クラシック音楽 ニュース


2024年5月02日

◆フジコ・ヘミングが死去(享年92歳)


 ピアニストのフジコ・ヘミングが4月21日死去した。享年92歳。

 フジコ・ヘミングは、日本人の母とロシア系スェーデン人を父としてベルリンに生まれる。10歳から、父の友人だったロシア生まれドイツ系ピアニストのレオニード・クロイツアー(1884年―1953年)に師事。青山学院高等部在学中、17歳でデビュー・コンサートを果たす。また、東京音楽学校(現・東京芸術大学)在学中には、「NHK毎日コンクール」「文化放送音楽賞」など多数受賞。28歳でドイツへ留学。ベルリン音楽学校を優秀な成績で卒業。その後長年にわたりヨーロッパに在住し、演奏家としてのキャリアを積む。1999年2月11日、フジコのピアニストとしての人生の軌跡を描いたNHKのドキュメント番組「フジコ〜あるピアニストの軌跡〜」が放映され、日本で大反響を巻き起こす。その後、発売されたデビューCD「奇蹟のカンパネラ」は、発売後3ヶ月で30万枚のセールスを記録し、異例の大ヒットとなった。第14回日本ゴールドディスク大賞の「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」他各賞を受賞。その後、1999年10月15日の東京オペラシティコンサートホールでの復活リサイタルを皮切りに、本格的な音楽活動を再開し、国内外で活躍した。

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2024年4月25日

◆ヴァイオリニストのHIMARI、2025年3月のベルリン・フィル定期演奏会のソリストに決定


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、2025年3月20日、21日、22日に行われる定期演奏会のヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番に、ヴァイオリニストのHIMARIをソリストに迎えると発表した。

 日本の12歳のヴァイオリニストHIMARIが、クラシック音楽の最高峰のオーケストラベルリン・フィルと共演することで、いよいよ世界の檜舞台への登場となる。

 ヴァイオリンのHIMARI(吉村妃鞠<よしむら ひまり>、2011年生まれ)は、東京都出身。父は作曲家・シンセサイザー演奏家の吉村龍太、母はヴァイオリニストの吉田恭子。3歳からヴァイオリンを始め、6歳でプロのオーケストラと共演を果たす。慶應義塾幼稚舎入学。2018年6歳時に「レオニード・コーガン国際ヴァイオリンコンクール」第1位、同年7歳時に「グリュミオー国際ヴァイオリンコンクール」に最年少で出場し第1位、第15回「リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクール」で史上最年少・特賞グランプリ。このほか「モントリオール国際MINI Violin」「グリュミオー国際」「ポスタッキーニ国際」「シェルクンチク国際コンクール」など、7歳から欧州等のコンクールに挑戦しつづけ、8歳までに39のコンクールで第1位を獲得し、各賞の史上最年少優勝記録を更新し続けた。2019年ザハール・ブロン門下生となる。2021年「慶応義塾塾長賞」を受賞。2022年カーティス音楽院に最年少で合格し、大学生とともに学ぶ。同年より拠点をアメリカ(フィラデルフィア)に移し、現在、国内外で活動中。HIMARIの演奏は、N響オーチャード定期第123回でソリストとして出演した際のYouTube映像が「NHK交響楽団YouTube」上で公開されている。(https://www.youtube.com/watch?v=gLKxCepq6s8&t=46s)

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2024年4月25日

◆山田和樹、2025年6月にベルリン・フィルの定期公演で指揮


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、2025年6月12日、13日、14日のベルリン・フィルの定期公演で山田和樹が指揮すると発表した。

 日本人の指揮者が新たにベルリン・フィルを振るのは、2011年の佐渡裕以来、14年ぶり。

 指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科卒業。1998年横浜シンフォニエッタ音楽監督。2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年~2012年NHK交響楽団副指揮者。2011年「出光音楽賞」受賞。2010年~2017年スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務める。2012年「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。2012年「齋藤秀雄メモリアル基金賞」受賞。2012年「文化庁芸術祭賞新人賞(音楽部門)」受賞。2014年東京混声合唱団音楽監督に就任。2016年東京混声合唱団理事長職を兼務。2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2017年第67回「芸術選奨」文部科学大臣新人賞受賞。2018年読売日本交響楽団首席客演指揮者に就任。2023年バーミンガム市交響楽団首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任。

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2024年4月22日

◆辻井伸行、日本人ピアニストとして初めて「ドイツ・グラモフォン」と専属契約を結ぶ


 ピアニストの辻井伸行が、日本人ピアニストとして初めて、クラシック音楽の名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」と専属契約を結んだ。

 辻井伸行(1988年生まれ)は、東京都出身。2005年第15回「ショパン国際ピアノコンクール」で「ポーランド批評家賞」を受賞。2009年「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝(日本人として初)。2009年文化庁長官表彰(国際芸術部門)、2010年第11回「ホテルオークラ音楽賞」及び第1回「岩谷時子賞」、2013年「日本ショパン協会賞」受賞。2013年イギリス最大の音楽祭「BBCプロムス」に出演し”歴史的成功”と称賛された。作曲家としても注目されており、映画「神様のカルテ」で第21回「日本映画批評家大賞」受賞。

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2024年3月29日

◆2023年度第50回「日本ショパン協会賞」、亀井聖矢が受賞


 2023年度第50回「日本ショパン協会賞」は、亀井聖矢が受賞した。 

 日本ショパン協会賞は、各年におけるピアノ演奏会で、フレデリック・ショパン作品に特に優れた演奏を示したピアニストに贈られる。

 賞の授与式は、5月28日(火)~6月1日(土)「ショパン・フェスティバル2024 in 表参道」の開催期間中に行われる。

 ピアノの亀井聖矢(2001年生まれ)は、愛知県一宮市出身。愛知県立明和高校音楽科2年生終了後、桐朋学園大学初となる「飛び入学特待生」として同校に入学。2019年第88回「日本音楽コンクール」で第1位、第43回「ピティナ・ピアノコンペティション」特級グランプリを受賞し、若手音楽家の登竜門とも言われる2つのコンクールで史上初の同時優勝を飾った。2022年スペイン・バルセロナで開催された第67回「マリア・カナルス国際ピアノコンクール」第3位、同年第16回「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」でセミファイナリスト。同年「ロン=ティボー国際コンクール」でサン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番を弾き優勝、および評論家賞、聴衆賞も同時受賞。2023年第32回「出光音楽賞」受賞。2023年度第50回「日本ショパン協会賞」受賞。

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2024年3月29日

◆第55回(2023年度)「サントリー音楽賞」、作曲家の近藤 譲が受賞


 第55回(2023年度)「サントリー音楽賞」は作曲家の近藤 譲が受賞した。贈賞式は2024年5月13日(月)に行われる。

 近藤 譲(1947年生まれ)は、東京都出身。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。1977~78年ロックフェラー3世財団フェローとしてニューヨークに滞在。1979年カナダ・カウンシルの招きでブリティッシュ・コロンビア州ヴィクトリア大学において客員講師を務める。1986年ブリティッシュ・カウンシル・シニア・フェローとしてロンドンに滞在。1987年米国ハートフォードのハート音楽大学コンポーザー・イン・レジデンス。同年及び2000年英国ダーティントン国際サマースクールで講師を、2015年米国ロチェスター大学イーストマン音楽院において特別客員教授を務めた。

 これまでに、ハーヴァード大学、ニューイングランド音楽院、エディンバラ大学、ヨーク大学、ケルン大学、ハンブルク音楽大学、アムステルダム音楽院等、欧米の多くの大学で自作についての講演を行っている。国内においては、エリザベト音楽大学教授、お茶の水女子大学・大学院教授として、また、東京藝術大学でも長年教鞭をとり、現在、昭和音楽大学教授、お茶の水女子大学名誉教授。
 
 1980年には現代音楽アンサンブル「ムジカ・プラクティカ」を結成し活動、1991年の解散まで音楽監督を務めた。国内外の優れた演奏家や演奏団体、音楽機関から委嘱を受け、独奏曲から室内楽、管弦楽、声楽曲、オペラ、そして電子音楽作品まで、広範にわたる作品を発表。180曲近くにのぼる作品のほとんどが英国のヨーク大学出版(UYMP)から、そして一部がニューヨークのピータース社から出版されている。また、多くの作品の録音が、ALM、フォンテック、ドイツ・グラモフォン、HatHut(スイス)、Wergo(ドイツ)等のレーベルからリリースされている。
 

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2024年3月24日

◆名ピアニストのマウリツィオ・ポリーニが死去(享年82歳)


 名ピアニストのマウリツィオ・ポリーニが3月23日、イタリア北部ミラノの自宅で死去した。享年82歳。

 マウリツィオ・ポリーニは、イタリア、ミラノ出身。1957年15歳で「ジュネーブ国際コンクール」第2位。1960年18歳で第6回「ショパン国際ピアノコンクール」審査員全員一致で優勝し、一躍国際的な名声を勝ち取る。その後10年近く、表だった演奏活動から遠ざかる。1968年に演奏活動に復帰。現役では最も高い評価を受けているピアニストの一人であった。演奏の正確さから「精密機械」とも称された。 2014年に完成したポリーニによるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集は、全集の完成までに39年を要した。そして近年、新たなベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の再録音に取り組んでいた。1974年に初来日して以降、たびたび日本も訪れていた。2010年高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)受賞。

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2024年3月13日

◆第33回「出光音楽賞」 、戸澤采紀(ヴァイオリン)、前田妃奈(ヴァイオリン)、務川慧悟(ピアノ)が受賞


 第33回「出光音楽賞」は、戸澤采紀(ヴァイオリン)、前田妃奈(ヴァイオリン)、務川慧悟(ピアノ)の3名が受賞した。

 今後、授賞式と受賞者による「出光音楽賞受賞者ガラコンサート」(日時・会場未定)を開催し、その模様はテレビ朝日系「題名のない音楽会」で放送予定。

                        ◇

 ヴァイオリンの戸澤采紀(2001年生まれ)、東京都文京区出身。第85回「日本音楽コンクール」最年少優勝、「ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクール」第2位(最高位)、「ポセール財団コンクール」優勝、「ペーターローネフェルト賞コンクール」優勝、「インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール」セミファイナリスト。クフモ室内楽音楽祭オレグ・カガンメモリアルファンドスカラシップ受賞。江副記念リクルート財団第48回奨学生。2019年度東京藝術大学宗次德二特待奨学生。2021年度青山音楽財団奨学生。2023年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。2023年度第33回青山音楽賞新人賞受賞。2022年1月にデビュー盤「戸澤采紀 IN CONCERT」が発売され、レコード芸術にて特選盤を受賞。東京藝術大学入学後、2021年秋に渡独、現在リューベック音楽大学でダニエル・ゼペック氏に師事。これまでにローザンヌ室内管弦楽団、リューベック・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京日本フィルハーモニー交響楽団など国内外のオーケストラと共演。

 ヴァイオリンの前田妃奈(2002年生まれ)は、大阪府豊中市出身。2022年第16回「ヘンリク・ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクール」で優勝し、国際的に注目を集める。「ヘンリク・ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクール」では、ヴィエニアフスキ・コンチェルト賞、カプリス賞、ソナタ賞、ベートーヴェン・ブラームス作品賞の4つの特別賞を受賞。東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。2019年第88回「日本音楽コンクール」第2位及び岩谷賞(聴衆賞)、2020年第18回「東京音楽コンクール」弦楽部門第1位及び聴衆賞受賞。ほかにも「クロスターシェーンタール国際ヴァイオリンコンクール」第1位、「クロンベルクアカデミースカラシップ賞」「霧島国際音楽祭賞」「松方ホール音楽賞奨励賞」など、国内外のコンクール、オーディション、マスタークラスでの受賞多数。2022年から2023年には、東京、大阪をはじめ、世界20カ国、60地域でのリサイタルや各地のオーケストラと共演。令和4年度(2022年度)「大阪文化祭奨励賞」受賞。第25回(2023年度)「ホテルオークラ音楽賞」受賞。

 ピアノの務川慧悟(1993年生まれ)は、愛知県東海市出身。2021年世界三大コンクールの一つである「エリザベート王妃国際音楽コンクール」第3位。2019年フランスで最も権威のある「ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール」にて第2位。長い歴史と伝統のある2つの国際コンクールの上位入賞で大きな注目を集め、現在、日本、ヨーロッパを拠点にソロ、オーケストラとの共演、室内楽と幅広く演奏活動を行っている。バロックから現代曲までレパートリーは幅広く、各時代、作曲家それぞれの様式美が追究された演奏、多彩な音色には定評がある。また現代ピアノのみならずフォルテピアノでの奏法の研究にも取り組んでいる。東京藝術大学1年在学中の2012年、第81回日本音楽コンクール第1位受賞を機に本格的な演奏活動を始める。2014年パリ国立高等音楽院に審査員満場一致の首席で合格し渡仏、第3課程ピアノ科(Diplôme d’Artiste Interprète)、室内楽科を修了し、現在は同音楽院フォルテピアノ科に在籍し、研鑽を積んでいる。2022年「ラヴェル:ピアノ作品全集」をリリース。なおこのアルバムは2024年2月にヨーロッパでもリリース。

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2024年3月06日

◆N響のコンサートマスター、篠崎史紀(特別)/郷古 廉(第1)/川崎洋介(ゲスト)の新布陣に


 NHK交響楽団は、2024年4月から下記のコンサートマスター体制で臨む。

   特別コンサートマスター 篠崎史紀

   第1コンサートマスター 郷古 廉

   ゲスト・コンサートマスター 川崎洋介

 1997年4月より「コンサートマスター」、2000年4月より「第1コンサートマスター」を務め、長年N響の顔としての重責を担ってきた篠崎史紀は、引き続き「特別コンサートマスター」 として活動を続ける。

 2022年4月より「ゲスト・アシスタント・コンサートマスター」、2023年4月より「ゲスト・コンサートマスター」を務めた郷古廉は、今後「第1コンサートマスター」として、新しい時代のN響をリードする。

 また、カナダ・オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団のコンサートマスター、川崎洋介を、新たに「ゲスト・コンサートマスター」として迎えることになった。

 なお、2015年から「コンサートマスター」を務めてきた伊藤亮太郎は、契約期間満了により、2024年3月末で退任する。

                        ◇

 第1コンサートマスターの郷古 廉は、1993年12月2日生まれ。宮城県多賀城市出身。2006年第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。2013年8月ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。2007年12月のデビュー以来、全国各地のプロ・オーケストラと共演。共演指揮者にはゲルハルト・ボッセ、フランソワ=グザヴィエ・ロト、トゥガン・ソヒエフ、秋山和慶、井上道義、尾高忠明、下野竜也各氏など。これまでに勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。国内外の音楽祭でジャン・ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコ各氏のマスタークラスを受ける。使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。個人の所有者の厚意により貸与される。2019年第29回出光音楽賞受賞。2022年4月よりNHK交響楽団ゲスト・アシスタント・コンサートマスターに就任、同年7月に開催された「Music Tomorrow 2022」において、イラン・ヴォルコフ指揮のもと細川俊夫作曲のヴァイオリン協奏曲「ゲネシス〈生成〉」の日本初演で独奏を務めた。2023年4月よりゲスト・コンサートマスターを経て、2024年4月、第1コンサートマスターに就任。

 ゲスト・コンサートマスターの川崎洋介は、ニューヨーク出身。6歳で父・川崎雅夫と五嶋節にヴァイオリンの手ほどきをうける。その後ジュリアード音楽院で学び、ドロシー・ディレイ、ヒョー・カンらに師事。水戸室内管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどでコンサートマスターを務め、2007年カナダ・オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団のコンサートマスターに就任し、現在もその地位にある。ソリスト、室内楽奏者としては小澤征爾、ピンカス・ズーカーマン、ヨーヨー・マらと共演し、カーネギー・ホールやコンセルトヘボウの舞台に立った。現在、カルテットAT水戸、トリオ・インクのメンバー。アフィニス音楽祭音楽監督、ブルガリアの「オフ・ザ・ビートゥン音楽祭」芸術顧問も務める。N響で初めてコンサートマスターを担ったのは2023年6月、ジャナンドレア・ノセダ指揮の定期公演。2024年4月、N響ゲスト・コンサートマスターに就任。

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2024年2月23日

◆ヴィオラの今井信子、日本芸術院会員に選ばれる


 日本芸術院は2月22日、芸術活動で優れた功績があったとして、合計12人を新会員に選んだ。

 洋楽では、ヴィオラの今井信子が選ばれた。

 ヴィオラの今井信子(1943年生れ)は、東京都出身。桐朋学園大学で室内楽を齋藤秀雄に師事。1967年「ミュンヘン国際音楽コンクール」、1968年「ジュネーブ国際音楽コンクール」で最高位に入賞。1992年からは東京で教育的音楽祭「ヴィオラスペース」を開催。2013年「旭日小綬章」受章。「サントリー音楽賞」受賞。「東京国際ヴィオラコンクール」審査委員長として後進の育成にも尽力。

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