クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2014年 2月

2014年2月28日

◆「2014サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の開催計画発表


 「2014サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の開催計画が次の通り発表された。

1 フェスティバルの期間2014年8月10日(日)~9月6日(土) (28日間)

2 公演内容

(1)オーケストラコンサート (3公演)
演目 : モーツァルト セレナード第10番変ロ長調K361「グラン・パルティータ」 
     ベルリオーズ 幻想交響曲op.14
指揮 : 小澤 征爾(ベルリオーズ)※モーツァルトは指揮者なし
演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ
会場 : キッセイ文化ホール
日程 : 8月29日(金)、31日(日)、9月2日(火)

(2)サイトウ・キネン・フェスティバル松本Gig(1公演)
指揮 : 小澤 征爾、他ゲスト指揮者
演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ
     マーカス・ロバーツ・トリオ
会場 : キッセイ文化ホール
日程 : 9月6日(土)

(3)オペラ(4公演)
演目 : ヴェルディ「ファルスタッフ」
指揮 : ファビオ・ルイージ
演出 : デイヴィッド・ニース
出演 : ファルスタッフ : クイン・ケルシー
     フォード : マッシモ・カヴァレッティ
     フェントン : ステファン・コステロ
     アリーチェ : マイテ・アルベローラ
     ナンネッタ : モーリーン・マッケイ
     クイックリー : ジェーン・ヘンシェル
     メグ : ジェイミー・バートン
     バルドルフォ : キース・ジェイムソン
     ピストーラ : デイヴィッド・ソアー
     カイウス : ラウール・ヒメネズ
演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ
会場 : まつもと市民芸術館
日程 : 8月20日(水)、22日(金)、24日(日)、26日(火)

(4)室内楽コンサート(2公演)
(ア)ふれあいコンサートI
演目 : ドヴォルザーク 管楽セレナード ニ短調op.44
         メンデルスゾーン 弦楽五重奏曲第1番 イ長調 op.18
演奏 : 後藤 和子(ヴァイオリン)、島田 真千子(ヴァイオリン)、今井 信子(ヴィオラ)、
         宮田 大(チェロ)、 フィリップ・トーンドゥル(オーボエ)、他
         サイトウ・キネン・オーケストラ メンバーズ
会場 : ザ・ハーモニーホール
日程 : 8月23日(土)

(イ)ふれあいコンサートII
演目 : ドビュッシー 弦楽四重奏曲 ト短調 op.10、他
演奏 : 加藤 知子(ヴァイオリン)、渡辺 實和子(ヴァイオリン)、店村 眞積(ヴィオラ)、
     原田 禎夫(チェロ)、イズー・シュア(チェロ)、ジャック・ズーン(フルート)、他
    サイトウ・キネン・オーケストラ メンバーズ
会場 : ザ・ハーモニーホール
日程 : 8月30日(土)

(5)マーカス・ロバーツ・トリオ(仮)(1公演)
演奏 : マーカス・ロバーツ・トリオ
会場 : ザ・ハーモニーホール
日程 : 9月3日(水)

(6)「兵士の物語」(5~6公演)
演出 : 串田 和美
語り : 石丸 幹二
兵士 : 首藤 康之
悪魔 : 串田 和美
プリンセス : 未定
ミュージシャン : ヴァイオリン : 郷古 廉
          コントラバス : 谷口拓史
          クラリネット : 吉田誠
          ファゴット : 小山莉絵
          トランペット : 只友佑季
          トロンボーン : 今村岳志
          パーカッション : 安江佐和子
会場 : まつもと市民芸術館 実験劇場
日程 : 8月21日(木)、23日(土)、25日(月)、27日(水)

(7)青少年のためのオペラ 一般公演(1公演)
演目 : フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」(抜粋版)
指揮 : ピエール・ヴァレー
会場 : まつもと市民芸術館
日程 : 9月6日(土)

(8)子どものための音楽会(8公演)
対象 : 長野県内小学校6年生
演目 : ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 op.125より
指揮 : 小澤 征爾(キッセイ文化ホールで1公演を指揮する予定)
         宮本 文昭
演奏 : 小澤征爾音楽塾オーケストラ
会場 : キッセイ文化ホール : 8月21日(木)2公演、22日(金)2公演
    ホクト文化ホール : 8月25日(月)2公演、26日(火)2公演

(9)青少年のためのオペラ(4公演)
対象 : 長野県内中学校1年生
演目 : フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」(抜粋版)
指揮 : ピエール・ヴァレー
演奏 : 小澤征爾音楽塾オーケストラ
会場 : まつもと市民芸術館
日程 : 9月2日(火)2公演、4日(木)2公演

(10)サイトウ・キネン 室内楽勉強会 ~金管アンサンブル~
講師 : ティモシー・モリソン、猶井 正幸、呉 信一
会場 : 奥志賀高原
期間 : 8月2日(土)~8月8日(金)

(11)サイトウ・キネン 室内楽勉強会 ~金管アンサンブル~ 発表会(1公演)
会場 : 松本あがたの森文化会館
日程 : 8月10日(日)

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2014年2月24日

◆第62回「尾高賞」は、猿谷紀郎と細川俊夫の作品に決定


 NHK交響楽団第62回「尾高賞」の授賞作品は、猿谷紀郎と細川俊夫の作品に決定した。

 今回は、国内52の音楽団体、音楽大学等に推薦を依頼し、11団体から24曲の推薦を受けた。

<授賞作品>

   猿谷紀郎/交響詩「浄闇(じょうあん)の祈り2673」(2013)
     (伊勢神宮式年遷宮広報本部委嘱)

   細川俊夫/トランペット協奏曲「霧の中で」(2013)
     (サントリーホール・ハンブルク北ドイツ放送交響楽団共同委嘱)

 なお、第62回「尾高賞」の授賞作品は、6月27日(金)午後7時から東京オペラシティコンサートホールで開催される「MUSIC TOMORROW 2014」(指揮:高関健)で演奏される。

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2014年2月19日

◆「東京・春・音楽祭 ―東京のオペラの森2014―」で、ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」を演奏 


 毎年恒例の「東京・春・音楽祭 ―東京のオペラの森2014―」は、3月14日~4月13日 、東京文化会館などを会場として開催されるが、中でも4月5日と4月7日に、“東京春祭ワーグナー・シリーズ ”vol.5として開催されるワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」が注目される。

 これは、指揮:マレク・ヤノフスキ、管弦楽:NHK交響楽団、ヴォータン:エギルス・シリンスなどのメンバーが揃い、演奏会形式で東京文化会館において開催されるもの。

 なお、今後、“東京春祭ワーグナー・シリーズ「ニーベルングの指環」”は、2015年にvol.6「ワルキューレ」、2016年にvol.7「ジークフリート」、 2017年にvol.8「神々の黄昏」がそれぞれ演奏されることになっている。

                                     ◇

“東京春祭ワーグナー・シリーズ ”vol.5 ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」

序夜「ラインの黄金」
     (演奏会形式/全1幕/ドイツ語上演/字幕映像付/上演時間:2時間30分<休憩なし>)

会場:東京文化会館 大ホール

日時:4月5日(土) 午後3時
   4月7日(月) 午後7時

指揮:マレク・ヤノフスキ

管弦楽:NHK交響楽団

音楽コーチ:イェンドリック・シュプリンガー

出演:ヴォータン:エギルス・シリンス
ドンナー:ボアズ・ダニエル
フロー:マリウス・ヴラド・ブドイウ
ローゲ:アーノルド・ベズイエン
アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
ミーメ:ヴォルフガング・アブリンガー=シュペルハッケ
ファーゾルト:アイン・アンガー
ファーフナー:シム・インスン
フリッカ:クラウディア・マーンケ
フライア:藤谷佳奈枝
エルダ:エリーザベト・クールマン
ヴォークリンデ:小川里美
ヴェルグンデ:秋本悠希
フロースヒルデ:金子美香

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2014年2月18日

◆「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2014」、「10回記念 祝祭の日」をテーマに開催


 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2014」(主催:東京国際フォーラム)は、「10回記念 祝祭の日」をテーマに、オープニング 5月2日(金)、5月3日(土・祝)・5月4日(日・祝)・5月5日(月・祝)を開催期間として、東京国際フォーラム、よみうりホール、よみうり大手町ホールおよび大手町・丸の内・有楽町エリアで開催される。

 今年は、これまで音楽祭を彩った10人の作曲家が、仲間を引き連れて東京国際フォーラムに帰って来る。

 その10人の作曲家とは、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、ラヴェル、ガーシュウィン。

 この輪にチャイコフスキーはラフマニノフ、ショパンはリストというようにそれぞれの仲間が加わる。サプライズ・ゲストも登場する。

 公演プログラムは、もちろんLFJらしいオリジナリティにあふれたもの。17世紀から20世紀まで、クラシック音楽の流れを網羅する。

 誰もが耳にしたことのある名曲の数々や知られざる傑作、LFJならではのスペシャルなコンサートまで“聴きどころ”がたっぷりある。

 作曲家同士の出会いが生み出したインスピレーション、ジャンルを超越した作品など、“音楽のつながり”を感じることができる。

 出演者も、毎回熱狂的なパフォーマンスを見せてくれるメンバーに加え、今年も注目の初出演アーティストが登場し、“祝祭”を繰り広げることになっている。

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2014年2月12日

◆ 指揮者の吉田裕史、ボローニャ歌劇場フィルハーモニーの芸術監督に就任


 指揮者の吉田裕史氏(45歳)は、イタリアのオーケストラ「ボローニャ歌劇場フィルハーモニー」の芸術監督に就任する。同国の著名オーケストラで、日本人が芸術監督に就くのは初。

 吉田氏は、北海道旧常呂町(現北見市)生まれ、千葉県船橋市育ち。現在ボローニャ在住。

 東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ウィーン国立音楽大学マスターコースにてディプロマ取得。シエナ・キジアーナ音楽院マスターコースにて研鑽を積む。

 1999年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧し、バイエルン(ミュンヘン)、マンハイム、マルメの各歌劇場で研鑽を積む。

 2005年第1回バルトーク国際オペラ指揮者コンクール第3位入賞。2007年ローマ歌劇場カラカラ野外劇場において「道化師」を指揮。130年以上の歴史を 誇る同歌劇場において日本人として初登場となった。

 2013年7月イタリアにおいてオペラの普及に貢献した外国人に与えられる“カルーソー賞” を受賞。

 現在、世界各地でオペラ指揮者としての活動を広げている。東邦音楽大学特任准教授、同大学院講師。

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2014年2月08日

◆東京都交響楽団、10月13日にスイスのジュネーヴでデュトワ、ツィメルマンと演奏会開催


 東京都交響楽団は、2014年「日本・スイス国交樹立150周年」を祝う記念行事の一環で、10月13日にジュネーヴの由緒あるヴィクトリア・ホールで開催される特別コンサートへ出演が決定した。ブラームスのピアノ協奏曲第1番とサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」の2曲を演奏する。

 都響は日本のオーケストラを代表して招待され、世界的に著名なふたりのスイス人アーティストのシャルル・デュトワ、クリスチャン・ツィメルマンと共演する。スイス出身の世界的指揮者シャルル・デュトワと、スイス在住の現代最高のピアニスト クリスチャン・ツィメルマン両氏と都響との共演は初めてのこと。ブラームスのピアノ協奏曲第1番、そしてサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」の2曲を演奏する。

日本とスイスとは、1864年に両国間で最初の修好通商条約が結ばれて以来、長い間友好関係が築かれてきた。2014年は国交樹立150周年を祝う記念イベントが数多く予定されている。

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2014年2月05日

◆佐村河内守氏のゴーストライターは、新垣 隆氏と判明


 佐村河内守氏のゴーストライターは、ピアニスト・作曲家の新垣 隆氏(にいがき たかし、1970年生まれ)であったことが判明した。

新垣氏は、桐朋学園大学音楽部作曲家を卒業し、現在、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師も勤めている。

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2014年2月05日

◆ 佐村河内 守、自作作品は依頼してした作品であることを告白


 佐村河内 守は、2月5日のNHKテレビで、自作作品は、依頼して作曲した作品で、自作ではないことを明らかにした。

 それでは誰が作曲したのか?

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2014年2月04日

◆読売日本交響楽団の桂冠指揮者ゲルト・アルブレヒトが死去(享年78歳)


 ドイツの指揮者ゲルト・アルブレヒトが2月2日、ベルリンで死去した。享年78歳。

 アルブレヒトは、1957年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。カッセル国立劇場 音楽総監督(1966年 – 1972年)、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者(1975年 – 1980年)、ハンブルク州立歌劇場 音楽総監督(1988年 – 1997年)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 首席指揮者(1993年 – 1996年)、読売日本交響楽団常任指揮者(1998年-2007年、2007年からは読響初の桂冠指揮者)を務めた。

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