クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2017年 12月

2017年12月30日

◆タワーレコード、2017年「クラシック輸入盤TOP40」「クラシック話題盤10選」「タワーレコード企画盤TOP20」発表


 タワーレコードは、2017年タワー・オンライン、クラシカルで売れた輸入盤のTOP40と、話題となった国内・話題盤10タイトル&関連アイテム、そして、タワーレコード企画盤TOP20を発表した。

【クラシック輸入盤TOP40】

 <第1位>
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、チェコ・フィル
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番

<第2位>
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番&第21番

<第3位>
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)、ミュンヘン・フィル
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

<第4位>

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
パブロ・エラス=カサド(指揮)、フライブルク・バロック・オーケストラ
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、交響曲第5番、他

<第5位>
テオドール・クルレンツィス(指揮)、ムジカエテルナ
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

<第6位>
ロストロポーヴィチ(指揮)、ロンドン・フィル、他
チャイコフスキー:交響曲全集(6枚組)

<第7位>
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
幻想ポロネーズ、舟歌~ショパン後期作品集

<第8位>
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)、サラゴン弦楽四重奏団
フランク:ヴァイオリン・ソナタ、ショーソン:コンセール

<第9位>
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ベートーヴェン:交響曲全集(5枚組)

<第10位>
加藤訓子(マリンバ)
J.S.バッハ:マリンバのための無伴奏作品集(2枚組)

【クラシック話題盤10選】

<第1位>
ビューティフル・クラシカル・メロディーズ(3枚組)

<第2位>
サラ・オレイン
ANIMA

<第3位>
蜜蜂と遠雷 音楽集

【タワーレコード企画盤TOP20】

<第1位>
カール・ベーム(指揮)、ウィーン・フィル
モーツァルト:交響曲集(第29,35,38,39,40,41番)、他(3枚組SACDハイブリッド)

<第2位>
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ベンジャミン・ブリテン(指揮)、イギリス室内管弦楽団
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番・27番(SACDハイブリッド)

<第3位>
ジョージ・セル(指揮)、クリーヴランド管弦楽団
ブラームス:交響曲全集+ブラームス:交響曲第1番(57年録音)(2017年DSDリマスター)

<第4位>
ピエール・フルニエ(チェロ)
ジョージ・セル(指揮)、ベルリン・フィル、他
ドヴォルザーク&エルガー:チェロ協奏曲

<第5位>
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)、ウィーン・フィル、他
ベートーヴェン:交響曲全集(第1-9番「合唱」)

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2017年12月27日

◆平成29年度(第72回)「文化庁芸術祭賞」発表


 平成29年度(第72回)「文化庁芸術祭賞」が発表された。クラシック音楽関連は次の通り。

【音楽部門】

<優秀賞> 

ニッセイ文化振興財団
       (ドボルザーク:歌劇「ルサルカ」の成果)
大阪フィルハーモニー交響楽団
       (第512回定期演奏会<エリシュカのオール・ドヴォルザーク・プログラム>の成果)
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
       (歌劇「ノルマ」<マリエッラ・デヴィーアら主役級3人をイタリアから招聘>の成果)

<新人賞> 

若林かをり
       (フルートによる現代の独奏演奏会「フルーティッシモ!<vol.5>」の成果)
末廣亜矢子
       (関西二期会の歌劇「魔弾の射手」におけるエンヒェンの成果)

【レコード部門】

<優秀賞> 

日本アコースティックレコーズ
        (漆原啓子のヴァイオリン,ヤコブ・ロイシュナーのピアノによるモーツァルト:ピアノとヴァイオリン
         のための作品全集)

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2017年12月17日

◆第15回 「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会2017」、小林研一郎指揮岩城宏之メモリアル・オーケストラによって開催


 

 ベートーヴェンの9つの交響曲を連続して演奏する、第15回 「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会2017」が12月31(日)に東京文化会館において、小林研一郎指揮岩城宏之メモリアル・オーケストラによって開催される。

                              ◇

ベートーヴェン:交響曲第1番~第9番  

指揮:小林研一郎

管弦楽:岩城宏之メモリアル・オーケストラ(コンサートマスター:篠崎史紀)

ソプラノ:市原愛
アルト:山下牧子
テノール:笛田博昭
バリトン:青戸知

合唱:武蔵野合唱団 

会場:東京文化会館

日時:2017年12月31(日)  午後0時(午後11時55分終演予定)

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2017年12月16日

◆第19回「ホテルオークラ音楽賞 」、ヴァイオリンの山根一仁と毛利文香が受賞


 第19回「ホテルオークラ音楽賞 」は、ヴァイオリンの山根 一仁と毛利 文香が受賞した。

 「ホテルオークラ音楽賞」は 、ホテルオークラ東京の社会貢献・芸術文化事業の一環として1996年の開業35周年を機に、近年めざましい活躍をされ、さらに将来が嘱望される音楽家を支援・育成するための制度として創設された。

 ヴァイオリンの山根一仁は、1995年生まれ。2014年桐朋女子高等学校音楽科(共学)首席卒業。同大学ソリスト・ディプロマコース全額免除特待生。15年よりドイツ国立ミュンヘン音楽演劇大学に留学。2010年中学3年生で第79回「日本音楽コンクール」第1位、レウカディア賞、黒柳賞、鷲見賞、岩谷賞(聴衆賞)、増沢賞など5つの副賞受賞。2015年第26回「出光音楽賞」受賞。

 ヴァイオリンの毛利文香は、桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース、洗足学園音楽大学アンサンブルアカデミー修了。現在、慶應義塾大学文学部在学中。2012年第8回「ソウル国際音楽コンクール」にて、日本人として初めて、最年少で優勝。2015年第54回「パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール」にて第2位、同年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」にて第6位入賞。2015年より、ドイツ・クロンベルクアカデミーに留学。

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2017年12月14日

◆ウィーン・フィルの「ニューイヤーコンサート2018」、リッカルド・ムーティが指揮


 2018年1月1日、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤーコンサート」は、ウィーン楽友協会において、リッカルド・ムーティの指揮で行われる。リッカルド・ムーティは1993年、1997年、2000年、2004年に続き、今回で5回目のニューイヤーコンサートの指揮を行う。

 指揮のリッカルド・ムーティ(1941年生まれ)はイタリア、ナポリ出身。1967年に若手指揮者のためのグィード・カンテッリ賞を受賞。フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者、フィラデルフィア管弦楽団音楽監督、ミラノ・スカラ座音楽監督、シカゴ交響楽団音楽監督を歴任。ウルフ賞芸術部門、レジオンドヌール勲章シュヴァリエ、レジオンドヌール勲章オフィシエ(2010年)、アストゥリアス皇太子賞芸術部門、旭日重光章を受章。

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2017年12月12日

◆パイプオルガンの冨田一樹、平成29年度「咲くやこの花賞」音楽部門を受賞


 パイプオルガンの冨田一樹が平成29年度「咲くやこの花賞」音楽部門を受賞した。

 冨田一樹は、大阪音楽大学オルガン専攻を最優秀賞を得て首席で卒業。同大学音楽専攻科オルガン専攻を修了。ドイツ・リューベック音楽大学大学院オルガン科修士課程を最高得点で修了。2016年7月、ドイツ-ライプツィヒ第20回「バッハ国際コンクール」オルガン部門で日本人初となる第1位と聴衆賞を受賞。2016年8月、摂津市教育文化功労賞を受賞。バロック音楽を得意とし、国内外で数多くの演奏会に出演。また編曲家、指揮者としても活躍。アンサンブルシータと阪神古楽倶楽部の通奏低音奏者、日本オルガニスト協会会員。

 咲くやこの花賞は、創造的で奨励に値する芸術文化活動を通して、大阪文化の振興に貢献し、かつ将来の大阪文化を担うべき人材(個人または団体)に対し、大阪市が昭和58年度から贈呈している。「美術」「音楽」「演劇・舞踊」「大衆芸能」「文芸その他」の5部門からなり、受賞者は毎年5名以内で、概ね40歳以下。

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2017年12月11日

◆第61回「NHKニューイヤーオペラコンサート」、 ”幻想と現実の間” をテーマに1月3日午後7時から放送


 第61回「NHKニューイヤーオペラコンサート」、“幻想と現実の間”をテーマに、オペラが描くファンタジーの世界、そして現代に生きる私たちが共感できるリアルな情感を伝える。前半は、「フィガロの結婚」「魔笛」など、モーツァルトの7大オペラからの名曲を再構成して作り上げる「モーツァルト・ファンタジー」。モーツァルトが音楽で描く崇高な愛、官能的な愛という二つの世界が交錯する。後半は、2018年没後150年を迎えるロッシーニを初め、ワーグナー、ヴェルディなどの名ナンバー、名アリアをたっぷりと放送する。海外や国内の第一線で活躍する豪華ソリスト陣が出演。

主催:NHK、NHKプロモーション

日時:平成30年1月3日(水) 開演:午後7時、終演:午後9時

会場:NHKホール(東京都渋谷区神南2-2-1)

[ソプラノ]市原愛、大村博美、幸田浩子、小林沙羅、砂川涼子、中村恵理、嘉目真木子、盛田麻央、守谷由香

[メゾ・ソプラノ]小泉詠子、清水華澄、林美智子

[カウンターテナー]藤木大地

[テノール]櫻田亮、笛田博昭、福井敬、藤田卓也、村上敏明

[バリトン]上江隼人、黒田博

[バ  ス]妻屋秀和

[合  唱]新国立劇場合唱団、二期会合唱団、びわ湖ホール声楽アンサンブル、藤原歌劇団合唱部

[管 弦 楽]東京フィルハーモニー交響楽団

[ピ ア ノ]山田武彦

[指  揮]沼尻竜典

[司  会]井上芳雄(俳優)、髙橋美鈴アナウンサー

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2017年12月07日

◆第14回「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」、2018年5月3日~5日に丸ノ内エリアと池袋エリアで開催


 世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」は、第14回「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」と名称を変更し、2018年5月3日(木・祝)~5日(土・祝)に開催される。

 これまでの東京国際フォーラムを中心とする丸ノ内エリアに加え、新たに池袋エリアでも3日間同時開催される。

 2018年のテーマは「UN MONDE NOUVEAU― モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」。雇い主やパトロンの移住、外国での成功を夢見て新しい土地を目指し、母国を離れて外国に移り住んだ作曲家が異文化と出会ったことで生まれた傑作が取り上げられる。

 プログラムの詳細は、2018年2月中旬に発表予定。

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2017年12月05日

◆第24回(2017年度)志鳥音楽賞、熊本シティオペラ協会が受賞


 第24回(2017年度)志鳥音楽賞(主催:クラシック音楽興隆会)は、熊本シティオペラ協会<代表:佐久間伸一>(熊本県上益城郡御船町)が受賞した。

 「熊本シティオペラ協会」は、1987年「ムジカ・ヴィーヴァオペラ研究会」として発足、その後、「熊本シティオペラ後援会」「熊本シティオペラ」と改名、1999年6月以来、現在の「熊本シティオペラ協会」として活動を続けている。

 声楽家・佐久間伸一氏(バス)を中心に、ソリスト会員20名、オーケストラ40名、ピアニスト5名で構成されていて、毎年熊本で本格的なイタリア・オペラ公演を行っている。

 2017年1月9日に復興の祈願をこめて「熊本地震復興応援ニューイヤーコンサート」として「椿姫」を上演し、地元の中学・高校生200名を招待し、公演は大成功を収め、被災地の人たちを力づけた。

 志鳥音楽賞は、地域におけるクラシック音楽の普及・向上、また若手音楽家に発表の機会を広げるための活動をする団体または個人に与えられる。

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2017年12月01日

◆2017年度第55回「レコード・アカデミー賞」、大賞はクルレンツィス指揮ムジカエテルナによる「悲愴」


 2017年度第55回の「レコード・アカデミー賞」(主催:音楽之友社)が決定した。

 大賞にはテオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナによるチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」〔ソニー・ミュージックレーベルズ〕、大賞銀賞にも同じ演奏家たちによるモーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〔ソニー・ミュージックレーベルズ〕、大賞銅賞には「現代曲」部門から初の3賞入賞となる、ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)フィリップ・ジョルダン指揮ウィーン交響楽団、他による21世紀のヴァイオリン協奏曲集〔ワーナー・クラシックス〕がそれぞれ選ばれた。

 詳細は月刊「レコード芸術」1月号に掲載。 

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