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2013年1月30日

◆第23回新日鉄住金音楽賞、フレッシュアーティスト賞にヴァイオリニストの松田理奈、特別賞にメゾ・ソプラノの栗本尊子

 第23回新日鉄住金音楽賞(旧称・新日鉄音楽賞)のフレッシュアーティスト賞にヴァイオリニストの松田理奈、特別賞にメゾ・ソプラノの栗本尊子が決定した。

 贈呈記念行事は、7月17日に紀尾井ホールで開催される。

 フレッシュアーティスト賞(副賞300万円)の松田理奈は、1985年生まれの神奈川県出身。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースにて研鑽を積み、2006年ドイツ・ニュルンベルク音楽大学に編入。2007年に同大学、2010年には同大学院をそれぞれ首席にて卒業。2004年、第73回日本音楽コンクール第1位。併せてレウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。第12回ホテルオークラ音楽賞、秋吉台音楽アカデミー賞を受賞。

 特別賞(副賞100万円)の栗本尊子は、1920年生まれの福岡県出身。東京音楽学校(現東京芸術大学)卒業。1946年「蝶々夫人」のスズキ役でデビュー以来、バロックから現代作品に至る諸作、さらに邦人作品を中心に、数多くのオペラ公演で主要な役を務め、その大半が日本初演だった。NHK交響楽団の「第九」のソリストをはじめとするコンサートでも活躍。1977年以来、日本歌曲によるリサイタルもしばしば開催している。その一方で、洗足学園大学教授として後進の指導にも情熱を注いでいた。二期会名誉会員。

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