クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2022年 7月

2022年7月17日

◆フルート奏者の金昌国が死去(享年80歳)


 フルート奏者の金昌国が死去した。享年80歳。

 金昌国は、大阪府出身。東京芸術大学で学ぶ。1967年「日本音楽コンクール」第1位。1969年「ジュネーブ国際コンクール」第2位(1位なし)。1970年よりドイツ、ハノーファー国立歌劇場管弦楽団首席奏者を務める。この間、マルセル・モイーズ、アンドレ・ジョネ、ハンス・ペーター・シュミッツに師事。欧州から帰国後、1985年「神戸国際フルートコンクール」審査委員長。1986年アンサンブルofトウキョウを結成する。

 東京藝術大学フルート科教授として教育活動にも力を入れ、第一線のプレーヤーを多数育てた。2006年度より、東京藝術大学演奏芸術センター長を務めた。東京芸術大学で後進の指導に当たった(東京芸術大名誉教授)。

 また、アンサンブルofトウキョウのほか大阪チェンバーオーケストラ、九州交響楽団、大阪センチュリー交響楽団などで指揮活動を重ねる。2001年「神戸市文化賞」受賞。

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2022年7月14日

◆沖澤のどか、2023年4月から京都市交響楽団第14代常任指揮者に就任


 京都交響楽団(京響)は、2022年3月まで14年間の長きにわたり常任指揮者を務めた広上淳一の後任として、沖澤のどかが京都市交響楽団 第14代常任指揮者に就任したと発表した(期間:2023年4月1日~2026年3月31日)。

 沖澤のどか(1987年生まれ)は、青森県三沢市出身。東京藝術大学音楽学部指揮科入学、首席卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程修了。2018年第18回「東京国際音楽コンクール〈指揮〉」において、女性として初めて第1位及び特別賞、齋藤秀雄賞受賞。

 2019年第56回「ブザンソン国際指揮者コンクール」優勝、聴衆賞及びオーケストラ賞受賞。2019年10月ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン修士課程オーケストラ指揮専攻修了。2020年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のカラヤン・アカデミーの奨学金を受け、キリル・ペトレンコの助手となる。2023年4月より京都市交響楽団の第14代常任指揮者に就任。ドイツ・ベルリン在住。

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2022年7月10日

◆名フィル、2023年4月から川瀬賢太郎が音楽監督に就任


 名古屋フィルハーモニー交響楽団は、現音楽監督の小泉和裕が、任期満了のため、2023年3月末をもって第5代音楽監督を退任し、
2023.4~2024.3シーズンからは、現在正指揮者を務める川瀬賢太郎が、新たに第6代音楽監督に就任すると発表した(任期は2023年4月~2026年3月)。

 小泉現音楽監督は、2023.4-2024.3シーズンからは、名フィルが初めて設ける新たな称号「名誉音楽監督」に就任、今後も定期演奏会をはじめとする主催公演に出演し、将来にわたって名フィルを指導し続けることになる。

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【名フィル歴代音楽監督】

初代 音楽総監督
岩城 宏之 38歳
1971年4月~1973年5月(2年2か月)

第2代 音楽総監督
森 正 52歳
1974年6月~1980年5月(6年0か月)

第3代 音楽総監督
外山 雄三 49歳
1981年1月~1987年3月(6年3か月)

第4代 音楽総監督→音楽監督
小林 研一郎 57歳
1998年4月~2003年3月(5年0か月)

第5代 音楽監督
小泉 和裕 66歳
2016年4月~2023年3月(7年0か月)

第6代 音楽監督
川瀬 賢太郎 38歳
2023年4月~

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