クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2012年 7月

2012年7月31日

◆第33回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルが8月17日~30日に開催


 第33回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル(音楽監督:西村 朗)が、8月17日~30日に開催される。草津夏期国際音楽アカデミーでは、世界的な演奏家による公開レッスンを8月21日~28日に行う。また、草津夏期国際音楽フェスティヴァルでは、「生誕150周年 C.ドヴュッシーとW.A.モーツァルト」のテーマの下、草津音楽の森国際コンサートホールを会場に開催される。

~オープニング・コンサート~

ドヴュッシー:牧神の午後への前奏曲
ウェーバー:クラリネット・コンチェルティーノOp.26
西村 朗:クラリネットと弦楽のための第1のバルド
ドビュッシー:交響詩「海」

指揮:三ツ橋敬子

管弦楽:群馬交響楽団

クラリネット:カール・ライスター

会場:草津音楽の森国際コンサートホール

日時:2012年8月17日(金) 午後4時

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2012年7月23日

◆東京文化会館の音楽監督に指揮者の小林研一郎が就任


 

 東京文化会館の音楽監督に、指揮者の小林研一郎が7月1日から就任する。

 小林研一郎は、1940年4月9日生まれ。東京藝術大学作曲科および指揮科を卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。ハンガリー国立交響楽団音楽総監督をはじめ、日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督などを歴任。 ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、民間人最高位の「星付中十字勲章」 、2010年にはハンガリー文化大使の称号が授与されている。 現在、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団および名古屋フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者、読売日本交響楽団の特別客演指揮者、九州交響楽団の首席客演指揮者、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院の名誉教授。2011年、文化庁長官表彰を受ける。

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2012年7月17日

◆第10回国際オーボエコンクール・軽井沢が9月30日~10月7日、軽井沢大賀ホールにて開催


 第10回国際オーボエコンクール・軽井沢(主催:ソニー音楽財団)が、9月30日~10月7日、長野県の軽井沢大賀ホールにて開催される。また、10月8日には、上位入賞者&審査委員コンサートが行われることになっている。

 国際オーボエコンクールは、1985年より3年毎に開催している世界でも有数のオーボエ単独の国際コンクール。第7回までは東京において、2006年の第8回からは、長野県の軽井沢大賀ホールにおいて開催している。

 今回の第10回コンクールには27の国と地域より、160名の応募があった。

 第1次予選: 2012年9月30日(日)・10月1日(月)
           ◇第1次予選通過者発表:10月1日(月)
 第2次予選: 2012年10月3日(水)・4日(木)・5日(金)
           ◇第2次予選通過者発表:10月5日(金)
 本選及び表彰式: 2012年10月7日(日)

 上位入賞者&審査委員コンサート: 2012年10月8日(月・祝)

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2012年7月13日

◆第33回霧島国際音楽祭、7月18日から8月5日まで開催


 第33回霧島国際音楽祭(主催:鹿児島県他)が、7月18日(水)から8月5日(日)まで、「霧島国際音楽ホール(愛称:みやまコンセール)」など鹿児島県下の各会場で開催される。

 霧島国際音楽祭は、1975年、来日中のゲルハルト・ボッセ氏 (当時、東独ゲヴァントハウス管弦楽団第一コンサートマスター) に、鹿児島の教育者が講習会開催を持ちかけたことが発端で1980年から毎年開催されてきた。「志があっても留学できない学生のために、優れた音楽家による教育と音楽会を聴ける機会をつくる」ことが目的であった。場所は国立公園に接する温泉観光地・霧島高原が選ばれ、音楽祭の理念には「技術的にも、人間的にも自立できる音楽家を育てること」が掲げられた。市民の献身と音楽家の情熱でスタートした音楽祭は、その後の長期不況の中でも、着実に成長してきた。

 なお、7月29日(日)には、「ゲルハルト・ボッセ名誉音楽監督追悼特別コンサート」が開催されることになっている。ゲルハルト・ボッセ氏は、今年2月1日に90歳で没した。1980年、霧島国際音楽祭を創設し、音楽監督を務め、2001年からは同音楽祭名誉音楽監督に就任した。2011年にはゲヴァントハウス管弦楽団より名誉団員の称号が贈られるなど、世界のクラシック音楽界に大きな足跡を残した。

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2012年7月12日

◆「東京国際ヴィオラコンクール」の入賞者が決まる


 アジア唯一の国際的なヴィオラ単独のコンクールである「東京国際ヴィオラコンクール」の本選の結果が次の通り発表された。

第1位:ウエンティン・カン (中国)

第2位:バーバラ・ブントロック (ドイツ)

第3位: 牧野葵美 (日本)

第4位: アドリエン・ボワソー (フランス)

 東京国際ヴィオラコンクールは、1992年、世界的ヴィオラ奏者・今井信子の提唱により「ヴィオラの礼賛」「優れたヴィオラ作品紹介と新作発表」「若手の育成」の3つをコンセプトにスタートしたヴィオラのための祭典“ヴィオラスペース”の一環として、3年に1度開催するもの。コンクールの入賞者には、翌年以降のヴィオラスペースへの出演が約束される。

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2012年7月08日

◆パーヴォ・ヤルヴィ、N響の首席指揮者に就任


 NHK交響楽団は、2015年9月よりパーヴォ・ヤルヴィを首席指揮者に迎えると発表した。

 契約は2015年9月から3年間で、これに先立ち2015年2月には定期公演に出演することになっている。このほか海外公演も計画されており、N響の世界的評価を高めるものと期待される。

 パーヴォ・ヤルヴィは、1962年、エストニアの首都タリンに生まれる。音楽の名門一家の出身で、父(ネーメ)と弟(クリスティアン)も世界的指揮者として名高い。タリン音楽院で学んだ後、1980年家族で渡米。スウェーデンのマルメ交響楽団首席指揮者、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団首席客演指揮者、シンシナティ交響楽団音楽監督を歴任。

 現在、パリ管弦楽団音楽監督、フランクフルト放送交響楽団音楽監督、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督を務めている。

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2012年7月05日

◆大友直人、群馬交響楽団の次期音楽監督に就任


大友直人が、群馬交響楽団の次期音楽監督に就任する。就任期間は、2013年4月1日から3年間。

大友直人は、桐朋学園大学を卒業後、1986年より1988年まで日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者。1991年より東京交響楽団の正指揮者、2004年より同団の常任指揮者に就任。1995年、京都市交響楽団の正指揮者に就任し、現在、桂冠指揮者。2004年、東京文化会館の音楽監督に就任。

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2012年7月02日

◆パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)、7月5日~31日、札幌市で開催


 パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)が、7月5日~31日、札幌市で開催される。「PMFオープニング・セレモニー&コンサート」は、次の要領で行われる。

<PMFオープニング・セレモニー&コンサート>

日時:2012年7月7日(土) 午後1時
会場:札幌芸術の森・野外ステージ“レナード・バーンスタイン・メモリアル・ステージ”
出演:エイヴィン・グルベルグ・イェンセン(指揮)
   アンドレア・バケッティ(ピアノ)
   PMFヨーロッパ/PMFオーケストラ
曲目:<プレコンサート>
   モーツァルト(セントパーリ編):歌劇「魔笛」からブラス・アンサンブルによる「序曲」
   ワーグナー(ハール編):歌劇「ニュルンベルクのマイスター・ジンガー」第1幕への前奏曲
   チャイコフスキー(セントパーリ編):「眠りの森の美女」から
   <PMFオーケストラによる演奏>
   バーンスタイン:「キャンディード」 序曲
   モーツァルト:ピアノ協奏曲第11番
入場料:無料

 パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)は、世界の若手音楽家の育成を目的とした国際教育音楽祭。20世紀を代表する音楽家、レナード・バーンスタインの提唱で1990年に始まり 、毎年夏、札幌を主会場に開催している。PMFの中心は、世界を代表する音楽家を教授陣に迎え、世界各地のオーディションで選ばれた若手音楽家を育成する教育プログラム「PMFアカデミー」。毎年、緑豊かな札幌芸術の森で、7月の約1ヵ月間、高い技術と豊富な経験を若手音楽家に伝える感動的な指導風景が繰り広げられる。また、世界的レベルの音楽指導を広く一般にも公開する「オープンリハーサル」や「教育セミナー」も開いている。

 なお、このほど、ナクソス・ジャパンの協力を得て、 PMF2012演奏プログラムを無料試聴できる特設ページを開設した。同ページでは、同社が持つミュージック・ライブラリの中から PMFで演奏予定のプログラムと同じ曲を無料で聴くことができる。

  また、「PMFオーケストラ東京公演」が次の要領で開催される。

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
R.シュトラウス:アルプス交響曲

指揮:ファビオ・ルイジ
管弦楽:PMFオーケストラ
ヴァイオリンデイヴィッド・チャン
チェロ:ラファエル・フィゲロア

会場:サントリーホール

日時:2012年7月30日(月) 午後7時

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