クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2020年 3月

2020年3月29日

◆ポーランドの作曲家ペンデレツキが死去(享年86歳)


 ポーランドの現代作曲家・指揮者のクシシュトフ・ペンデレツキが死去した。享年86歳。

 ペンデレツキは、ポーランド楽派の主要作曲家の1人で、ポーランドのオーケストラ「シンフォニア・ヴァルソヴィア」の音楽監督・芸術監督を務めた。

 1960年には弦楽合奏による「広島の犠牲者に捧げる哀歌」を発表。「アニュス・デイ(神の子羊)」などの宗教曲が日本の中学・高校合唱部のレパートリーとなっている。2004年「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞。
 

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2020年3月22日

◆ゲヴァントハウス管弦楽団「新バッハ・コレギウム・ムジクム」が7月に来日し、富山県で「バッハ音楽祭とやま」開催  


 ドイツ・ライプツィヒの伝統あるゲヴァントハウス管弦楽団の有志で作る「新バッハ・コレギウム・ムジクム」が、7月来日し富山県で「バッハ音楽祭とやま」(主催:バッハ音楽祭とやま実行委員会、共催:富山県、富山市、高岡市、魚津市)を開催する。

 ドイツ・ライプツィヒでは、毎年、「ライプツィヒ・バッハ音楽祭」が開催され、「バッハの週」や「バッハの日」と呼ばれ親しまれている。音楽祭の期間はトーマスカントルの指揮によるオープニング・コンサートからはじまり、100前後のイベントが開催される。ファイナル・コンサートは、伝統的に聖トーマス教会での「ミサ曲 ロ短調」が演奏される。

 「バッハ音楽祭とやま」は、ゲヴァントハウス管弦楽団の有志で作る「新バッハ・コレギウム・ムジクム」が来日し、日本において「バッハ音楽祭」を開催しようという試み。

                         ◇

<オープニングコンサート>

日時 2020年7月17日(金)
会場 富山市民プラザ

<魚津コンサート>

日時 2020年7月18日(土)
会場 ホテルグランミラージュ

<高岡コンサート>

日時 2020年7月18日(土)
会場 高岡文化ホール

<メインコンサート>

日時 2020年7月19日(日)
会場 富山県民会館

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2020年3月10日

◆2019 年度 第32回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」発表


 2019 年度 第32回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」以下のように発表された。

授賞式は、2020年4月22日(水)14:00-17:00 文京シビックセンター・スカイホール(東京都文京区)で行われる。

【クラシック】
  1.独奏・独唱部門                河村尚子(ピアノ)
  2.室内楽・合唱部門              東響コーラス
  3.オペラ・オーケストラ部門    ジョナサン・ノット指揮 / 東京交響楽団
  4.現代音楽部門                  名古屋フィルハーモニー交響楽団
  5.研究・評論部門              松平敬著「シュトックハウゼンのすべて」
                           (アルテスパブリッシング)
  6.功労賞                         佐伯茂樹(古楽器演奏家、音楽評論家)
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2020年3月08日

◆第30回「日本製鉄音楽賞」、大西宇宙(バリトン)と小林道夫(ピアニスト) が受賞


 第30回「日本製鉄音楽賞」は、大西宇宙(バリトン)と小林道夫(ピアニスト、チェンバリスト) が受賞した。

 なお、第30回「日本製鉄音楽賞」の贈呈は、日本製鉄本社において行う。 また、贈呈とは別に、受賞記念コンサートを、2020 年7月15日(水)に紀尾井ホールにおいて開催する。

                      ◇

【フレッシュアーティスト賞】

大西宇宙 (バリトン)

 <贈賞理由>大西宇宙は日本人の若手歌手の中でもとりわけ際立った存在だ。バリトンの魅力を感じさせる 張りのある素晴らしい声、幅広い表現力、曲の特質を的確に捉える優れた音楽性を兼ね備える 彼は、アメリカでのめざましい活動ぶりに示されているように、世界に通用する実力の持ち主 である。稀に見る大器として今後の活躍に注目したい。 (寺西基之選考委員)

【特別賞】

小林道夫 (清里音楽祭創設および音楽監督、ゆふいん音楽祭音楽アドバイザー、ピアニスト、チェンバリスト)

 <贈賞理由>国内における音楽祭の先駆け的存在である「清里音楽祭」で長く音楽監督を、また、「ゆふい ん音楽祭」でも音楽アドバイザーを務めた他、東京藝大バッハカンタータクラブ(2020 年に結 成 50 周年)や自身のアカデミーで多数の後進を育てた。音楽祭主宰の他、バッハ作品解釈、 室内楽、ピアノという枠を超えた全ての分野でのパイオニアであり、代名詞ともいえる「12 月のバッハのゴルトベルク変奏曲公演」は 1972 年から現在も続く。(上田弘子選考委員)

 

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2020年3月05日

◆令和元年度(第70回)「芸術選奨」、加納悦子、野村峰山、佐藤俊介が受賞


 文化庁は、令和元年度(第70回)「芸術選奨」受賞者(文部科学大臣賞:19名/文部科学大臣新人賞:11名)を発表した。音楽部門では、文部科学大臣賞を加納悦子と野村峰山、文部科学大臣新人賞を佐藤俊介が受賞した。

                              
                      ◇

【音楽部門】

<文部科学大臣賞>

加納悦子 声楽家  「ドイツ・バロック歌曲」ほかの成果
野村峰山 都山流尺八演奏家 「初代中尾都山の軌跡」の成果

<文部科学大臣新人賞>

佐藤俊介 オランダ・バッハ協会音楽監督 「オランダ・バッハ協会管弦楽団演奏会」ほかの成果

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