クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2014年 5月

2014年5月27日

◆2014年度「武満徹作曲賞」、第1位に大胡 恵


 2014年度「武満徹作曲賞」は、5月25日、東京オペラシティコンサートホールにおいて本選演奏会が行われ、大胡 恵が第1位を獲得した。

【受賞者】

第1位 大胡 恵(日本)
 北之椿 ─ 親和性によるグラデイション第2番 ─

第2位 ジョヴァンニ・ダリオ・マンジーニ(イタリア)
 かくて海は再び我らを封じた

第3位 ティモ・ルートカンプ(ドイツ)
 ブラック・ボックス

【審査員】

ペーテル・エトヴェシュ(ハンガリー)

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2014年5月25日

◆本場イタリアの音楽を届けるエメラルドフィルハーモニー交響楽団の第1回定期演奏会、7月15日に開催


 本場のイタリア音楽を届けることを目標に日本の若手演奏家が結成したエメラルドフィルハーモニー交響楽団の第1回定期演奏会が、2014年7月15日、横浜みなとみらいホールおいて、指揮ジョアッキーノ ペンサート、コンサートミストレス会田莉凡、ソプラノ二宮望実で開催される。

 同楽団は、現在、イタリア・パルマ国立音楽院で常任指揮者として活躍中のジョアッキーノ・ペンサートが、日本でもこの感動を伝えたいという思いから呼び掛け、ヴァイオリンの会田莉凡が日本国内で活躍する有望な若手演奏家を集め、40名で結成された。

 音楽愛好家から、クラシックを初めて聴く人々まで、最初から最後まで気軽に、純粋に音楽を楽しめることを目標に置いている。

 指揮のジョアッキーノ・ペンサートは、イタリア出身。パレルモ国立音楽院、パルマ国立音楽院大学院指揮科を卒業。 2004年第4回シチリアRassegna宗教曲コンクールにて作曲者、指揮者として優勝。ロンドン コヴェントガーデン指揮コンクール第2位。現パルマ国立音楽院オペラ指揮者。

 ヴァイオリン&コンサートミストレスの会田莉凡は、 2010年第6回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位、併せて全部門最優秀賞。2012年第1回秋吉台音楽コンクール弦楽器部門第2位(最高位)、併せて全部門最優秀賞にあたる山口県知事賞を受賞。同年、第81回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第1位、併せて全部門の中で最も印象的だった演奏に贈られる増沢賞、レウカディア賞、黒柳賞、鷲見賞を受賞。

 第1回定期演奏会のプログラムは次の通り。

<第一部>

 ① モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」序曲

  ② モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら ケルビーノのアリア」

  ③ モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」より「愛の神よ 伯爵夫人のアリア」

  ④ モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番

<第二部>

 ⑤ ヴェルディ:オペラ「椿姫」序曲

  ⑥ ヴェルディ:オペラ「椿姫」より「不思議だわ!~ああ、そはかの人か~花から花へ」

  ⑦ メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」

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2014年5月22日

◆ピアニストの野島 稔が「日本芸術院賞」を受賞


 日本芸術院は、2013年度「日本芸術院賞」の受賞者に、ピアニストの野島 稔氏(68歳)など4人を選んだ。授賞式は、7月1日に東京の帝国ホテルで行われる。

 野島 稔氏の選定理由は、国内外での正統派ピアニストとしての演奏と後進の育成。

 野島 稔氏は、神奈川県横須賀市出身。桐朋学園大学で学ぶ。1966年より旧ソ連の招きでモスクワ音楽院に留学し、レフ・オボーリンに師事。1969年、第3回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに第2位。翌年カーネギーホールにおいて米国デビューを果たす。それ以後、日本とアメリカで演奏活動を展開する。現在、仙台国際音楽コンクールのピアノ部門で審査委員長を務めるほか、2006年には横須賀芸術劇場において「野島稔ピアノコンクール」を創設し、自ら審査委員長を務める。東京音楽大学学長。

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2014年5月02日

◆指揮者の井上道義、6月末日まで演奏活動を休止


 指揮者の井上道義(満67歳)は、「咽頭癌」であることが判明し、治療に専念するために6月末日まで演奏活動を休止することになった。

 今後の演奏活動への復帰、および、治療と併行しての演奏活動のペース配分などについては、現在では判断できない状況にあるという。

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