2024年9月18日
ルーマニアのブカレストで開催されているジョルジュ・エネスク国際コンクールのヴァイオリン部門において金川真弓が第1位、並びにジョルジュ・エネスク・ソナタ賞を受賞、また木村和奏も第3位入賞した。
ヴァイオリンの金川真弓は、ドイツ生まれ。4歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨークを経て12歳でロサンゼルスに移る。ハンス・アイスラー音楽大学で学ぶ。2018年「ロン=ティボー国際音楽コンクール」第2位および最優秀協奏曲賞を受賞、2019年「チャイコフスキー国際コンクール」第4位入賞で、一躍注目を集める。これまでプラハ放送交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団などと共演。2024年「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ヴァイオリン部門で優勝。現在、ベルリンを拠点に演奏活動を展開。
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2024年9月12日
ルーマニアのブカレストで開催された「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」チェロ部門で、北村 陽が優勝した。併せて「セバスチャン・アンドローネ・ナカニシ作曲賞」も受賞した。
北村 陽は、兵庫県出身、2004年生まれの20歳。堤 剛、山崎伸子に師事。2017年「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」優勝、2022年「ハチャトゥリアン国際コンクール」第2位入賞。2023年「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」優勝、「日本音楽コンクール」チェロ部門優勝。2023年よりベルリン芸術大学で学ぶ。
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2024年9月10日
「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」(主催:日本美術協会)の音楽部門賞は、ピアニストのマリア・ジョアン・ピレシュが受賞した。
授賞式典は、11月19日に東京・虎ノ門のオークラ東京で行われる。
マリア・ジョアン・ピレシュ(1944年生まれ)は、ポルトガル、リスボン出身。1953年から1960年までリスボン大学で作曲・音楽理論・音楽史を専攻。その後、西ドイツに留学し、ミュンヘン音楽アカデミーで学ぶ。1970年に、ブリュッセルで開かれた「ベートーヴェン生誕200周年記念コンクール」で優勝。1970年代には、デンオンと契約して日本においてモーツァルトのソナタ全集を録音している。1986年ロンドン・デビュー、さらに1989年ニューヨーク・デビューを果たす。室内楽演奏にも力を入れ、1989年より、フランス人ヴァイオリニストのオーギュスタン・デュメイと組んで演奏や録音を続けた。モーツァルトのピアノソナタ全集の録音により、1990年「国際ディスク・グランプリ大賞」CD部門を受賞。同年クラウディオ・アバド指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演してザルツブルク復活祭音楽祭にもデビュー。 2008年8月~12月、NHK教育テレビの番組「スーパーピアノレッスン」の講師を務めた。2018年をもって現役から引退し、以後は後進の育成に尽力している。現在、ブラジル・バイーア州サルヴァドールに在住。
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2024年9月07日
オーストリア南部ペルチャッハで行われた「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ビオラ部門で、笠井大暉(25歳)が1位、田畑音葉(24歳)が3位、ヴァイオリン部門で東亮汰(25歳)が2位、ピアノ部門の葛原寛が第3位、室内楽部門のDuo Droom-Kunst(菊野惇之介<ピアノ>/吉村美智子<ヴァイオリン>)が第1位、Duo Suono(佐藤大樹<ピアノ>/和久井映見<ヴァイオリン>)が第2位に入賞した。
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2024年9月01日
第22回「東京音楽コンクール」声楽部門は、小川栞奈(ソプラノ)が優勝した。
◇
【第22回「東京音楽コンクール」 声楽部門 本選結果】
第1位 小川栞奈(ソプラノ)
第2位 砂田愛梨(ソプラノ)
第3位 山田知加(ソプラノ)
入選 ノ・グァングン(バス)
市川敏雅(バリトン)
聴衆賞 小川栞奈(ソプラノ)
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2024年8月30日
第22回「東京音楽コンクール」弦楽部門は、金子芽以(ヴァイオリン)が優勝した。
◇
【第22回「東京音楽コンクール」 弦楽部門 本選結果】
第1位 金子芽以(ヴァイオリン)
第2位 平井美羽(ヴァイオリン)
第3位 山本大(チェロ)
入選 栗原壱成(ヴァイオリン)
聴衆賞 金子芽以(ヴァイオリン)
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2024年8月29日
第22回「東京音楽コンクール」金管部門は、東川理恩(トランペット)が優勝した。
◇
【第22回「東京音楽コンクール」 金管部門 本選結果】
第1位 東川理恩(トランペット)
第2位 福島莉那(トロンボーン)
第3位 白井翼(テューバ)
パブロ・ティティアイエフ(トロンボーン)
多田凌吾(ホルン)
入選 西村大地(トランペット)
聴衆賞 東川理恩(トランペット)
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2024年8月22日
第48回「ピティナ・ピアノコンペティション」(主催:全日本ピアノ指導者協会<PTNA=ピティナ>)の特級ファイナルがサントリーホールで行われ、南 杏佳がグランプリを獲得した。
グランプリ:南 杏佳
南 杏佳は、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻を卒業後、ボストン音楽院にて修士課程、Graduate Performance Diploma課程を修了。幼少期を米国ボストンにて過ごす。PTNAピアノコンペティション、C級全国大会ベスト賞、Jr.G級、F級全国大会入選、G級全国大会ベスト賞。堺国際ピアノコンクール、C級第1位、D級第2位、E級第1位、一般部門第1位ならびにオーディエンス賞。全日本学生音楽コンクール小学生の部大阪大会本選第1位、全国大会第3位。2024年ルイスヴィル湖国際ピアノコンクールにて第3位受賞。
銀賞:山本悠流
銅賞:塩﨑基央
入選:大山桃暖
聴衆賞
1位:南 杏佳
2位:山本悠流
3位:塩﨑基央
4位:大山桃暖
オンライン聴衆賞
1位:塩﨑基央
2位:津野絢音
3位:渡邊さくら
4位:南 杏佳
5位:山本悠流
6位:工藤桃子
7位:大山桃暖
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2024年8月14日
ブラジル出身の名チェロ奏者アントニオ・メネセスが死去した。享年66歳。
アントニオ・メネセス(1957年8月23日―2024年8月3日)は、ブラジルのレシフェ出身。10歳からチェロを始め、14歳でリオデジャネイロの交響楽団に入団。
16歳の時、南米ツアー中の名チェロ奏者アントニオ・ヤニグロ(1918年―1989年)と出会い、ドイツへと渡る。デュッセルドルフのロベルト・シューマン大学、シュトゥットガルト音楽演劇大学でヤニグロの指導を受ける。
1977年「ミュンヘン国際音楽コンクール」、1982年「チャイコフスキー国際コンクール」で優勝。
カザルス音楽祭、ザルツブルク音楽祭、プラハの春音楽祭、モーストリー・モーツァルト、ルツェルン音楽祭などの音楽祭に招かれ、1998年からピアノ三重奏団「ボザール・トリオ」のメンバーとなった。
演奏活動に加え、イタリア・シエーナのキジアーナ音楽院での夏期講習、スイスのベルン大学にて後進の指導にもあたっていた。
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2024年8月10日
東京交響楽団は、ロレンツォ・ヴィオッティを第4代音楽監督として迎えると発表した。任期は2026年4月から3年間。
ロレンツォ・ヴィオッティは、1990年スイス・ローザンヌ出身で、現在34歳。リヨンでピアノ、歌、打楽器を学び、ウィーンでゲオルク・マルクの指揮者コースに参加。リスト音楽院でニコラ・パスケに指揮を学び、2015年「ザルツブルク音楽祭ネスレヤングコンダクター賞」受賞。「カダケス国際コンクール」「ライプツィヒMDRコンクール」など、数々の権威ある指揮者コンクールで優勝している。2018年から2021年までポルトガル・グルベンキアン管弦楽団の首席指揮者を務めた。2017年にはロンドンで開催された国際オペラ・アワードで「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。2018年には新国立劇場オペラで「トスカ」を指揮した。
ロレンツォ・ヴィオッティは、同世代の指揮者のなかで最もダイナミックな活動が注目されている指揮者。現在、オランダ国立歌劇場及びネーデルラントフィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を務める。2023/24年シーズンは、プッチーニ3部作(新演出)の上演や、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのドイツ、スイス、スペイン・ツアー、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団とのドイツ、ベルギー・ツアーのほか、オランダ国立歌劇場で「ローエングリン」を指揮し、ワーグナー作品に初めて取り組んだ。2024年2月にはスカラ座でダニエレ・アバド演出によるヴェルディ「シモン・ボッカネグラ(新演出)」と、2024年4月にはチューリッヒ歌劇場でのカールマン「チャールダーシュの女王」を指揮した。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、シュターツカペレ・ベルリン、クリーブランド管弦楽団など、世界有数のオーケストラと定期的に共演。
ヴィオッティの東京交響楽団デビューは、2014年7月の「東京オペラシティシリーズ」。これが日本デビューのみならず、自身のプロオーケストラデビューで、且つ代役としての出演である中で、多様な音楽性を見せ、以来、2016年、2019年(2回)、2023年と計5回共演。
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