クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2012年 11月

2012年11月25日

◆第65回全日本合唱コンクール全国大会の大学部門と一般部門Aグループの審査結果発表


 第65回全日本合唱コンクール全国大会の大学部門・一般部門Aグループが11月24日(土)に富山市芸術文化ホールで行われ、次のように審査結果が発表された。

【大学部門】

<金賞>

東京工業大学混声合唱団コール・クライネス 日本放送協会賞(15年連続金賞受賞)
東北福祉大学混声合唱団 富山市教育委員会賞
関西学院グリークラブ 富山県教育委員会賞(シード合唱団)
都留文科大学合唱団
早稲田大学コール・フリューゲル
福島大学混声合唱団
北海道大学合唱団

<銀賞>

金城学院大学グリークラブ
九大混声合唱団
同志社グリークラブ
金沢大学合唱団
島根大学混声合唱団

<銅賞>

広島大学Vocal Ensemble “DADAN”
和歌山大学アカペラアンサンブル
高知大学合唱団
愛媛大学合唱団
静岡大学混声合唱団

【一般部門Aグループ】

<金賞>

マルベリー・チェンバークワイア
Combinir di Corista 文部科学大臣賞(シード合唱団)
アンサンブルVine 日本放送協会賞
会津混声合唱団
杉並学院・菊華混声合唱団 富山県知事賞

<銀賞>

合唱団まい
ウィスティリア アンサンブル
マルベリー・クワイア
Chœur Chêne
ゾリステン アンサンブル

<銅賞>

Serenitatis Ensemble
女声合唱団ソレイユ
安積合唱協会
混声合唱団ルックスエテルナ

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2012年11月25日

◆第8回浜松国際ピアノコンクール、第1位はイリヤ・ラシュコフスキー (ロシア)


 第8回浜松国際ピアノコンクールの本選が11月24日行われ、イリヤ・ラシュコフスキー (ロシア)が第1位を獲得した。

 第1位・札幌市長賞      イリヤ・ラシュコフスキー (ロシア)
 第2位              中桐 望 (日本)
 第3位               佐藤卓史 (日本)
 第4位              アンナ・ツィブラエワ (ロシア )
 第5位              キム・ジュン( 韓国 )
 第6位              内匠 慧( 日本)
 日本人作品最優秀演奏賞 内匠 慧( 日本)
 奨励賞             アシュレイ・フリップ( イギリス)
 室内楽賞           佐藤卓史 (日本)
 聴衆賞             イリヤ・ラシュコフスキー (ロシア)

 浜松国際ピアノコンクールは、1991年に浜松市制80周年を記念して、楽器と音楽のまちとしての歴史と伝統を誇るにふさわしい国際的文化事業としてスタートし、以後3年毎に開催されている国際的にも高い評価を得ている。

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2012年11月22日

◆新国立劇場、1年間にわたり「2013年ヴェルディ&ワーグナー生誕200年祭」を開催


 新国立劇場は、2013年がヴェルディとワーグナーの2大作曲家の生誕200年に当るところから「2013年ヴェルディ&ワーグナー生誕200年祭」を開催する。

 同音楽祭は、国内外の有数のオペラ団体やオーケストラが集まり、1年間に渡って開催するもの。

 詳細は、12月5日に開催される記者会見で発表される。

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2012年11月16日

◆「ジュネーブ国際音楽コンクール」のピアノ部門で、松下彩が第3位に入賞


 「ジュネーブ国際音楽コンクール」のピアノ部門で、宮崎県出身の松下彩が第3位に入賞した。

 前回ピアノ部門が開催された、一昨年の同コンクールで萩原麻未が優勝しており、ピアノ部門で2回連続して日本人が入賞したことになる。

 第3位に入賞の松下彩は、東京の桐朋学園大学を卒業し、現在はドイツのロストック音楽大学に在籍。

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2012年11月08日

◆N響がザルツブルク音楽祭に初出演


 NHK交響楽団は、2013年8月のヨーロッパ公演で、ザルツブルク音楽祭に初出演することが明らかになった。曲目は、細川俊夫の新作世界初演と武満徹「ノヴェンバー・ステップス」、さらにデュトワが得意の「幻想交響曲」。

 このほかドイツ、イタリアを含め全6都市を訪問する予定(詳細は2013年2月に発表)。

 NHK交響楽団が初めて外国公演を行ったのは、1960年の世界一周旅行で、以来、2012年9月の中国公演に至るまで、訪れた国は延べ98ヶ国、公演数は234に上る。

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2012年11月06日

◆ベトナム国立交響楽団首席指揮者の本名徹次、ベトナム政府から文化功労章を受章


 ベトナム国立交響楽団の首席指揮者である本名徹次は、外国人として初めてベトナム政府より「KY NIEMCHUONG(文化功労章)」を受章した。

 また、ベトナム国立交響楽団は、本名徹次との音楽監督の契約を2017年3月まで延長することを決定したという。2011年にベトナム国立響のアメリカツアーを成功させたのに続き、2013年には、イタリア・ツアーと日本ツアーを予定している。

 本名徹次は、福島県出身。東京藝術大学で学ぶ。。1985年に東京国際音楽コンクールで優勝。1990年にはアルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで2位。1992年ハンガリー・ブダペスト国際指揮者コンクール第1位ならびにバルトーク賞を受賞。第5回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、文化庁芸術選奨・文部大臣新人賞など、これまで数多くの賞を受賞している。

 日本国内では、1995年~2001年大阪シンフォニカー常任指揮者を務める。そして2001年からは、ベトナム国立交響楽団の音楽顧問を務め、2009年には、音楽監督兼首席指揮者に就任した。

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2012年11月06日

◆米国の現代作曲家エリオット・カーターが死去(享年103歳)


 米国の現代作曲家のエリオット・カーターが、ニューヨークで死去した。享年103歳。

 エリオット・カーターは、ハーバード大学で作曲を学ぶ。以後、75年間にわたり作曲活動を続け、158作品を作曲した。

 初期の作風は、新古典主義的であったが、50代からは現代音楽へと変わり、ヨーロッパに紹介されたのは70代。100歳を超えても現役の作曲家として活動していた。

 弦楽四重奏曲第2番(1960年)と同第3番(1973年)で2度ピュリツァー賞を受賞した。

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2012年11月05日

◆ピアニストの木村かをり、旭日小綬章を受章


 ピアニストの木村かをりが、旭日小綬章を受章した。

 木村かをりは、東京芸術大学を経て、パリ国立音楽院に留学。1965年同音楽院を首席で卒業。1967年第1回メシアン現代音楽国際コンクールで第2位に入賞。その後、メシアンならびにイヴォンヌ・ロリオ女史に師事。1976年ACCディスク大賞、第8回(1989年度)中島健蔵音楽賞、1993年第8回京都音楽賞を受賞。

 また、現代音楽でもその音楽性が高く評価され、第50回(1999年度)芸術選奨文部大臣賞、第9回朝日現代音楽賞を受賞。2002年紫綬褒章受章。2003年第34回サントリー音楽賞を受賞。

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2012年11月04日

◆第16回東京国際音楽コンクール<指揮者>、田中祐子、マヤ・メーテルスカ(ポーランド) 、 石﨑真弥奈が入選


 第16回東京国際音楽コンクール<指揮者>の本選が11月4日行われ、田中祐子、マヤ・メーテルスカ(ポーランド) 、 石﨑真弥奈が入選した。

 1位:該当者なし

 2位:該当者なし

 3位:該当者なし

 入選:田中祐子(日本)、マヤ・メーテルスカ(ポーランド) 、石﨑真弥奈(日本)

 特別賞・齋藤秀雄賞:マヤ・メーテルスカ(ポーランド)

 聴衆賞:石﨑真弥奈(日本)

 東京国際音楽コンクールは、1966年より実施され、現在は、3年に一度<指揮>部門を実施している。同コンクール<指揮>は、アジアで唯一の指揮者コンクールであり、今回の開催で16回目を数える世界的な指揮者への登竜門。これまで、毎回世界30を超える国、地域からの応募のもと、審査を勝ち超えた数多くの若き音楽家が、世界の楽壇へと飛翔している。

 これまでの入賞者は、尾高忠明、小林研一郎、井上道義、大野和士、広上淳一、飯森範親、下野竜也、川瀬賢太郎など。

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2012年11月02日

◆作曲家の細川俊夫、紫綬褒章受章


 作曲家の細川俊夫が紫綬褒章を受章した。

 細川俊夫(1955年生まれ)は、広島市安芸区出身。国立音楽大学に入学。1976年から10年間のドイツ留学。ベルリン芸術大学で学ぶ。その間、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団100周年記念作曲コンクールとヴァレンティーノ・ブッキ国際作曲コンクールで第1位を獲得。

 これまで、尾高賞、中島健蔵音楽賞、ラインガウ音楽賞、デュイスブルク音楽賞、ARD-BMWムジカ・ヴィヴァ賞、サントリー音楽賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを授与され、国際的に高い評価を得ている。

 現在、東京音楽大学客員教授、エリザベト音楽大学客員教授。

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