼の演奏をするなど、音楽の力を復興や交流に生かしてきた元気ある活動をたたえ顕彰する。

山木屋太鼓

<顕彰理由>福島県川俣町で旗揚げし、和太鼓の伝統継承と地域に根ざした若者育成の活動を続けてきた。地元が福島第一原発の事故に伴う避難区域に指定された後も、避難所暮らしをしながら練習を重ねて国内外で公演し、復興に向けた力強い意志を表現してきた活動をたたえ顕彰する。

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2016年11月19日

◆2017年「ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート」の指揮者は若き俊英グスターヴォ・ドゥダメル 


 「ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート」が、2017年1月1日、ウィーンの楽友協会(ムジークフェライン)黄金ホールでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団により開催される。

 2017年の指揮者は、グスターヴォ・ドゥダメル。

 グスターヴォ・ドゥダメルは、南米・ベネズエラ出身の35歳。ベネズエラの子供やユース向けの音楽教育システム「エル・システマ」で学び、エル・システマのシモン・ボリバル・ユース管の音楽監督として世界的に活躍。ブラームス交響曲第4番の録音で、ロサンゼルス・フィルとともに、 第54回「グラミー賞」のベスト・オーケストラ・パフォーマンス賞を受賞

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2016年11月18日

◆第60回「NHKニューイヤーオペラコンサート」開催


 第60回「NHKニューイヤーオペラコンサート」が2017年1月3日、NHKホール (東京都) で開催される。

                               ◇

プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」から
モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から
ヴェルディ/歌劇「アイーダ」から       ほか

ソプラノ:大村博美、砂川涼子、中嶋彰子、中村恵理、森麻季、森谷真理
メゾ・ソプラノ:池田香織、清水華澄、藤村実穂子
カウンター・テナー:藤木大地
テノール:櫻田亮、笛田博昭、福井敬、村上敏明、与儀巧
バリトン:折江忠道、上江隼人、久保和範、黒田博、高田智宏
バ  ス:妻屋秀和、ジョン・ハオ
合  唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

指  揮:広上淳一

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

司  会:石丸幹二             ほか

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2016年11月07日

◆指揮者のゾルタン・コチシュが死去(享年64歳)


 ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督ゾルタン・コチシュが死去した。享年64歳。

 ゾルタン・コチシュは、ハンガリーのブダペスト出身。18歳の時にハンガリー放送主催のベートーベン・ピアノコンクールで優勝。1975年初来日。

 1983年指揮者のイヴァン・フィッシャーと共にブダペスト祝祭管弦楽団(BFO)を設立。

 1997年ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督に就任。

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