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2026年2月15日

◆第24回(2025年度)「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、山澤 慧(チェロ部門)と熊倉 優(指揮部門)が受賞


 第24回(2025年度)「齋藤秀雄メモリアル基金賞」は、山澤 慧(チェロ部門)と熊倉 優(指揮部門)が受賞した。

 「齋藤秀雄メモリアル基金賞」は、財団法人ソニー音楽芸術振興会(現・公益財団法人ソニー音楽財団/英文名称:Sony Music Foundation)により、2002年(平成14年)に創設された。同賞は、チェリスト・指揮者・教育者として高名な故・齋藤秀雄(1902-1974)氏に因むもの。

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 チェリストの山澤 慧(1987年生まれ)は、東京都町田市出身。東京芸術大学附属高等学校、東京芸術大学を経て、同大学院を修了。卒業時に同声会賞受賞、大学院修了時に大学院アカンサス賞受賞。第11回現代音楽演奏コンクール”競楽XI”第1位、第24回朝日現代音楽賞受賞。音川健二、藤沢俊樹、河野文昭、西谷牧人、鈴木秀美、山崎伸子、M.Kasperに師事。藝大フィルハーモニア管弦楽団首席チェロ奏者、千葉交響楽団契約首席チェロ奏者。これまでに、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、東京都交響楽団などと共演。

 指揮の熊倉 優(1992年生まれ)は、東京都出身。作曲を16歳より、指揮を大学入学時より始める。桐朋学園大学(作曲専攻)卒業及び同研究科修了。第18回「東京国際音楽コンクール<指揮>」第3位。2016年から2019年まで、NHK交響楽団・首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ氏および同団アシスタントとして定期公演等に携わる。2021年よりドイツに拠点を置き、2021年8月〜2023年7月まで、ハンブルク州立歌劇場にて音楽総監督ケント・ナガノ氏のアシスタントを務める。同劇場では指揮者としても「後宮からの逃走」(抜粋)、「魔笛」などを指揮。2023年5月にハノーファー州立歌劇場にて「ルサルカ」を指揮し、同年8月より同劇場第2カペルマイスターに就任。

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2026年2月15日

◆バッハ演奏の権威として知られたヘルムート・リリングが死去(享年92歳)


 ドイツの指揮者でバッハ演奏の権威として知られたヘルムート・リリングが2月11日、死去した。享年92歳。

 ヘルムート・リリング(1933年―2026年)は、ドイツ、シュトゥットガルト出身。ヴュルテンベルクのプロテスタントの神学校で早期教育を受ける。1952年から1955年までシュトゥットガルト音楽大学で学校音楽教育、オルガン・作曲・合唱指揮を学ぶ。ローマのバチカンでフェルナンド・ジェルマーニに2年間師事し、シエナのキジアーナ音楽院にも学び、その後彼のオルガンのアシスタントを10年間続ける。

 まだ在学中の1954年に、最初の自前の合唱団ゲッヒンガー・カントライを設立する。1957年、シュトゥットガルト記念教会オルガニストならびに楽長として1998年に教会音楽家を定年退職するまで活動。1963年から1966年まで、オルガンや合唱指揮を指導する傍ら、シュパンダウ合唱団を育成した。

 1967年にニューヨークでレナード・バーンスタインに師事。同年フランクフルト州立音楽大学の合唱指揮の教授に任命され、1985年まで同校で教鞭を執る。1969年にフランクフルト合唱団の指揮者に就任。1965年からシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムを設立。

 リリングはバッハの専門家として世界的に知られる。リリングはバッハの合唱曲を全曲録音した最初の人物であり、170点以上にのぼるCDに1000曲以上が収録されている。古典派やロマン派の、管弦楽伴奏つき合唱曲の専門家としても評価が高く、ブラームス作品などのレパートリーもある。

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