2016年9月28日
今では、聴くことも珍しくなったSPレコードのコンサートが10月22日(土)に、大佛次郎記念館(神奈川県横浜市中区山手町113)で開催される。
当日は、音楽評論家の金子建志氏を講師に招き、曲目や演奏についてのレクチャーとともに大佛お気に入りのSPレコードを蓄音機で聴き、レコード鑑賞の後は大佛夫人直伝のレシピによるチーズケーキとコーヒーを楽しむことになっている。
大佛次郎は、様々なものをコレクションしていたが、SPレコードもその中の一つ。20代である大正時代から昭和まで、コレクションをしていた記録が残っている。現在、大佛次郎記念館に所蔵されているものだけでも100枚以上のSPレコードがある。
レコードの回転数は、LPレコードは1分間に33 1/3回転(3分で100回転)、EPレコードは毎分45回転であるが、これがSPレコードでは毎分78回転もする。今回のコンサートでは、非常に速い速度で回転している様子を、間近で見ることができる。
曲目は、ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界」(演奏:ベルリン国立歌劇場管弦楽団)、ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」(1911年版)(指揮:ストラヴィンスキー自身による)、ヴェルディ「椿姫」より ほか。
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日時:2016年10月22日 (土)13:00~15:00 (12:30開場)
会場:大佛次郎記念館 2階サロン、および1階会議室、和室
講師:金子建志(武蔵野音楽大学および常葉大学短期大学部非常勤講師、千葉フィルハーモニー管弦楽団音楽監督・常任指揮者)
定員:30名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
参加費:1,000円(入館料、ティールーム「霧笛」チーズケーキ&コーヒー代含む)
応募方法:大佛次郎記念館ホームページに掲載