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2025年7月08日

◆角野隼斗、2025年「レナード・バーンスタイン賞」を受賞


 ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭は、2025年の「レナード・バーンスタイン賞」を角野隼斗に授与すると発表した。

 受賞者コンサートは、同音楽祭期間中の7月18日にリューベックで行われる。

 「レナード・バーンスタイン賞」は、2002年の創設。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭が始まった翌年 1987年に、オーケストラアカデミーがレナード・バーンスタインによって創設され、これが「バーンスタイン賞」の由来となった。これまでにラン・ラン、アリサ・ワイラースタイン、エミリー・ダンジェロらが受賞している。

 角野隼斗は、2025年にドイツのクラシック音楽界で最も権威ある音楽賞「オーパス・クラシック賞 2025」優秀若手アーティスト賞および優秀ライブ・パフォーマンス賞(ソリスト部門)の2部門で受賞(単一アーティストによる同時2部門受賞は史上初の快挙)しており、これに続く受賞。

 ピアノの角野隼斗(1995年生まれ)は、千葉県八千代市出身。2014年に開成高校から東京大学理科一類に進学。東京大学大学院進学後は情報理工学系研究科創造情報学専攻にて機械学習を用いた自動採譜と自動編曲について研究。2018年ピティナ・ピアノコンペティション(PTNA/ピティナ)特級グランプリを受賞。これにより音響工学研究者に加え音楽家になる決意を固め、プロピアニストとして活動を始める。2018年フランス音響音楽研究所 (IRCAM) に留学し、音楽情報処理の研究に従事。2018年第42回「ピティナ・ピアノコンペティション」特級グランプリ、文部科学大臣賞およびスタインウェイ賞を受賞。2019年に東大POMPの先輩らと男女混成6人のシティソウルバンド「Penthouse」を結成し、Cateen名義でPf.(ピアノ/キーボード)を担当。同年「リヨン国際ピアノコンクール」第3位。2020年東京大学総長大賞を受賞し、大学院(修士課程)を修了。2021年第18回「ショパン国際ピアノコンクール」3次予選進出(セミファイナリスト)。2025年ドイツのクラシック音楽界で最も権威ある音楽賞「オーパス・クラシック賞 2025」優秀若手アーティスト賞および優秀ライブ・パフォーマンス賞(ソリスト部門)の2部門で受賞。単一アーティストによる同時2部門受賞は史上初の快挙。 2025年「レナード・バーンスタイン賞」(主催:ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭)受賞。自身のYouTubeチャンネルでは「Cateen かてぃん」名義で活動し、チャンネル登録者数は100万人、総再生回数は1億1600万回を超えている。

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