クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2024年 7月

2024年7月30日

◆横浜みなとみらいホールの第3代「プロデューサー in レジデンス」に石田泰尚が就任


 横浜みなとみらいホールの「プロデューサー in レジデンス」 第3代プロデューサーに石田泰尚氏が就任する。

 同ホールの「プロデューサー in レジデンス」は、レジデンス・プロデューサーとして、演奏家が企画制作からホールと連携することで、企画性の高い事業の提供を目指す。

 第3代プロデューサーには、気鋭のヴァイオリニストとして各地で活躍し、同ホールにも縁の深い石田泰尚氏が就任し、2025年以降、同ホールは、石田泰尚氏と共に横浜発のオリジナルの事業を届けることにしている。

 プロデューサー就任にあたって 石田泰尚氏より次のようなコメントが寄せられた。「昨年50歳となり演奏家のキャリア的には折り返し地点を過ぎました。今度はお世話になった方々に恩返しをする番だと思い今回の大役をお受けしました。まず取り組みたいのは若い人たちの育成です。それもプロの演奏家を目指すような人たちではなく一般の中学・高校の弦楽合奏部、オーケストラ部を対象にしたクリニックを実施し音楽の楽しさを知ってもらいたいと思います。 もう1つは石田組の組員をフィーチャーした企画です。石田組は今年結成10周年を迎え、毎回本当に素晴らしいプレイヤーが集まってくれています。組員たちをもっと知ってもらうためのリサイタルシリーズなどが出来ればと思います」

 ヴァイオリンの石田泰尚は、神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。 新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり現在は首席ソロ・コンサートマスターとしてその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。結成時から30年参加する YAMATO String Quartet、自身がプロデュースした弦楽アンサンブル“石田組”など様々なユニットでも独特の輝きを見せる。2018年には石田組がNHK-FM「ベストオブクラシック」および BS プレミアム「クラシック倶楽部」で放送されその熱いステージの模様は大きな反響を呼び、2019年にはEテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれた。2020年 4月より京都市交響楽団特別客演コンサートマスターを兼任。2022年に初の著書となる「音楽家である前に、人間であれ!」を刊行。同年5月~9月にかけてミューザ川崎シンフォニーホールにて無伴奏から協奏曲まで様々な編成で演奏する「石田泰尚スペシャル熱狂の夜」を開催。2024年は「石田泰尚スペシャル熱狂の夜 第2章」、11月10日に石田組で日本武道館公演が予定されている。最新アルバムは 2024年4月にリリースされた『石田組 結成10周年記念 2024・春』。使用楽器は 1690年製 G.Tononi、1726年製 M.Goffriller。

コメント/トラックバック投稿 »


2024年7月19日

◆「紀尾井ホール」、2025年4月1日に「日本製鉄紀尾井ホール」に名称変更


 日本製鉄は、1995年に音楽文化支援の拠点として「紀尾井ホール」を建設したが、2025年4月1日に設立30周年を迎えるのに合わせ、名称を「日本製鉄紀尾井ホール」へ変更すると発表した。

 「紀尾井ホール」は、利便性の高い都内一等地に立地し、クラシック音楽に最適な洋楽専用ホールと、日本伝統音楽の演奏に適した邦楽専用ホールを有している。

 こまやかな配慮がなされた質の高いコンサートホールとして、国内外の音楽家や多くのファンのから高い評価を受け、2024年1月末で来場者が延べ400万人を超えた。

 「紀尾井ホール」設立30周年を迎える2025年には、ホールの大規模リニューアルも予定しており、これを機に、ホール名称を変更することで音楽文化支援の新たな歴史を築いていく方針。

 日本製鉄は、「公益財団法人日本製鉄文化財団」を通じた「日本製鉄紀尾井ホール」を拠点とする音楽メセナをはじめ、「地域・社会との共生」を、今後も積極的に推進していくことにしている。

【「紀尾井ホール」の概要】

所在地:東京都千代田区紀尾井町6番5号

建物概要:地上7階、地下2階 洋楽ホール:800席、邦楽ホール:250席

コメント/トラックバック投稿 »


2024年7月03日

◆第20回「ハチャトゥリアン国際コンクール」ヴァイオリン部門で関朋岳が優勝


 アルメニアで行われた第20回「ハチャトゥリアン国際コンクール」のヴァイオリン部門で、関朋岳が第1位(同部門での優勝は日本人初)、荒井里桜が第3位に入賞、併せてシューベルト「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」のインタープリテーション特別賞を受賞した。

コメント/トラックバック投稿 »