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2026年2月15日

◆バッハ演奏の権威として知られたヘルムート・リリングが死去(享年92歳)

 ドイツの指揮者でバッハ演奏の権威として知られたヘルムート・リリングが2月11日、死去した。享年92歳。

 ヘルムート・リリング(1933年―2026年)は、ドイツ、シュトゥットガルト出身。ヴュルテンベルクのプロテスタントの神学校で早期教育を受ける。1952年から1955年までシュトゥットガルト音楽大学で学校音楽教育、オルガン・作曲・合唱指揮を学ぶ。ローマのバチカンでフェルナンド・ジェルマーニに2年間師事し、シエナのキジアーナ音楽院にも学び、その後彼のオルガンのアシスタントを10年間続ける。

 まだ在学中の1954年に、最初の自前の合唱団ゲッヒンガー・カントライを設立する。1957年、シュトゥットガルト記念教会オルガニストならびに楽長として1998年に教会音楽家を定年退職するまで活動。1963年から1966年まで、オルガンや合唱指揮を指導する傍ら、シュパンダウ合唱団を育成した。

 1967年にニューヨークでレナード・バーンスタインに師事。同年フランクフルト州立音楽大学の合唱指揮の教授に任命され、1985年まで同校で教鞭を執る。1969年にフランクフルト合唱団の指揮者に就任。1965年からシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムを設立。

 リリングはバッハの専門家として世界的に知られる。リリングはバッハの合唱曲を全曲録音した最初の人物であり、170点以上にのぼるCDに1000曲以上が収録されている。古典派やロマン派の、管弦楽伴奏つき合唱曲の専門家としても評価が高く、ブラームス作品などのレパートリーもある。

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