クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2019年 12月

2019年12月31日

◆ドイツのテノール歌手のペーター・シュライヤーが死去(享年84歳)


 ドイツのテノール歌手のペーター・シュライヤーが2019年12月25日に死去した。享年84歳。

 ペーター・シュライヤーは、ドレスデンの聖十字架教会の少年聖歌隊の聖十字架合唱団に入学。1959年プロ音楽家としてのデビューを飾った。1966年バイロイト音楽祭に登場。1966年にはウィーン国立歌劇場、1967年にはザルツブルク音楽祭にデビューを飾る。 最高のモーツァルト歌手であるとの評価を得る。1970年以来、シュライアーは指揮者としても活躍し、モーツァルト、バッハとハイドンの作品を特に好んで演奏した。2005年で歌手生活から引退。 傑出した歌手に与えられる「宮廷歌手」の称号を授与される。

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2019年12月28日

◆2020年第63回「NHKニューイヤーオペラコンサート」、 1月3日(金)午後7時~9時開催


【2020年第63回「NHKニューイヤーオペラコンサート」】

歌劇『椿姫』から「ああ、そはかの人か~花から花へ」(ヴェルディ)
歌劇『蝶々夫人』から 花の二重唱「桜の枝をゆすぶって」(プッチーニ)
歌劇『ルサルカ』から「月に寄せる歌」(ドボルザーク)
歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』から 復活祭の合唱「主はよみがえられた」(マスカーニ)
歌劇『トゥーランドット』から「お聞きください」~ 第1幕フィナーレ(プッチーニ)
歌劇『リゴレット』から「悪魔め、鬼め」(ヴェルディ)
歌劇『シモン・ボッカネグラ』から「悲しい胸の思いは」(ヴェルディ)
歌劇『運命の力』から「神よ、平和を与えたまえ」(ヴェルディ)
歌劇『愛の妙薬』から「人知れぬ涙」(ドニゼッティ)
歌劇『ボエーム』から「私が町を歩くと」(プッチーニ) ほか

ソプラノ:大村博美 砂川涼子 田崎尚美 中村恵理 森麻季 森谷真理
メゾ・ソプラノ:中島郁子 林美智子
テノール:笛田博昭 福井敬 宮里直樹 村上敏明
バリトン:青山貴 大西宇宙 大沼徹 上江隼人
バ  ス:妻屋秀和

合  唱:新国立劇場合唱団 二期会合唱団 びわ湖ホール声楽アンサンブル 藤原歌劇団合唱部

指  揮:アンドレア・バッティストーニ

管 弦 楽:東京フィルハーモニー交響楽団

ハ ー プ:グザヴィエ・ド・メストレ

司会:高橋克典(俳優)、髙橋美鈴(NHKアナウンサー)

会場:NHKホール

日時:2020年1月3日(金) 午後7時~9時

放送:【Eテレ・FM】2020年1月3日(金) 午後7時~9時(生放送)

 令和初の新春恒例「NHKニューイヤーオペラコンサート」。世界が注目する若手指揮者アンドレア・バッティストーニの指揮で、オペラ・アリアの中でもポピュラーな曲を中心に開催。海外や国内の第一線で活躍する豪華ソリスト陣の華麗なステージ。

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2019年12月24日

◆「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2020」の指揮者はアンドリス・ネルソンス


 2020年1月1日に行われる、「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2020」は、ウィーン楽友協会において、アンドリス・ネルソスの指揮で行われる。

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団カペルマイスターにも就任した。

                 ◇

日時:2020年1月1日 午前11時15分開演

会場:ウイーン, オーストリア楽友協会, 大ホール

放送:1月1日(水)NHK[Eテレ]午後7:00~10:00(生放送)
         NHK[FM]午後7:15~10:00(生放送)
  【再放送】1月11日(土)NHK[Eテレ]午後2:00~5:00

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2019年12月15日

◆タワーレコード、2019年のオンライン販売実績ランキング発表


 タワーレコードは、2019年「タワー・オンライン、クラシカル」で売れた「輸入盤」のTOP40と、「タワーレコード企画盤」TOP20、「話題となった国内・話題盤」10タイトルを発表した。

<クラシック輸入盤TOP40>(1位~10位)

【1位】イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ベルリン古楽アカデミー、他『J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲、他』
【2位】カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)『シューベルト:ピアノ作品集』
【3位】フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)、レ・シエクル管弦楽団『マーラー:交響曲第1番「巨人」(1893年版花の章付き)』
【4位】カラヤン(指揮)、ベルリン・フィル『ベートーヴェン交響曲全曲 連続演奏会(第1-9番)<1966年東京ライヴ>』
【5位】ネルソンス(指揮)、ウィーン・フィル、他『ベートーヴェン:交響曲全集』
【6位】マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)『ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、他』
【7位】フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)、ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団、他『マーラー:交響曲第3番』
【8位】ドゥダメル(指揮)、ロサンゼルス・フィル『ジョン・ウィリアムズ・セレブレーション』
【9位】鈴木雅明(指揮)、バッハ・コレギウム・ジャパン、他『ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」』
【10位】ティーレマン(指揮)、シュターツカペレ・ドレスデン『シューマン:交響曲全集~ライヴ・アット・サントリーホール』

<クラシック タワーレコード企画盤 TOP20>(1位~10位)

【1位】リヒテル(P)、ロヴィツキ、ザンデルリング、カラヤン(指揮)ほか『ドイツ・グラモフォン協奏曲録音集』
【2位】クナッパーツブッシュ(指揮) ウィーン・フィル他『ワーグナー名演集』
【3位】オイストラフ(Vn)、クレンペラー(指揮) フランス国立管弦楽団、他『ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェン:三重協奏曲』
【4位】フリッチャイ(指揮) ベルリン・フィル『ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》、第7番』
【5位】ワルター(指揮) ウィーン・フィル『マーラー:交響曲「大地の歌」、リュッケルト歌曲集から』
【6位】ベーム(指揮) ウィーン・フィル『ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》、シューマン:交響曲第4番』
【7位】クレンペラー(指揮) フィルハーモニア管弦楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団『モーツァルト: 交響曲集、アイネ・クライネ・ナハトムジーク(2種)、他 』
【8位】グリュミオー(Vn)、ロザンタール(指揮) ラムルー管弦楽団『ラロ:スペイン交響曲、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、他』
【9位】クレンペラー(指揮) フィルハーモニア管弦楽団、他『マーラー: 交響曲選集』
【10位】プレヴィン(指揮) ロンドン交響楽団、他『ホルスト:惑星、ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」より』

<クラシック 話題盤 TOP10>

【1位】Various Artists『ビューティフル・クラシカル・メロディーズ 2』
【2位】キリル・ペトレンコ(指揮)、ベルリン・フィル『チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」』
【3位】反田恭平(ピアノ)、スラドコフスキー(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ第2番』
【4位】Various Artists『蜜蜂と遠雷 ピアノ全集+1[完全盤]』
【5位】Various Artists『ピアノの森 PIANO BEST COLLECTION II』
【6位】清塚信也(ピアノ)『SEEDING』
【7位】福山雅治、福田進一、荘村清志(ギター)『映画「マチネの終わりに」オリジナル・サウンドトラック』
【8位】ムター(ヴァイオリン)、小澤征爾、マテウス(指揮)、サイトウ・キネン・オーケストラ『ドイツ・グラモフォン創立120周年 SPECIAL GALA CONCERT』
【9位】大友直人(指揮)、東京交響楽団『羽田健太郎:交響曲 宇宙戦艦ヤマト』
【10位】河村尚子(ピアノ)『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集1 悲愴&月光』

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2019年12月05日

◆2020年6月にベルリン・フィルが特別公演、1万人無料野外コンサートも


 「東京2020 NIPPONフェスティバル」の共催プログラムとして、世界的な指揮者のグスターボ・ドゥダメル指揮による「東京・春・⾳楽祭特別公演ベルリン・フィル in Tokyo 2020」(主催:東京・春・⾳楽祭実⾏委員会/共催:公益財団法⼈東京オリンピック・パラリンピック競技⼤会組織委員会)が2020年6⽉に実施される。

 世界最⾼峰のオーケストラ、28カ国の多国籍プレーヤーから成るベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による東京2020⼤会のための4公演。2020年6⽉24⽇(⽔)から26日(⾦)まで東京⽂化会館で行われる公演では、東京2020⼤会のためのスペシャル・コンサート(プログラムA)、グスタフ・マーラー「交響曲第2番《復活》」(プログラムB)、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン「交響曲第9番《合唱付き》(第九)」 (プログラムC)の3つのプログラムが演奏され、オリンピック・パラリンピックの祝祭感と震災復興・平和への祈りを東京から発信する。

 さらに6⽉27⽇(⼟)には、東京を代表する公園、新宿御苑⾵景式庭園でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団としては⽇本で初となる野外公演、1万人の無料公演(ただし新宿御苑への⼊園料が必要)も行われる。野外公演ではドゥダメル指揮、オーケストラ、ソリスト、合唱、総勢約400⼈に及ぶアーティストの⼒を結集して、「第九」が演奏される。合唱団は世界中から集められ、⼈種・年齢・性別を超えた壮⼤なスケールとなる。

                             ◇

【東京・春・⾳楽祭特別公演ベルリン・フィル in Tokyo 2020】

指揮:グスターボ・ドゥダメル 

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

東京⽂化会館⼤ホール公演
2020年6⽉24⽇(⽔)19:00【プログラムA】東京2020⼤会のためのスペシャル・コンサート
2020年6⽉25⽇(⽊)19:00【プログラムB】マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》
2020年6⽉26⽇(⾦)19:00【プログラムC】ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調op.125《合唱付き》

新宿御苑⾵景式庭園公演
2020年6⽉27⽇(⼟)14:00 新宿御苑⾵景式庭園【プログラムC】荒天の場合は28⽇(⽇)14:00に順延。

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2019年12月01日

◆指揮者のマリス・ヤンソンスが死去(享年76歳)


 指揮者のマリス・ヤンソンスが、死去した。享年76歳。

 マリス・ヤンソン(1943年―2019年は、ラトビア出身の指揮者。父はレニングラード・フィルの名指揮者であったアルヴィド・ヤンソンス(1914年―1984年)。レニングラード音楽院で学んだ後、ウィーン国立音楽アカデミーに留学し、スワロフスキーやエスターライヒャー、カラヤンに師事。1971年「カラヤン国際指揮者コンクール」で第2位、同年レニングラード・フィルを指揮してプロ・デビューを果たす。1973年からレニングラード・フィルの副指揮者を務める。1977年レニングラード・フィルとともに初来日。1979年~2000年オスロ・フィルの首席指揮者を務める。2003年バイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任。さらに2004年~2015年ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者も務めた。2006年、2012年、2016年の元日にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの指揮を務めた。

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