2024年11月19日
スペインのタラゴナ、アル・バンドレイで開催された「パブロ・カザルス国際賞」で、チェリストの北村陽(20歳)がアルネ・ツェラー(ドイツ)とともに1位を受賞した
「パブロ・カザルス国際賞」は、パブロ・カザルス財団主催で、2018年から2年に一度、カザルスの故郷スペイン、カタルーニャ地方のアル・バンドレイで開催されている国際コンクール。当初は奨学金の賞だったが、後に国際コンクールとなり、1984年から40年の歴史がある。
チェロの北村 陽(2004年生まれ)は、兵庫県出身。堤剛、山崎伸子各氏に師事。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在籍。2023年よりベルリン芸術大学にてイェンス=ペーター・マインツ氏に師事している。2024年に「エネスク国際コンクール」チェロ部門で日本人初の優勝を果たし注目を集めた。これまでに2017年「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」優勝、2022年「ハチャトゥリアン国際コンクール」第2位、2023年「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」優勝、同年「日本音楽コンクール」チェロ部門優勝、併せて岩谷賞(聴衆賞)、増沢賞、黒栁賞、徳永賞、INPEX賞受賞。これまでに小林研一郎、高関健、大友直人、藤岡幸夫、山田和樹らの指揮により、国内多数の楽団と共演。