2024年10月28日
第93回日本音楽コンクールバイオリン部門本選が10月27日(日)に行われ、栗原壱成が優勝した。
第1位 栗原 壱成
第2位 金子 芽以
第2位 中原 梨衣紗
第4位 垣内 絵実梨
岩谷賞(聴衆賞) 金子 芽以
本選の模様は、下記の日程で放送される。
◆NHK-FM ラジオ 11月14日(木)19:30~21:10
◆テレビ放送・NHK Eテレ ドキュメンタリー
12月中旬に放送予定
・NHK BS「クラシック俱楽部」
BS2K、BSプレミアム4K
いずれも12月に放送予定
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2024年10月27日
2024年度の文化勲章にチェリストの堤 剛が受賞、文化功労者に作曲家の近藤 譲とメゾ・ソプラノ歌手の藤村実穂子が選ばれた。
【文化勲章】
チェロの堤 剛(1942年生まれ)は、桐朋学園で斎藤秀雄に師事し、桐朋学園高校音楽科卒業後にインディアナ大学へ留学しヤーノシュ・シュタルケルに師事。1963年よりシュタルケルの助手を務める。1957年第26回「日本音楽コンクール」チェロ部門第1位と特賞、1963年「ミュンヘン国際音楽コンクール」第2位、「ブダペスト国際音楽コンクール」第1位。現在、桐朋学園大学院大学教授、サントリー音楽財団理事長、サントリーホール館長、霧島国際音楽祭音楽監督を務める。2009年紫綬褒章受章、2013年文化功労者、2016年毎日芸術賞受賞。2024年文化勲章受章。
【文化功労者】
作曲家の近藤 譲(1947年生まれ)は、日本の現代音楽の作曲家、音楽評論家。東京都出身。1972年、東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業。ロックフェラー三世財団フェローシップにより、1977年から1978年にかけてニューヨークに滞在。1979年、カナダ政府の招きにより、ヴィクトリア大学にて講義。東京芸術大学、エリザベト音楽大学、お茶の水女子大学の各所で教鞭をとり、川島素晴やペーター・ガーンほかの弟子を育てた。1986年、イギリス政府フェローシップによりロンドンに滞在。ケルン大学の音楽学研究室で故シュトックハウゼンに代わって現代音楽の講義の招待を受ける。1987年、アメリカ合衆国コネチカット州、ハートフォード大学音楽学部にて、レジデントアーティスト。ドナウエッシンゲン音楽祭作曲夏期講習会においても講義を行う。お茶の水女子大学副学長を務める。これまでに160曲以上の作品を出版しており、編成はソロからオーケストラ、合唱、邦楽、舞台作品に渡る。2020年第74回「毎日出版文化賞」特別賞、2024年「サントリー音楽賞受賞。2024年文化功労者。
メゾ・ソプラノの藤村実穂子は、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了後、ミュンヘン音楽大学大学院に留学。在院中に「ワーグナー・コンクール」(バイロイト)で事実上の優勝、「マリア・カナルス・コンクール」優勝など数々の国際コンクールに入賞後、オーストリア第二のオペラハウス、グラーツ歌劇場の専属歌手として、幅広いメゾのレパートリーを歌う。2002年「バイロイト音楽祭」にデビュー(主役級としては日本人初)を果たす。この直前にもミュンヘン国立歌劇場の「ミュンヘンオペラフェスティバル」のオープニングとなる新演出 「ワルキューレ」の初日にもフリッカ役で出演したことで国際的な注目を集める。以来ミラノスカラ座、バイロイト音楽祭、ウィーン国立歌劇場などに出演。2002年「出光音楽賞」、2003年第54回「芸術選奨」文部科学大臣新人賞、2007年第37回「エクソンモービル」音楽賞洋楽部門奨励賞、2012年度「サントリー音楽賞」、2014年「紫綬褒章」をそれぞれ受賞(章)。2024年文化功労者。
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2024年10月26日
第93回日本音楽コンクールピアノ部門本選が10月26日(土)に行われ、竹田 理琴乃が優勝した。
第1位 竹田 理琴乃
第2位 荒川 浩毅
第3位 南 ことこ
第4位 山﨑 夢叶
岩谷賞(聴衆賞) 竹田 理琴乃
本選の模様は、下記の日程で放送される。
◆NHK-FM ラジオ:11月13日(水)19:30~21:10
◆テレビ放送:・NHK Eテレ ドキュメンタリー 12月中旬に放送予定
・NHK BS「クラシック俱楽部」 BS2K、BSプレミアム4K
いずれも12月に放送予定
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2024年10月25日
第93回「日本音楽コンクール」トランペット部門本選が10月25日(金)に行われ、鈴木璃穂が優勝した。
第1位 鈴木璃穂
第2位 関根美羽
第3位 犬飼伸紀
第4位 村田尚平
第5位 平山あかり
岩谷賞(聴衆賞) 鈴木璃穂
本選の模様は、下記の日程で放送される。
◆NHK-FM ラジオ 11月12日(火)19:30~21:10
◆テレビ放送 ・NHK Eテレ ドキュメンタリー 12月中旬に放送予定
・NHK BS「クラシック俱楽部」、BS2K、BSプレミアム4K
いずれも12月に放送予定
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2024年10月25日
第93回「日本音楽コンクール」声楽部門本選が10月24日に行われ、竹田舞音が優勝した。
第1位 竹田 舞音
第2位 櫻井 愛子
第3位 田中 雅史
第4位 寺島 弘城
第5位 新堂 由暁
岩谷賞(聴衆賞) 櫻井 愛子
本選の模様は、下記の日程で放送される。
◆NHK-FM ラジオ:11月11日(月)19:30~21:10
◆テレビ放送:NHK Eテレ ドキュメンタリー 12月中旬に放送予定
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2024年10月23日
水戸芸術館の館長は、2024年2月に小澤征爾館長が逝去されて以来、不在となっていたが、このたび評論家の片山杜秀氏が11月1日付けで新しい館長に就任することに決定した。
【片山杜秀氏略歴】1963年仙台市生まれ。評論家。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。『音盤考現学』および『音盤博物誌』で吉田秀和賞(2012年から同賞審査委員)、サントリー学芸賞を受賞。『未完のファシズム』で司馬遼太郎賞受賞。著書に『大楽必易―わたくしの伊福部昭伝―』『見果てぬ日本―司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦』『尊皇攘夷―水戸学の四百年―』『平成精神史』等がある。NHK-FM「クラシックの迷宮」のパーソナリティを務めている。
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2024年10月14日
「東京国際指揮者コンクール2024」の本選が10月13日行われ、コギリシャ出身のルニリオス・ヴィクトル・ミハイリディスが優勝した。
◇
第1位 コルニリオス・ヴィクトル・ミハイリディス(ギリシャ)35歳。すでにプロの指揮者として活動。
第2位 ライリー・ホールデン・コート=ウッド(英国)27歳。すでにプロの指揮者としての活動。
第3位 吉﨑 理乃(日本)23歳。東京藝術大学大学院在籍。
入選 岡崎 広樹(日本)25歳。東京藝術大学の声楽科を卒業後、現在、同大学の指揮科在籍。
特別賞・齋藤秀雄賞 吉﨑 理乃(日本)
聴衆賞 ライリー・ホールデン・コート=ウッド(英国)
オーケストラ賞 コルニリオス・ヴィクトル・ミハイリディス(ギリシャ)
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2024年9月18日
ルーマニアのブカレストで開催されているジョルジュ・エネスク国際コンクールのヴァイオリン部門において金川真弓が第1位、並びにジョルジュ・エネスク・ソナタ賞を受賞、また木村和奏も第3位入賞した。
ヴァイオリンの金川真弓は、ドイツ生まれ。4歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨークを経て12歳でロサンゼルスに移る。ハンス・アイスラー音楽大学で学ぶ。2018年「ロン=ティボー国際音楽コンクール」第2位および最優秀協奏曲賞を受賞、2019年「チャイコフスキー国際コンクール」第4位入賞で、一躍注目を集める。これまでプラハ放送交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団などと共演。2024年「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ヴァイオリン部門で優勝。現在、ベルリンを拠点に演奏活動を展開。
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2024年9月12日
ルーマニアのブカレストで開催された「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」チェロ部門で、北村 陽が優勝した。併せて「セバスチャン・アンドローネ・ナカニシ作曲賞」も受賞した。
北村 陽は、兵庫県出身、2004年生まれの20歳。堤 剛、山崎伸子に師事。2017年「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」優勝、2022年「ハチャトゥリアン国際コンクール」第2位入賞。2023年「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」優勝、「日本音楽コンクール」チェロ部門優勝。2023年よりベルリン芸術大学で学ぶ。
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2024年9月10日
「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」(主催:日本美術協会)の音楽部門賞は、ピアニストのマリア・ジョアン・ピレシュが受賞した。
授賞式典は、11月19日に東京・虎ノ門のオークラ東京で行われる。
マリア・ジョアン・ピレシュ(1944年生まれ)は、ポルトガル、リスボン出身。1953年から1960年までリスボン大学で作曲・音楽理論・音楽史を専攻。その後、西ドイツに留学し、ミュンヘン音楽アカデミーで学ぶ。1970年に、ブリュッセルで開かれた「ベートーヴェン生誕200周年記念コンクール」で優勝。1970年代には、デンオンと契約して日本においてモーツァルトのソナタ全集を録音している。1986年ロンドン・デビュー、さらに1989年ニューヨーク・デビューを果たす。室内楽演奏にも力を入れ、1989年より、フランス人ヴァイオリニストのオーギュスタン・デュメイと組んで演奏や録音を続けた。モーツァルトのピアノソナタ全集の録音により、1990年「国際ディスク・グランプリ大賞」CD部門を受賞。同年クラウディオ・アバド指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演してザルツブルク復活祭音楽祭にもデビュー。 2008年8月~12月、NHK教育テレビの番組「スーパーピアノレッスン」の講師を務めた。2018年をもって現役から引退し、以後は後進の育成に尽力している。現在、ブラジル・バイーア州サルヴァドールに在住。
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