クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2024年 8月

2024年8月30日

◆第22回「東京音楽コンクール」弦楽部門、金子芽以(ヴァイオリン)が優勝


 第22回「東京音楽コンクール」弦楽部門は、金子芽以(ヴァイオリン)が優勝した。

                     ◇

【第22回「東京音楽コンクール」 弦楽部門 本選結果】

  第1位 金子芽以(ヴァイオリン)

  第2位 平井美羽(ヴァイオリン)

  第3位 山本大(チェロ)

  入選 栗原壱成(ヴァイオリン)

  聴衆賞 金子芽以(ヴァイオリン)

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2024年8月29日

◆第22回「東京音楽コンクール」金管部門、東川理恩(トランペット)が優勝


 第22回「東京音楽コンクール」金管部門は、東川理恩(トランペット)が優勝した。

                     ◇

【第22回「東京音楽コンクール」 金管部門 本選結果】

第1位 東川理恩(トランペット)

第2位 福島莉那(トロンボーン)

第3位 白井翼(テューバ)
    パブロ・ティティアイエフ(トロンボーン)
    多田凌吾(ホルン)

入選 西村大地(トランペット)

聴衆賞 東川理恩(トランペット)

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2024年8月22日

◆第48回「ピティナ・ピアノコンペティション」、南 杏佳がグランプリ受賞


 第48回「ピティナ・ピアノコンペティション」(主催:全日本ピアノ指導者協会<PTNA=ピティナ>)の特級ファイナルがサントリーホールで行われ、南 杏佳がグランプリを獲得した。

  グランプリ:南 杏佳

 南 杏佳は、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻を卒業後、ボストン音楽院にて修士課程、Graduate Performance Diploma課程を修了。幼少期を米国ボストンにて過ごす。PTNAピアノコンペティション、C級全国大会ベスト賞、Jr.G級、F級全国大会入選、G級全国大会ベスト賞。堺国際ピアノコンクール、C級第1位、D級第2位、E級第1位、一般部門第1位ならびにオーディエンス賞。全日本学生音楽コンクール小学生の部大阪大会本選第1位、全国大会第3位。2024年ルイスヴィル湖国際ピアノコンクールにて第3位受賞。

  銀賞:山本悠流

  銅賞:塩﨑基央

  入選:大山桃暖

  聴衆賞

    1位:南 杏佳
    2位:山本悠流
    3位:塩﨑基央
    4位:大山桃暖

  オンライン聴衆賞

    1位:塩﨑基央
    2位:津野絢音
    3位:渡邊さくら
    4位:南 杏佳
    5位:山本悠流
    6位:工藤桃子
    7位:大山桃暖

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2024年8月14日

◆名チェロ奏者アントニオ・メネセスが死去(享年66歳)


 ブラジル出身の名チェロ奏者アントニオ・メネセスが死去した。享年66歳。

 アントニオ・メネセス(1957年8月23日―2024年8月3日)は、ブラジルのレシフェ出身。10歳からチェロを始め、14歳でリオデジャネイロの交響楽団に入団。

 16歳の時、南米ツアー中の名チェロ奏者アントニオ・ヤニグロ(1918年―1989年)と出会い、ドイツへと渡る。デュッセルドルフのロベルト・シューマン大学、シュトゥットガルト音楽演劇大学でヤニグロの指導を受ける。

 1977年「ミュンヘン国際音楽コンクール」、1982年「チャイコフスキー国際コンクール」で優勝。

 カザルス音楽祭、ザルツブルク音楽祭、プラハの春音楽祭、モーストリー・モーツァルト、ルツェルン音楽祭などの音楽祭に招かれ、1998年からピアノ三重奏団「ボザール・トリオ」のメンバーとなった。

 演奏活動に加え、イタリア・シエーナのキジアーナ音楽院での夏期講習、スイスのベルン大学にて後進の指導にもあたっていた。

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2024年8月10日

◆東京交響楽団 次期音楽監督にロレンツォ・ヴィオッティが就任(2026年4月から3年間)


 東京交響楽団は、ロレンツォ・ヴィオッティを第4代音楽監督として迎えると発表した。任期は2026年4月から3年間。

 ロレンツォ・ヴィオッティは、1990年スイス・ローザンヌ出身で、現在34歳。リヨンでピアノ、歌、打楽器を学び、ウィーンでゲオルク・マルクの指揮者コースに参加。リスト音楽院でニコラ・パスケに指揮を学び、2015年「ザルツブルク音楽祭ネスレヤングコンダクター賞」受賞。「カダケス国際コンクール」「ライプツィヒMDRコンクール」など、数々の権威ある指揮者コンクールで優勝している。2018年から2021年までポルトガル・グルベンキアン管弦楽団の首席指揮者を務めた。2017年にはロンドンで開催された国際オペラ・アワードで「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。2018年には新国立劇場オペラで「トスカ」を指揮した。

 ロレンツォ・ヴィオッティは、同世代の指揮者のなかで最もダイナミックな活動が注目されている指揮者。現在、オランダ国立歌劇場及びネーデルラントフィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を務める。2023/24年シーズンは、プッチーニ3部作(新演出)の上演や、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのドイツ、スイス、スペイン・ツアー、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団とのドイツ、ベルギー・ツアーのほか、オランダ国立歌劇場で「ローエングリン」を指揮し、ワーグナー作品に初めて取り組んだ。2024年2月にはスカラ座でダニエレ・アバド演出によるヴェルディ「シモン・ボッカネグラ(新演出)」と、2024年4月にはチューリッヒ歌劇場でのカールマン「チャールダーシュの女王」を指揮した。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、シュターツカペレ・ベルリン、クリーブランド管弦楽団など、世界有数のオーケストラと定期的に共演。

 ヴィオッティの東京交響楽団デビューは、2014年7月の「東京オペラシティシリーズ」。これが日本デビューのみならず、自身のプロオーケストラデビューで、且つ代役としての出演である中で、多様な音楽性を見せ、以来、2016年、2019年(2回)、2023年と計5回共演。

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2024年8月05日

◆作曲家の湯浅譲二が死去(享年94歳)


 戦後日本の音楽界リードした作曲家の湯浅譲二が7月21日、肺炎で死去した。享年94歳。
 
 湯浅譲二は、福島県郡山市出身。独学で作曲を始める。慶応大医学部在学中に音楽評論家の秋山邦晴や作曲家の武満徹と出会い、同大中退後、1951年に芸術家集団「実験工房」に参加し、作曲に専念した。

 日本大学藝術学部客員教授、東京音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授などを経て、カリフォルニア大学サンディエゴ校名誉教授を務めた。

 国際現代音楽協会 (ISCM) 名誉会員。慶應義塾大学アート・センター訪問所員、郡山市名誉市民。
 
 1996年度「サントリー音楽賞」受賞。2014年「文化功労者」。2024年、自作を編曲した「哀歌(エレジィ)」で5回目の「尾高賞」を受賞。

 代表作に「クロノプラスティク」「内触覚的宇宙」シリーズなど。NHK大河ドラマ「元禄太平記」、NHKの「おかあさんといっしょ」、テレビドラマの「コメットさん」「木枯し紋次郎」、伊丹十三監督の映画「お葬式」の音楽も作曲。電子音楽に傑作を残した開祖的存在でもあった。

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