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2017年9月13日

◆「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門、セネガルの作詞家・作曲家・歌手のユッスー・ンドゥールが受賞

 高松宮殿下記念世界文化賞の2017年の受賞者が発表され、音楽部門はセネガルの首都ダカール出身の作詞家・作曲家・歌手のユッスー・ンドゥールが受賞した。

 ユッスー・ンドゥールは、セネガル、ダカール出身の作詞家・作曲家・歌手。グリオ(語り部)の家系に生まれ、12歳から音楽活動を始める。西アフリカ固有のリズム「ンバラ」をモダンにアレンジし、伝統音楽にさまざまな民族音楽や欧米ポップ・ミュージックのエッセンスを取り入れ、1980−90年代の「ワールド・ミュージック」ブームを牽引。

 1985年、ピーター・ガブリエルやポール・サイモンらが参加したアルバム「ネルソン・マンデーラ」で世界的アーティストの地位を築いた。2004年発表のアルバム「エジプト」でグラミー賞受賞。2011年、政治活動に専念するため音楽活動を一時停止したが、2年半後に復帰。日本ではホンダ・ステップワゴンのCMソングで有名だが、2006年に10年振りの来日公演。今年4月、最新アルバム「アフリカ・レック」が日本でも発売された。セネガルから世界文化賞の初受賞。

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