2016年9月30日
◆第26回「吉田秀和賞」、立花隆著「武満徹・音楽創造への旅」が受賞
第26回(2016年 平成28年度)「吉田秀和賞」は、立花隆著「武満徹・音楽創造への旅」(文藝春秋 2016年2月刊)が受賞した。
立花 隆(1940年生まれ)は、ジャーナリスト・ノンフィクション作家・評論家。「知の巨人」のニックネームを持つ。1974年(昭和49年)、「文藝春秋」に「田中角栄研究〜その金脈と人脈」を発表。田中金脈問題として大きな反響を呼び、田中角栄首相退陣のきっかけを作った。
「吉田秀和賞」は、音楽を中心に芸術評論に多大な功績のあった吉田秀和氏の名を冠し、1990年に創設された。芸術文化を振興することを目的として、優れた芸術評論に対して賞を贈呈している。
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2016年9月28日
◆大佛次郎旧蔵の「SPレコードコンサート」10月22日に開催
今では、聴くことも珍しくなったSPレコードのコンサートが10月22日(土)に、大佛次郎記念館(神奈川県横浜市中区山手町113)で開催される。
当日は、音楽評論家の金子建志氏を講師に招き、曲目や演奏についてのレクチャーとともに大佛お気に入りのSPレコードを蓄音機で聴き、レコード鑑賞の後は大佛夫人直伝のレシピによるチーズケーキとコーヒーを楽しむことになっている。
大佛次郎は、様々なものをコレクションしていたが、SPレコードもその中の一つ。20代である大正時代から昭和まで、コレクションをしていた記録が残っている。現在、大佛次郎記念館に所蔵されているものだけでも100枚以上のSPレコードがある。
レコードの回転数は、LPレコードは1分間に33 1/3回転(3分で100回転)、EPレコードは毎分45回転であるが、これがSPレコードでは毎分78回転もする。今回のコンサートでは、非常に速い速度で回転している様子を、間近で見ることができる。
曲目は、ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界」(演奏:ベルリン国立歌劇場管弦楽団)、ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」(1911年版)(指揮:ストラヴィンスキー自身による)、ヴェルディ「椿姫」より ほか。
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日時:2016年10月22日 (土)13:00~15:00 (12:30開場)
会場:大佛次郎記念館 2階サロン、および1階会議室、和室
講師:金子建志(武蔵野音楽大学および常葉大学短期大学部非常勤講師、千葉フィルハーモニー管弦楽団音楽監督・常任指揮者)
定員:30名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
参加費:1,000円(入館料、ティールーム「霧笛」チーズケーキ&コーヒー代含む)
応募方法:大佛次郎記念館ホームページに掲載
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2016年9月26日
◆第3回「柴田南雄音楽評論賞」奨励賞、仲辻真帆と新田 愛が受賞
第3回「柴田南雄音楽評論賞」奨励賞は、仲辻真帆と新田 愛が受賞した。
同賞は、桐朋学園が運営し、音楽評論を社会に広め、音楽文化の質の向上に貢献することのできる音楽評論家を育てることを目標として、将来期待される個人に対し、その活動を顕彰し、または助成する賞金を授与することを趣旨としている。
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第3回「柴田南雄音楽評論賞」本賞
該当者なし
第3回「柴田南雄音楽評論賞」奨励賞
仲辻真帆:「優しき歌-柴⽥南雄と立原道造の『時間的建築』」
(柴田の初期の傑作「優しき歌」に焦点をあて、柴田の音楽のリリシズムと立原のポエジーを分析
した評論)
28歳 東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程 在学中
新田 愛:「柴田南雄のポストモダニズム」
(柴田の「ゆく河の流れは絶えずして」とシュニトケの「交響曲第1番」の比較を通して今日におけ
る多様式主義を明らかにしようとした論考)
21歳 愛知県立芸術大学 4年生
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2016年9月23日
◆12月11日に「中村紘子 メモリアル・コンサート」開催
7月26日に亡くなった中村紘子を偲ぶ「中村紘子 メモリアル・コンサート」が、12月11日、サントリーホールで開催される。
出演は、ピアノ:上原彩子、横山幸雄、河村尚子、ヴァイオリン:漆原啓子、チェロ:堤剛。
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ K. 310(上原彩子)
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 「葬送」(横山幸雄)
ラフマニノフ:組曲第2番より“ロマンス”“タランテラ”(Ⅰ:横山幸雄 Ⅱ:上原彩子)
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 「偉大な芸術家の思い出に」(河村尚子、漆原啓子、堤剛)
ピアノ:上原彩子、横山幸雄、河村尚子
ヴァイオリン:漆原啓子
チェロ:堤剛
会場:サントリーホール
日時:2016年12月11日(日) 午後2時
一般発売開始:10月22日
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2016年9月13日
◆第28回「高松宮殿下記念世界文化賞」、音楽部門でギドン・クレーメルが受賞
第28回「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者が発表され、音楽部門ではギドン・クレーメルが受賞した。
授賞式典は10月18日に東京・信濃町の明治記念館で行われる。
ギドン・クレーメル(1947年生まれ)は、ラトビア・リガ出身で、ドイツを拠点に活躍するヴァイオリニスト。22歳の時に「エリザベート王妃国際音楽コンクール」3位に入賞。1969年「パガニーニ国際コンクール」と1970年「チャイコフスキー国際コンクール」で優勝。1981年「ロッケンハウス音楽祭」を自ら創設。2001年「ユネスコ国際音楽賞」受賞、2002年「グラミー賞」最優秀Small Ensemble Performance賞受賞。
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2016年9月12日
◆「フランツ・リスト国際ピアノ・コンクール(ブダペスト国際音楽コンクール)」、阪田知樹が優勝
ピアニストの阪田知樹が「フランツ・リスト国際ピアノ・コンクール(ブダペスト国際音楽コンクール)」で、優勝した。
阪田知樹は名古屋市出身(22歳)で、現在はドイツのハノーファー音楽大学で研鑽中。
同コンクールは1933年に始まった歴史あるもので、ハンガリーのブタペストで、5年に1度開催されている。今年はフランツ・リストの没後130年を記念しその名を冠している。
これまで、同コンクールでは1971年に松﨑伶子が優勝しているが、日本人の男性ピアニストとしては阪田知樹が初めての優勝を果たした。
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2016年9月10日
◆第65回「ミュンヘンARD国際音楽コンクール」のハープ部門、東京交響楽団首席ハープ奏者の景山梨乃が第3位に入賞
東京交響楽団首席ハープ奏者の景山梨乃が、第65回「ミュンヘンARD国際音楽コンクール」のハープ部門において第3位に入賞した。
1952年にスタートし、今年で65回目の開催となる「ミュンヘンARD国際音楽コンクール」ハープ部門は、これまで1983年、2004年、2009年に開催されており、今回2016年で4回目となる。
「ミュンヘンARD国際音楽コンクール」は、国際コンクールの中で最も難関のひとつであり、容易に第1位を出さないことでも知られる同コンクールでの入賞は快挙といえる。
景山梨乃は、東京藝術大学卒業後、パリ・エコールノルマル音楽院、ベルリン芸術大学などで学ぶ。日本ハープコンクール第1位、リリーラスキーヌ国際ハープコンクール2位(1位なし)。2014年東京交響楽団入団、2016年から首席ハープ奏者を務める。
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2016年9月10日
◆「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」の室内楽部門、パク・スーヒョン(ヴァイオリン)と油井香澄(ピアノ)のデュオが優勝
オーストリア南部ペルチャッハで開催された「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」の室内楽部門で、東京都出身のピアニスト油井香澄と韓国人ヴァイオリニストのパク・スーヒョンのデュオが第1位となった。
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2016年9月07日
◆「NHK音楽祭2016」、10月14日~11月22日、NHKホールで開催
「NHK音楽祭2016 ”MEET the CLASSICS~名曲と出会う場所~”」が10月14日~11月22日にNHKホールで開催される。メモリアルイヤーを迎える芸術家にスポットを当てて、その作品の真髄に迫る。
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<マリインスキー劇場管弦楽団>
ベルリオーズ/劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
日時:10月14日(金)19時
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
ユリア・マトーチュキナ(メゾ・ソプラノ)
ミハイル・ペトレンコ(バス)
ディミトリー・コルチャック(テノール)
合唱:マリインスキー劇場合唱団
<NHK交響楽団>
ハイドン:交響曲 第104番「ロンドン」
武満徹:マイ・ウエイ・オブ・ライフ~マイケル・ヴァイナーの追憶に~
ブラームス:交響曲 第2番
日時:10月31日(月)19時
指揮:トゥガン・ソヒエフ
ギャリー・マギー(バリトン)
合唱:東京混声合唱団
<パリ管弦楽団>
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」から「海の間奏曲」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブリテン:セレナード
ドビュッシー:組曲「ペレアスとメリザンド」
11月18日(金)開場:18時 開演:19時
指揮:ダニエル・ハーディング
ヴァイオリン:ジョシュア・ベル
マーク・パドモア(テノール)
<サンフランシスコ交響楽団>
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
ブルックナー:交響曲第7番
日時:11月22日(火)19時
指揮:マイケル・ティルソン・トーマス
ピアノ:ユジャ・ワン
<特別プログラム ブラック・ダイク・バンド>
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミーラ」から
ミッション・インポッシブル
スカボロー・フェア
イモータル ほか
日時:10月29日(土)16時
指揮:ニコラス・チャイルズ
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2016年9月04日
◆第11回「大植英次プロデュース“大阪クラシック~街にあふれる音楽~”」開催(9月11日~17日)
大阪クラシック実行委員会(大阪市、大阪フィルハーモニー協会、御堂筋まちづくりネットワーク)は、9月11日(日曜日)から9月17日(土曜日)までの1週間、第11回「大植英次プロデュース“大阪クラシック~街にあふれる音楽~”」を開催する。
同音楽祭は、大阪フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者である大植英次がプロデュースして、2006年から毎年開催され、今年で11回目。過去10年で798公演、43万人を超える来場者がある。
出演オーケストラは、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、日本センチュリー交響楽団、Osaka Shion Wind Orchestra(旧大阪市音楽団)。
開催場所は、御堂筋や中之島地区のオフィスビルやホテル、カフェなど全30か所・34会場。
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