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2011年6月19日

◆指揮者の秋山和慶が旭日小綬章、ヴァイオリン奏者の前橋汀子が紫綬褒章を受章


 2011年の春の授賞で、指揮者の秋山和慶が旭日小綬章、ヴァイオリン奏者の前橋汀子が紫綬褒章を受章した。

 秋山和慶は、1941年生まれ。故斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。これまでに第6回サントリー音楽賞(1975年)、芸術選奨文部大臣賞(1995年)、東京交響楽団とともに毎日芸術賞(1994年)、第8回京都音楽賞大賞(1993年)、モービル音楽賞(1996年)、第29回サントリー音楽賞(1997年)などを受賞。2001年11月には紫綬褒章を受章。現在、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団音楽監督・常任指揮者、九州交響楽団首席指揮者・ミュージック・アドヴァイザーを務める。

 前橋汀子は、5歳から小野アンナにヴァイオリンを学び、その後、桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校を通じて斎藤秀雄、ジャンヌ・イスナールに師事。17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念の一環として、日本人初の留学生に選ばれ、ミハイル・ヴァイマンのもとで3年間学んだ。その後、ニューヨーク・ジュリアード音楽院でロバート・マン、ドロシー・ディレイ等の指導を受け、さらにスイスでヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシテインの薫陶を受けた。2004年日本芸術院賞受賞、2007年第37回エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞受賞。現在、大阪音楽大学教授として後進の指導にもあたっている。

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