クラシック音楽 ニュース


2021年6月21日

◆日本フィル、現首席指揮者ピエタリ・インキネンとの契約を2021年9月より2年間延長


 日本フィルハーモニー交響楽団は、現首席指揮者ピエタリ・インキネンとの契約を2021年9月より2年間延長することを決定した。

 インキネンは、2009年9月より日本フィルの首席客演指揮者、2016年9月からは首席指揮者となり、現在に至っている。

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2021年6月17日

◆第17回「ハチャトゥリャン国際コンクール」、指揮の出口大地が優勝


 アルメニアの首都エレバンで行われた第17回「ハチャトゥリャン国際コンクール」(今年は指揮部門)で、出口大地が優勝した。指揮部門での日本人の受賞は今回が初めて(2012年に田部絢子がヴァイオリン部門で優勝)。

 同コンクールは、20世紀の偉大な作曲家であるアラム・ハチャトゥリャンの生誕100周年にちなんで、2003年に始まった国際コンクールで、毎年、約20か国から若手音楽家が参加している(指揮のほか、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3部門がある)。

 出口大地は、1989年大阪生まれ。 関西学院大学法学部卒業後、東京音楽大学作曲指揮専攻を経て、現在は、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン指揮科修士課程に在籍。

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2021年6月16日

◆第51回「ENEOS音楽賞」、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールと沼尻竜典、広島交響楽団が受賞


 第51回「ENEOS音楽賞」は、洋楽部門本賞が滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールと沼尻竜典、洋楽部門奨励賞が広島交響楽団が受賞した。

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【洋楽部門本賞 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールと沼尻竜典】

<贈賞理由>

 1998年に「創造する劇場」との看板を掲げて設立された「びわ湖ホール」は、芸術諸分野でまさに創造的な活動を展開し、都市圏の劇場にも増して傑出した存在感を示し続けてきた。特に音楽分野では、専属の「びわ湖ホール声楽アンサンブル」の活動や、初代芸術監督・若杉弘のもと、ヴェルディ日本初演作品シリーズで大きな成果を上げ、つづく第2代の沼尻竜典のもとでも、「リング」全曲などのワーグナーや、近現代のオペラ作品の上演で圧倒的な成功を成し遂げ、今や我が国のオペラ制作や上演において欠くべからざる存在となっている。活動を成功に導いたホールの充実した運営や制作力、ここ10数年、芸術的に牽引した沼尻竜典の秀でた能力を顕彰し、さらなる充実を期待して本賞を贈賞する。(音楽賞洋楽部門 選考委員会)

【洋楽部門奨励賞 広島交響楽団】

<贈賞理由>

 広島交響楽団の近年の進展ぶりは目覚ましい。2017年以降、新設した「音楽総監督」に下野竜也を迎え、秋山和慶体制で培ったアンサンブル能力をさらに向上させた。また「ディスカバリー・シリーズ」も継承・発展させ、演奏機会の希少な作品をトークを交えて紹介、聴衆の関心領野は格段に拡がっている。加えて同年より実施した「Music for Peaceプロジェクト」を特筆したい。マルタ・アルゲリッチを筆頭に世界的アーティストが演奏会および講習会に参加し、2019年には楽団のワルシャワ公演が実現。原子爆弾被爆75年の2020年には、コロナ禍に直面しつつも被爆ピアノを用いた藤倉大の新作協奏曲「Akiko’s Piano」の世界初演を敢行した。地域に、そして世界に密着しながら音楽性を高めてゆく姿勢を支持し、奨励賞を贈る。(音楽賞洋楽部門 選考委員会)

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2021年6月11日

◆2021年度「武満徹作曲賞」、根岸宏輔が第1位  


 2021年度「武満徹作曲賞」第1位は、根岸宏輔(日本)「雲隠れにし 夜半の月影」が受賞した。

 今回、審査員のパスカル・デュサパン氏は、新型コロナウイルス感染症に係る入国制限措置の影響により来日できず、パリのパレ・デ・コングレ・ド・パリにて、高音質・高画質の通信を用いて聴き、審査した。

 根岸宏輔(日本)は、1998年、埼玉県本庄市生まれ。2020年第37回「現音作曲新人賞」、併せて聴衆賞を受賞。同年、第31回「朝日作曲賞」(合唱組曲)を受賞。日本大学芸術学部音楽学科作曲・理論コース(作曲)を卒業後、現在は同大学大学院修士課程に在籍し、伊藤弘之氏に作曲を師事している。

                           
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【受賞者】

第1位 根岸宏輔(日本) 雲隠れにし 夜半の月影

第2位 ジョルジョ・フランチェスコ・ダッラ・ヴィッラ(イタリア) BREAKING A MIRROR

第3位 ヤコブ・グルッフマン(オーストリア) TEHOM

第3位 ミンチャン・カン(韓国) 影の反響、幻覚…

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2021年5月30日

◆「エリザベート王妃国際音楽コンクール」ピアノ部門、務川慧悟3位、阪田知樹4位に入賞


 世界三大コンクールの一つ「エリザベート王妃国際音楽コンクール」のピアノ部門で、務川慧悟が3位、阪田知樹が4位に入賞した。

 務川慧悟は、愛知県知多郡東浦町出身。東京藝術大学1年在学中の2012年、第81回「日本音楽コンクール」1位。2014年、パリ国立高等音楽院に審査員満場一致の主席で合格し渡仏。2017年、シャネル・ピグマリオン・デイズのアーティストに選出され、ラヴェルピアノ作品全曲演奏をテーマに全6回のリサイタルを開催。2018年第10回「浜松国際ピアノコンクール」第5位。2019年「ロン=ティボー=クレスパン国際音楽コンクール」ピアノ部門第2位。2021年「愛知県芸術文化選奨文化新人賞」受賞。

 阪田知樹は、愛知県名古屋市出身。東京藝大附属高、東京藝大を経て、ハノーファー音楽演劇大学にて学士、修士首席修了、現在同大学院ソリスト課程に在籍。世界的ピアニストを輩出し続ける「コモ湖国際ピアノアカデミー」の最年少生徒として認められて以来、イタリアでも研鑽を積む。ウィーンの三羽烏パウル・バドゥラ=スコダ氏に10年にわたり師事。2016年「フランツ・リスト国際ピアノコンクール」第1位と6つの特別賞。第14回「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」にて弱冠19歳で最年少入賞。

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2021年5月05日

◆第16回「アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール」、桑原志織が2位入賞  


 第16回「アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール」おいて、東京都出身でベルリン芸術大学大学院の桑原志織(25)が2位に入賞した。

 同コンクールは、若手ピアニストの登竜門として知られ、日本人の上位入賞は、1977年以来44年ぶりで、歴代最高位の快挙。

 

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2021年4月29日

◆音楽学者の長木誠司、「紫綬褒章」受章


 音楽学者の長木誠司が紫綬褒章を受章した。
 
 長木誠司(1958年生まれ)は、福岡県出身。東京大学文学部美術芸術学専攻卒業、東京芸術大学大学院音楽研究科音楽学専攻博士課程単位取得満期退学。ドイツ学術交流会奨学生としてボン大学に留学。

 1993年「出光音楽賞」受賞。1997年「吉田秀和賞」受賞。2016年「芸術選奨文部科学大臣賞」受賞。東邦音楽短期大学助教授を経て、東京大学教授。専門は音楽学、表象文化論。洋楽文化史研究会会長、日本音楽学会会長。

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2021年4月26日

◆メゾソプラノ歌手のクリスタ・ルートヴィヒが死去(享年93歳)


 ドイツの世界的なメゾソプラノ歌手のクリスタ・ルートヴィヒが死去した。享年93歳。

 クリスタ・ルートヴィヒは、ベルリンで生まれる。17歳のときに公式デビュー。1年後、フランクフルト大学に入学。フランクフルト歌劇場に移り、1946年ヨハン・シュトラウス2世「こうもり」オルロフスキー公爵でオペラデビューした。

 1955年にウィーン国立歌劇場の総監督だったカール・ベームに認められ、ウィーン国立歌劇場の一員となった。1962年には宮廷歌手の称号を受けた。ほぼ40年間ウィーン国立歌劇場のメンバーであった。

 暖かい声質と確実な表現力による安定した歌唱が特徴であり、オペラだけでなく、世界中でコンサートや合唱のソリストを務め、ソロリサイタルも数多く開催した。

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2021年4月25日

◆”カンツォーネの女王” ミルバが死去(享年81歳)


 イタリアの ”カンツォーネの女王” ミルバ(本名:イルヴァ・マリア・ビオルカーティ)が4月23日、ミラノで死去した。享年81歳。

 ミルバは、イタリア、フェラーラ近郊ゴーロ出身。カンツォーネ歌手、女優「ミルバ」の名前で知られる。世界中で音楽や演劇の舞台に出演し、母国のイタリアだけでなく世界中で人気を博した。1961年から、9年連続でサンレモ音楽祭に出場。その後も4回出場。「ウナ・セラ・ディ東京」や「愛のフィナーレ」など日本でのヒット曲も多かった。

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2021年4月24日

◆東京交響楽団、小林壱成がコンサートマスターに就任


 東京交響楽団は、2021年9月1日から、小林壱成がコンサートマスターに就任する。

 今後、同楽団のコンサートマスターは、グレブ・ニキティン、水谷晃との3名体制で臨む。

 小林壱成は、1994年⽣まれ。東京藝術⼤学卒業。同⼤学院を経てドイツ・ベルリン芸術⼤学 ⼤学院修⼠課程修了。Gyarfas Competition (ベルリン)最⾼位受賞、在学中、 Symphonieorchster der UDK Berlin のコンサートマスターとしてヨーロッパ各国で演奏。幼少より篠崎史紀監督の⻘少年オーケストラ TJOSで活動し、藝⼤にて師事。ドイツにおいて、Prof. M. Contzen、バイエルン放送響第1コンサートマスターA. Barakhovskyに学ぶ。また室内楽をアルテミス・カルテットに学ぶ。「⻘⼭⾳楽賞」新⼈賞、「⽇本⾳楽コンクール」他受賞多数。国内外の⾳楽祭出演はじめ、ヴェンゲーロフ、レーピン等著名⾳楽家と共演を重ねる他、各楽団のゲスト・コンサートマスターとして活躍。2017 より銀座王⼦ホールレジデント「ステラ・トリオ」メンバーとしての活動を開始。

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