クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2024年 5月

2024年5月31日

◆原田慶太楼、米デイトン・フィルハーモニック管弦楽団の音楽・芸術監督に就任


 原田慶太楼は、2025年7月1日より米デイトン・フィルハーモニック管弦楽団 (DPO) の音楽・芸術監督に就任する。

 同楽団の92年の歴史の中で5人目の音楽監督となる原田慶太楼は、今後 オペラ、バレエ、オーケストラの各公演で指揮者を務める。

 デイトン・フィルハーモニック管弦楽団は、アメリカ合衆国オハイオ州デイトン市を拠点とするオーケストラで、1933年に設立された。クラシック音楽の名曲から現代音楽、ポップスまで幅広いレパートリーを持つ。シーズンを通じて様々なテーマのコンサートを開催し、地域の聴衆に多様な音楽体験を提供している。主にデイトンのシュスター・センターで演奏している。同管弦楽団は、その長い歴史と地域社会への貢献により、デイトンの文化的なランドマークとなっている。

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2024年5月02日

◆フジコ・ヘミングが死去(享年92歳)


 ピアニストのフジコ・ヘミングが4月21日死去した。享年92歳。

 フジコ・ヘミングは、日本人の母とロシア系スェーデン人を父としてベルリンに生まれる。10歳から、父の友人だったロシア生まれドイツ系ピアニストのレオニード・クロイツアー(1884年―1953年)に師事。青山学院高等部在学中、17歳でデビュー・コンサートを果たす。また、東京音楽学校(現・東京芸術大学)在学中には、「NHK毎日コンクール」「文化放送音楽賞」など多数受賞。28歳でドイツへ留学。ベルリン音楽学校を優秀な成績で卒業。その後長年にわたりヨーロッパに在住し、演奏家としてのキャリアを積む。1999年2月11日、フジコのピアニストとしての人生の軌跡を描いたNHKのドキュメント番組「フジコ〜あるピアニストの軌跡〜」が放映され、日本で大反響を巻き起こす。その後、発売されたデビューCD「奇蹟のカンパネラ」は、発売後3ヶ月で30万枚のセールスを記録し、異例の大ヒットとなった。第14回日本ゴールドディスク大賞の「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」他各賞を受賞。その後、1999年10月15日の東京オペラシティコンサートホールでの復活リサイタルを皮切りに、本格的な音楽活動を再開し、国内外で活躍した。

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