2025年4月25日
第51回(2024年度)「日本ショパン協会賞」(主催:日本ショパン協会)は、牛田智大が受賞した。
日本ショパン協会賞は、各年におけるピアノ演奏会で、ショパンの作品に特に優れた演奏を示したピアニストに贈られる。
ピアノの牛田智大(1999年生れ)は、福島県いわき市で生まれ、6歳まで上海で育つ。モスクワ音楽院で学ぶ。2008年から2012年にかけて開催された「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」において、史上初となる5年間続けての第1位を受賞。2012年京オペラシティにおいてデビューリサイタルを行う。また、日本人クラシックピアニストとしては史上最年少の12歳でデビューCDアルバム「愛の夢」を発表し、好評を博す。2015年「愛の喜び」、2016年「展覧会の絵」、2019年「ショパン:バラード第1番、24の前奏曲」、2022年「ショパン・リサイタル2022」は続けてレコード芸術特選盤に選ばれている。東シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン室内管(2014年)、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管(2015年/2018年)、小林研一郎指揮ハンガリー国立フィル(2016年)、ヤツェク・カスプシク指揮ワルシャワ国立フィル(2018年)、トマーシュ・ブラウネル指揮プラハ交響楽団(2024年)各日本公演のソリストを務めたほか、全国各地での演奏会で活躍。2012年第16回「浜松国際ピアノアカデミーコンクー」第1位、2018年「浜松国際ピアノコンクール」で日本人歴代最高位の第2位、ワルシャワ市長賞と聴衆賞も受賞。2019年第29回「出光音楽賞」受賞。その音楽性を高く評価され、2025年9月には、アンナ・スウコフスカ=ミゴン指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団日本公演のソリストとして7公演に出演。このほか、英国で開催された「リーズ国際ピアノ・コンクール」では聴衆賞を受賞。2025年「日本ショパン協会賞」受賞。