クラシック音楽 ニュース


2024年10月23日

◆水戸芸術館、新館長に評論家の片山杜秀氏が就任


 水戸芸術館の館長は、2024年2月に小澤征爾館長が逝去されて以来、不在となっていたが、このたび評論家の片山杜秀氏が11月1日付けで新しい館長に就任することに決定した。

 【片山杜秀氏略歴】1963年仙台市生まれ。評論家。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。『音盤考現学』および『音盤博物誌』で吉田秀和賞(2012年から同賞審査委員)、サントリー学芸賞を受賞。『未完のファシズム』で司馬遼太郎賞受賞。著書に『大楽必易―わたくしの伊福部昭伝―』『見果てぬ日本―司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦』『尊皇攘夷―水戸学の四百年―』『平成精神史』等がある。NHK-FM「クラシックの迷宮」のパーソナリティを務めている。

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2024年10月14日

◆「東京国際指揮者コンクール2024」、コルニリオス・ヴィクトル・ミハイリディス(ギリシャ)が優勝


 「東京国際指揮者コンクール2024」の本選が10月13日行われ、コギリシャ出身のルニリオス・ヴィクトル・ミハイリディスが優勝した。

                             ◇

第1位 コルニリオス・ヴィクトル・ミハイリディス(ギリシャ)35歳。すでにプロの指揮者として活動。

第2位 ライリー・ホールデン・コート=ウッド(英国)27歳。すでにプロの指揮者としての活動。

第3位 吉﨑 理乃(日本)23歳。東京藝術大学大学院在籍。

入選  岡崎 広樹(日本)25歳。東京藝術大学の声楽科を卒業後、現在、同大学の指揮科在籍。

特別賞・齋藤秀雄賞 吉﨑 理乃(日本)

聴衆賞 ライリー・ホールデン・コート=ウッド(英国)

オーケストラ賞 コルニリオス・ヴィクトル・ミハイリディス(ギリシャ)

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2024年9月18日

◆2024年「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ヴァイオリン部門、金川真弓が優勝、木村和奏第3位入賞


 ルーマニアのブカレストで開催されているジョルジュ・エネスク国際コンクールのヴァイオリン部門において金川真弓が第1位、並びにジョルジュ・エネスク・ソナタ賞を受賞、また木村和奏も第3位入賞した。

 ヴァイオリンの金川真弓は、ドイツ生まれ。4歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨークを経て12歳でロサンゼルスに移る。ハンス・アイスラー音楽大学で学ぶ。2018年「ロン=ティボー国際音楽コンクール」第2位および最優秀協奏曲賞を受賞、2019年「チャイコフスキー国際コンクール」第4位入賞で、一躍注目を集める。これまでプラハ放送交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団などと共演。2024年「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ヴァイオリン部門で優勝。現在、ベルリンを拠点に演奏活動を展開。

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2024年9月12日

◆「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」チェロ部門、北村 陽が優勝


 ルーマニアのブカレストで開催された「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」チェロ部門で、北村 陽が優勝した。併せて「セバスチャン・アンドローネ・ナカニシ作曲賞」も受賞した。

 北村 陽は、兵庫県出身、2004年生まれの20歳。堤 剛、山崎伸子に師事。2017年「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」優勝、2022年「ハチャトゥリアン国際コンクール」第2位入賞。2023年「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」優勝、「日本音楽コンクール」チェロ部門優勝。2023年よりベルリン芸術大学で学ぶ。

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2024年9月10日

◆第35回「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門賞、ピアニストのマリア・ジョアン・ピレシュが受賞


 「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」(主催:日本美術協会)の音楽部門賞は、ピアニストのマリア・ジョアン・ピレシュが受賞した。

 授賞式典は、11月19日に東京・虎ノ門のオークラ東京で行われる。

 マリア・ジョアン・ピレシュ(1944年生まれ)は、ポルトガル、リスボン出身。1953年から1960年までリスボン大学で作曲・音楽理論・音楽史を専攻。その後、西ドイツに留学し、ミュンヘン音楽アカデミーで学ぶ。1970年に、ブリュッセルで開かれた「ベートーヴェン生誕200周年記念コンクール」で優勝。1970年代には、デンオンと契約して日本においてモーツァルトのソナタ全集を録音している。1986年ロンドン・デビュー、さらに1989年ニューヨーク・デビューを果たす。室内楽演奏にも力を入れ、1989年より、フランス人ヴァイオリニストのオーギュスタン・デュメイと組んで演奏や録音を続けた。モーツァルトのピアノソナタ全集の録音により、1990年「国際ディスク・グランプリ大賞」CD部門を受賞。同年クラウディオ・アバド指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演してザルツブルク復活祭音楽祭にもデビュー。 2008年8月~12月、NHK教育テレビの番組「スーパーピアノレッスン」の講師を務めた。2018年をもって現役から引退し、以後は後進の育成に尽力している。現在、ブラジル・バイーア州サルヴァドールに在住。

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2024年9月07日

◆「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ビオラの笠井大暉とDuo Droom-Kunstが優勝


 オーストリア南部ペルチャッハで行われた「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ビオラ部門で、笠井大暉(25歳)が1位、田畑音葉(24歳)が3位、ヴァイオリン部門で東亮汰(25歳)が2位、ピアノ部門の葛原寛が第3位、室内楽部門のDuo Droom-Kunst(菊野惇之介<ピアノ>/吉村美智子<ヴァイオリン>)が第1位、Duo Suono(佐藤大樹<ピアノ>/和久井映見<ヴァイオリン>)が第2位に入賞した。
 

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2024年9月01日

◆第22回「東京音楽コンクール」声楽部門、小川栞奈(ソプラノ)が優勝


 第22回「東京音楽コンクール」声楽部門は、小川栞奈(ソプラノ)が優勝した。

                     ◇

【第22回「東京音楽コンクール」 声楽部門 本選結果】

  第1位 小川栞奈(ソプラノ)

  第2位 砂田愛梨(ソプラノ)

  第3位 山田知加(ソプラノ)

  入選 ノ・グァングン(バス)
     市川敏雅(バリトン)

  聴衆賞 小川栞奈(ソプラノ)

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2024年8月30日

◆第22回「東京音楽コンクール」弦楽部門、金子芽以(ヴァイオリン)が優勝


 第22回「東京音楽コンクール」弦楽部門は、金子芽以(ヴァイオリン)が優勝した。

                     ◇

【第22回「東京音楽コンクール」 弦楽部門 本選結果】

  第1位 金子芽以(ヴァイオリン)

  第2位 平井美羽(ヴァイオリン)

  第3位 山本大(チェロ)

  入選 栗原壱成(ヴァイオリン)

  聴衆賞 金子芽以(ヴァイオリン)

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2024年8月29日

◆第22回「東京音楽コンクール」金管部門、東川理恩(トランペット)が優勝


 第22回「東京音楽コンクール」金管部門は、東川理恩(トランペット)が優勝した。

                     ◇

【第22回「東京音楽コンクール」 金管部門 本選結果】

第1位 東川理恩(トランペット)

第2位 福島莉那(トロンボーン)

第3位 白井翼(テューバ)
    パブロ・ティティアイエフ(トロンボーン)
    多田凌吾(ホルン)

入選 西村大地(トランペット)

聴衆賞 東川理恩(トランペット)

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2024年8月22日

◆第48回「ピティナ・ピアノコンペティション」、南 杏佳がグランプリ受賞


 第48回「ピティナ・ピアノコンペティション」(主催:全日本ピアノ指導者協会<PTNA=ピティナ>)の特級ファイナルがサントリーホールで行われ、南 杏佳がグランプリを獲得した。

  グランプリ:南 杏佳

 南 杏佳は、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻を卒業後、ボストン音楽院にて修士課程、Graduate Performance Diploma課程を修了。幼少期を米国ボストンにて過ごす。PTNAピアノコンペティション、C級全国大会ベスト賞、Jr.G級、F級全国大会入選、G級全国大会ベスト賞。堺国際ピアノコンクール、C級第1位、D級第2位、E級第1位、一般部門第1位ならびにオーディエンス賞。全日本学生音楽コンクール小学生の部大阪大会本選第1位、全国大会第3位。2024年ルイスヴィル湖国際ピアノコンクールにて第3位受賞。

  銀賞:山本悠流

  銅賞:塩﨑基央

  入選:大山桃暖

  聴衆賞

    1位:南 杏佳
    2位:山本悠流
    3位:塩﨑基央
    4位:大山桃暖

  オンライン聴衆賞

    1位:塩﨑基央
    2位:津野絢音
    3位:渡邊さくら
    4位:南 杏佳
    5位:山本悠流
    6位:工藤桃子
    7位:大山桃暖

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