2024年11月24日
◆第12回「浜松国際ピアノコンクール」、鈴木愛美が優勝
第12回「浜松国際ピアノコンクール」は、11月24日に本選が行われ、鈴木愛美が優勝した。
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第1位 鈴木愛美(日本、2002年生まれ) 室内楽賞、聴衆賞、札幌市長賞。ワルシャワ市長賞
第2位 ヨナス・アウミラー(ドイツ、1998年生まれ)
第3位 小林海都(日本、1995年生まれ)
第4位 JJジュン・リ・ブイ(カナダ、2004年生まれ)
第5位 コルクマズ・ジャン・サーラム(トルコ、1999年生まれ)
第6位 ロバート・ビリー(チェコ、1997年生まれ) 日本人作品優秀演奏賞
奨励賞 ヴァレール・ビュルノン(ベルギー、1998年生まれ)
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2024年11月19日
◆北村 陽、「パブロ・カザルス国際賞」で第1位
スペインのタラゴナ、アル・バンドレイで開催された「パブロ・カザルス国際賞」で、チェリストの北村陽(20歳)がアルネ・ツェラー(ドイツ)とともに1位を受賞した
「パブロ・カザルス国際賞」は、パブロ・カザルス財団主催で、2018年から2年に一度、カザルスの故郷スペイン、カタルーニャ地方のアル・バンドレイで開催されている国際コンクール。当初は奨学金の賞だったが、後に国際コンクールとなり、1984年から40年の歴史がある。
チェロの北村 陽(2004年生まれ)は、兵庫県出身。堤剛、山崎伸子各氏に師事。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在籍。2023年よりベルリン芸術大学にてイェンス=ペーター・マインツ氏に師事している。2024年に「エネスク国際コンクール」チェロ部門で日本人初の優勝を果たし注目を集めた。これまでに2017年「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」優勝、2022年「ハチャトゥリアン国際コンクール」第2位、2023年「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」優勝、同年「日本音楽コンクール」チェロ部門優勝、併せて岩谷賞(聴衆賞)、増沢賞、黒栁賞、徳永賞、INPEX賞受賞。これまでに小林研一郎、高関健、大友直人、藤岡幸夫、山田和樹らの指揮により、国内多数の楽団と共演。
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2024年11月09日
◆関西フィル、藤岡幸夫が総監督・首席指揮者に就任
関西フィルハーモニー管弦楽団は、2025年に楽団創立55周年を迎えるが、この節目の年に、新しい指揮者体制で臨むことになった。
【2025年4月1日からの関西フィルハーモニー管弦楽団の指揮者体制】
総監督・首席指揮者:藤岡幸夫
首席客演指揮者:鈴木優人
アーティスティック・パートナー:リオ・クオクマン
名誉指揮者:オーギュスタン・デュメイ
永久桂冠名誉指揮者:飯守泰次郎
2011年より13年間音楽監督を務めてきたオーギュスタン・デュメイは、契約満了に伴い退任することとなった。独特の音楽観を楽団に浸透させ主に弦楽器のアンサンブル力の向上に務めるとともに、2回にわたる楽団の欧州公演の実現に貢献しした。以後は名誉指揮者として定期的に共演し、引き続き楽団のアンサンブル力向上、並びに欧州とのリレーション強化に期待する。
関西フィルと26年目のシーズンとなる首席指揮者の藤岡幸夫は、新たに「総監督」に就任し、総監督・首席指揮者として、楽団を牽引する。総監督には、楽団の継続的な発展のために、楽団の経営・運営面へ協力し、社会や地域への貢献活動を強力に推進する。
首席客演指揮者として3年目のシーズンとなる鈴木優人は、指揮のみならず作編曲、鍵盤楽器演奏など幅広く活躍し、音楽への深い造詣を有している。引き続き表現力の向上やレパートリーの拡充など、楽団の音楽面での成長に寄与する。
さらに関西フィル初のアーティスティック・パートナーとして、近年活躍めざましいアジアの俊英、リオ・クオクマンを迎える。2017年に主催演奏会で初共演し、楽団内外から高い評価を受けた。その国際的な経験により、楽団を新たなステージに押し上げてくれることと期待する。
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指揮の藤岡幸夫(1962年生れ)は、東京都出身。日本指揮者界の重鎮であった渡邉曉雄最後の愛弟子。サー・ゲオルグ・ショルティのアシスタントを務める。慶應義塾大学文学部美学美術史学科および英国王立ノーザン音楽大学(RNCM)指揮科卒業。日本フィルハーモニー交響楽団の指揮研究員を経て渡英。最も才能あるEU加盟国の若手指揮者に贈られる「サー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞」を特例で受賞。1993年BBCフィルハーモニックの定期演奏会に代役でデビュー。1994年ロンドンの夏の風物詩「プロムス」に同オケを指揮しデビュー以降、数多くの海外オーケストラに客演。マンチェスター室内管弦楽団首席指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団指揮者を歴任、2019年東京シティ・フィル首席客演指揮者に就任。2000年関西フィルハーモニー管弦楽団正指揮者、2007年同楽団首席指揮者、2024年同楽団総監督・首席指揮者に就任。2002年「渡邉曉雄音楽基金音楽賞」受賞。現在、放送500回を越える人気番組「エンター・ザ・ミュージック」(BSテレ東、毎週土曜朝8:30、2024年10月で11年目を迎える)の指揮・司会として関西フィルと共に出演中。
指揮のリオ・クオクマンは、マカオ生まれ。現在、スロヴェニア放送交響楽団首席指揮者、マカオ管弦楽団音楽監督・首席指揮者、香港フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者、マカオ国際音楽祭プログラミング・ディレクターを務めている。香港演芸学院、ジュリアード音楽院、カーティス音楽院、ニューイングランド音楽院でピアノと指揮を学び、2014年の「スヴェトラーノフ国際指揮者コンクール」で最高位を受賞。2016年までフィラデルフィア管でネゼ=セガンの副指揮を任された。ウィーン響、フランス放送フィル、トゥールーズ・キャピトル国立管、デトロイト響、ソウル・フィル、上海フィル、台湾フィル、N響、都響といった世界の主要楽団に客演を重ねる。オペラにも積極的で、「ラ・ボエーム」「愛の妙薬」「道化師」など、多数の作品を指揮。芸術文化の発展への貢献が評価され、香港とマカオの両政府から賞や勲章を授与されている。2021年には香港の「Ten Outstanding Young Persons(10人の傑出した若者たち)」に選ばれた。
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2024年11月09日
◆第93回「日本音楽コンクール」作曲部門、松本淳一が優勝
第93回「日本音楽コンクール」作曲部門本選が11月7日(木)に行われ、松本淳一が優勝した。
第1位 松本淳一
第2位 石川康平
第3位 井上莉里
本選の模様は、下記の日程で放送される。
◆NHK-FMラジオ
11月18日(月)19:30~21:10
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2024年11月02日
◆バス歌手の妻屋秀和、令和6年度「紫綬褒章」受章
バス歌手の妻屋秀和が令和6年度「紫綬褒章」を受章した。
バス歌手の妻屋秀和は、大阪府生まれ、島根県松江市出身。東京藝術大学卒業。同大学院修了。1992年よりミラノに留学。1994年―2001年ライプツィヒ歌劇場と専属契約し、モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』、ワーグナー『タンホイザー』など幅広いレパートリーで活躍。2002年―2011年ワイマール・ドイツ国民劇場専属歌手を務め、ブレゲンツ音楽祭、ライン・ドイツ・オペラ、ハノーバー州立歌劇場、マンハイム国民劇場、ベルリン州立歌劇場、スコティッシュ・オペラなど各地でオペラに出演。日本でのオペラ出演は、1988年藤原歌劇団ヴェルディ『マクベス』刺客が公式なデビュー。1992年の渡欧までは主に藤原歌劇団に出演。その後は欧州と日本を往復するようになり、日本でも新国立劇場モーツァルト『魔笛』ザラストロ、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』ライモンド、びわ湖ホール ワーグナー『さまよえるオランダ人』ダーラント、二期会モーツァルト『フィガロの結婚』バルトロなどを務め、欧州と日本で出演したオペラを合計すると60余作、演じた役は80役、公演数は900を超える。2018年にはオペラデビュー30周年を迎えた。またコンサートソリストとしてもNHK交響楽団『第九』、宗教曲のソリストなどに出演。1989年「イタリアコンコルソ」ミラノ部門金賞、第3回「日本声楽コンクール」第2位、1996年度第24回「ジロー・オペラ賞」、2021年「芸術選奨文部科学大臣賞」受賞。二期会会員。ライプツィヒ在住。
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